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言い方ひとつで[2016年08月30日(Tue)]
言葉使いが悪い。すぐに言い訳をする。他人のせいにする。こんなことではおよそ社会では通用しないと思われます。

私たち支援の現場でも思い当る人がいます。例えば就職を目指している利用者。言葉使いが課題です。「言葉に気をつけよう」と日常的にお伝えしています。

例えば職員が「〇〇さんは言葉使いが悪いから就職できないんですよ」と伝えたとします。〇〇さんはムッとしてしまいます。理解を求めるどころか逆効果の様相です。そりゃそうかもしれませんね。〇〇さんは自分のウィークポイントを自覚している。それを言われることの辛さは想像できますよね。しかも×(できないこと)を二つも一度に指摘されたんですもの。

しかし私たちはついつい否定的な言い方をしてしまうものです。それはどうしてなんでしょうか。はっきり言わなきゃわからない?伝わらない?そりゃあそうかもしれません。でも、はっきり言うから伝わらないということだってあるのかもしれません。だって人間には感情というものがあるのですから。タイミング、言葉尻、言い方、伝えるということは難しいものです。

かたやこれはいかがでしょうか。「良い言葉使いができれば〇〇さんなら就職できますよ」ちょっと勇気が湧いてくるような気がしますね。

「裏を返せば」というちょっとした視点の転換。双方とも同じ意味。言い方を変えることで否定が肯定になる。このようにニュアンスが違うだけで伝わり方も大きく違うことだってあるのですね。
【tani】
今年は特別!夏サロン[2016年08月29日(Mon)]
これまでもお伝えしましたが、グループホーム入居者を対象にして、その親睦を深めるために年間2回土曜サロンを実施しています。ここ数年は春のいちご狩りと、年末の忘年会です。

しかし今年は特別!暑い夏にスタミナをつけて、さらに涼を求めようという企画、「バーベキュー&そうめん流し」を実施しました。

天候にも恵まれ、絶好の行事日和であった昨日、20名を超える入居者がセンターに集まりました。豚肉、鶏肉、牛肉の定番焼肉にお野菜。ごはんもしっかり食べた後、締めは別腹「風流そうめん流し」です。

食べることは何よりも幸せ。野外で食べることもさらに食欲をかきたてます。さらに気の置けない仲間とにぎやかに話すこともまたごちそうです。そんな幸せを分け合える一時は、日中活動や会社などのコミニティとは一味違った味わいがあるというものです。

非日常の心地よさ、気持ちのリフレッシュ、だれしもに必要な生活のディテールです。
【tani】

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やはり無くならない[2016年08月24日(Wed)]
先日厚生労働省より、平成27年度の統計が発表されました。「使用者による障害者虐待の状況」です。ここで言う「使用者」とは障害のある人を雇用している事業主などを総称しています。

27年度一年間で、虐待として通報届出のあった事業所は1325事業所(前年度より34.5%増加)であり、うち使用者による虐待が認められた事業所は507事業所(前年度より69.6%増加)であったとのことです。

平成24年10月に障害者虐待防止法が施行され、通報や届出の件数は年々増加しています。これまで表に出てこなかった虐待事案もこうして表面化することで、社会に認識され改善を見ようものですが、これほどの増加率をみれば、その問題の潜在性に驚かされました。まだまだある、増えるといった状況に危機感を覚えます。

詳細報告の内容では、虐待が認められた事案のうち、経済的虐待が多くを占め、さらにその多くが知的障害のある人となっています。本人の障害に付け込んだ虐待をする人の悪しき心持ちが見え隠れします。

「あってはいけない」けれど「なくならない」

この矛盾は人間の心の表裏によるものでしょうか。その答えは自分の心の中でも見つかるかもしれません。すべての人が今一度、そしてもう一度、さらにこれからも自分の心に警鐘を。
【tani】
就労にもマネジメントを[2016年08月23日(Tue)]
全国手をつなぐ育成会連合会が毎月発行している機関誌「手をつなぐ」、今月号の特集は〜「働きたい」を支える~です。読み応えのある内容でした。ぜひお読みください。

とりわけ特集中の座談会に、障害のある人の就労支援の現状と、今後の就労支援に必要なことが良くまとめられています。

就業・生活支援センターやジョブコーチ、就労移行支援事業など、就労支援制度が整うにつれ企業におけるピアサポートの本来性が薄れてはしまいか。また関係者にその認識はあるのか。時代の潮流とともにハード面の進歩が見られ、働く環境は変わりつつあり、障害のある人が働ける可能性は広がりつつある。社会の変革に支援者は敏感に反応しながら、「働ける力」への着目はできているのか。

