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福祉サービスの第三者評価 受け方・活かし方【保育所版】第3章-3 [2016年04月22日(Fri)]
福祉サービスの第三者評価 受け方・活かし方【保育所版】
https://www.fukushinohon.gr.jp/esp.cgi?_file=book2807&_page=_index&_page2=contents&_page3=detailbook&_sys_id=2807&_class=010101&_category=ISBN978-4-7935-1200-1

第3章 保育所版評価基準ガイドラインを読む
3.保育所版内容評価基準ガイドライン↓↓


A−1保育内容

A−1−(1)保育課程の編成
A-1-(1)-@保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて保育課程を編成している。
A−1−(2)環境を通して行う保育、養護と教育の一体的展開
A-1-(2)-@生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。
A-1-(2)-A一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。
A-1-(2)-B子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。
A-1-(2)-C子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。
A-1-(2)-D乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。
A-1-(2)-E3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。
A-1-(2)-F3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。
A-1-(2)-G障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。
A-1-(2)-H長時間にわたる保育のための環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。
A-1-(2)-I小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。
A−1−(3)健康管理
AKA-1-(3)-@子どもの健康管理を適切に行っている。
ALA-1-(3)-A健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。
AMA-1-(3)-Bアレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。
A−1−(4)食事
A-1-(4)-@食事を楽しむことができるよう工夫をしている。
A-1-(4)-A子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。

A−2子育て支援
A−2−(1)家庭との緊密な連携
A-2-(1)-@子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。
A−2−(2)保護者等の支援
A-2-(2)-@保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。
A-2-(2)-A家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。

A−3保育の質の向上
A−3−(1)保育実践の振り返り(保育士等の自己評価)
A-3-(1)-@保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。


◆以上内容項目の細目も載せました。従来の24→20項目の評価細目になっています。
ここでいう保育の質の向上とは、保育士と子どもとのかかわりあいの進化を追求することと、保育士間の情報の共有(子どもの発達段階の共有)を深めあうこと、それに子どもの育ちを支援していくためには、家庭との密なる連携が求められます。定期的なアセスメントが必要になり、発達を促すためには、子どもの安心・安全を最優先にしながら、生活と同じように楽しさを提供するとともに、子どもの育ちを助長するために、どのようにかかわっていくと信頼と他者を理解する思いやりが育っていけるかなどということを考慮することになるでしょう。
第三者評価事業では、「子どもの最優先の利益」の観点からその根拠のデータを探していくことになります。
保育園の質を上げたいと思っていたら、この「第三者評価」と施設サービスの弱みから発生する「苦情解決」を丁寧に取り組んでいく必要があります。

次回は、「第4章-1」になります。
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