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福祉サービスの第三者評価 受け方・活かし方【保育所版】(第4章-1と2) [2016年04月23日(Sat)]
福祉サービスの第三者評価 受け方・活かし方【保育所版】
https://www.fukushinohon.gr.jp/esp.cgi?_file=book2807&_page=_index&_page2=contents&_page3=detailbook&_sys_id=2807&_class=010101&_category=ISBN978-4-7935-1200-1
第4章 第三者評価の活用方法

1.第三者評価結果の実際 ↓
○ここでは「評価機関の評価結果のとりまとめ」が書かれています。
・訪問調査前の事前準備(基本情報・事前提出資料・保育所HPなどの情報から全体像を把握)→調査員合議(情報の統一、保育所の強みと弱み)→訪問調査(施設見学を通した評価の確認、関係職員へのインタビュー、取り組みの確認、事実に基づいた報告書作成となるように)→訪問調査終了後の合議(調査者間の意見統一)→評価結果とりまとめ合議→評価機関のまとめ→結果の保育所への報告→公表へ
・報告書取りまとめる際のポイント→合議制でまとめる(訪問調査直後、評価チームでの2回目合議、評価機関としての結果報告の決定合議の3段階)→読み手を意識したまとめ(施設の質向上と利用者のサービス選択の観点から)→保育所・利用者・将来の利用者や一般向けの評価コメントを作成→より効果的となるような作成を目指す取り組み。【】【

2.第三者評価の公表と活用
○ここでは、実際の例を参考とした書き方になっています。
・全体の総評(コメント)⇒
【特に評価が高い点】(↓の項目ごとに具体的記述から)
☞保護者とともに子どもを育てることを目指し、さまざまな場面で連携が図られている。
☞常勤職員の定着率が高く、安定した職員集団のもとで日々の保育が展開されている。
☞各保育士意欲向上のために、ストレス対策や専門性を発揮できる場を用意している。
【【改善が求められる点】()
☞苦情解決の仕組みについて、保護者に向けて周知を図っていくことが期待される。
☞保護者に対する言葉遣いについて、職員間で共通理解を図っていくことが望まれる。

・全体の総評に書かれている内容は、保育所運営の「質の向上の観点から」と「改善のきっかけととらえられるよう観点から」に留意しながら双方ともに取り組んでいくことが有効となります。

◆「公表とは」現実を明らかにし、質の向上・改善に取り組むべく目的を持ち、けっかとして地域社会からの「見える化」を促進し、信頼と支持を得られる組織となっていくでしょう。

◆以上で、「福祉サービスの第三者評価 受け方・活かし方【保育所版】」のすべての読み合わせを終わりにします。
全国の保育所等は、「質の向上に取り組むべき」です。「お金が高い」という人がおりますが、タダほどいい加減なものはありません。保護者もよりよいサービスをお金で買う時代です。施設長は自分の仕事の発展に投資してください。質を高路めるために、保育所はそれだけの「覚悟を引き受ける」時代になっています。

最後まで目を通していただきましてありがとうございます。


次回は、「第16回社会保障審議会福祉部会 資料」からになります。
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