社会と当事者の間に立つ、いわゆるソーシャルワークの視点を改めて確認するものです。そして最後に投げかけられているのが、その幹を担う支援者の存在です。

サービス等利用計画をはじめとする福祉側の相談支援は、その人の暮らしをトータルにマネジメントする存在であります、しかし如何せん就労には強くない。働きたいと思った時から、働けるようになるまで。そして働き続けるために、その道のりをずっとサポートできる存在が必要であるとありました。その通りだと思います。

就労移行や、就業・生活支援センターがその役割を果たすには現状難しく、ましてや仕事におけるスキルアップ、身分保障など、就労に関する寄り添いを恒久的に続けて行くことは不可能と言えます。

仕事への望みや願いに寄り添い続けることは、その人の生活全般に関わる「自己実現」と「社会参加」への重要な支援です。支援機関の成熟とともに、担い手の存在が必要であります。
【tani】
お盆休みに思う[2016年08月20日(Sat)]
当センターでは今週初めの15日〜16日休業日としました。日中活動の障害福祉サービス事業所では、お盆の休業をしない事業所も増えてきていると聞きます。それもこれも、開所日を増やそうという経営努力の一つに他なりません。

役所や銀行はお盆の休業をしないわけですが、一般の会社では大中小企業を問わず、おおむねお盆休みがあります。

当センターも夏季健康保持の意味もこめて、毎年お盆は休業しています。「お休みは少しでも長い方がいい!」そんな一般的なご意見を余所に、当センター利用者の中には、「休みいらんわ」と言う声がそこそこ聞かれます。

家にいてもおもしろくない。
やることがない。

仕事ばかりしてても息が詰まる。余暇が充実していなければ仕事にも身が入らない。やや八方ふさがりな状況が垣間見えます。「より豊かに、自分らしく」地域資源と福祉サービスを有意に活用し、その人をトータルに支援する必要があります。そんな人がまだまだたくさんいるということです。

しかし盆休み明けの今週、そして土曜日課の本日。利用者みなさんの元気と笑顔は変わりません。
【tani】
元気の素[2016年08月04日(Thu)]
ウェルシア薬局株式会社。

全国展開をしているドラッグストア「ウェルシア」を運営している会社です。その会社が障害者雇用をすすめるために特例子会社「ウェルシアオアシス」を設置しています。埼玉県の本社を始め、全国に5か所の営業所があります。

先日、そのウェルシアオアシスの求人に対して、当センターの利用者が応募をしました。就労担当スタッフが会社の人事担当の方とお話しさせていただいたところ、障害のある人の自立への熱い思いを感じさせていただいたと言います。

その翌日、スタッフの自宅にウェルシア薬局のチラシが。枠外ではありますが、雇用を通して障害のある人の自立支援への取り組みが表明されていました。

CSR(社会貢献)の取り組みは、今や企業のスタンダードとなっています。障害のある人も働く機会(社会参加)が保障され、経済面も含めて生活が豊かになることを願っておられる企業理念に感銘を受けます。元気の素をいただきました。

社会は変わりつつあります。このような社会の動きを導くために、私たちのソーシャルアクションもさらに力強く!
【tani】

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口腔ケア[2016年08月03日(Wed)]
知的障害のある人は口腔内の衛生を保つことが難しいと言われています。歯磨きの習慣が身についていなかったり、歯磨きはするがしっかりと磨けていなかったりすることが原因です。曰く、若いうちから入れ歯をせざるを得ないなど、歯と歯茎のトラブルはつきものと言えます。

当センター日中活動の利用者は比較的お若い方が多いのですが、昨年の口腔ケアにおいて多くの人に口腔内トラブルが見つかりました。

そこで、今年も堺市のご協力を得て口腔ケアを実施しました。堺市歯科衛生士協会から6名の衛生士さんに来ていただき、口腔内の健康保持について利用者全員へ講義をしていだきました。その後、一人ひとりの口の中を衛生士さんが確認し、歯磨きの仕方をレクチャーしていただきました。

歯磨きの仕方も千差万別で、手鏡にて磨き残しを確認させていただきながら、その部分を磨く方法を教えてもらったり、一人ひとり丁寧に対応いただき、歯磨きの大切さとその方法の理解が深まったことと思います。

後日、個人指導の結果を個別のペーパーでいただけ、それをご家庭へもお伝えし利用者の口腔衛生保持に努めていきたいと思います。
【tani】

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健康に気をつけて、いつものように[2016年08月02日(Tue)]
今日は日課終了の16時から、センターロビーにて全体終礼を行いました。利用者のみなさんへとりたててお知らせすることがある場合に、不定期ではありますが全体終礼を行います。

本日の終礼内容は、ネスト8月プログラムのお知らせ、利用者自治会から交流プログラムのお知らせ、職場実習先の休止のお知らせをお伝えしました。そして先日の神奈川県における殺傷事件について、何ら心配することはないとお話しをしました。

終礼の冒頭、夏バテで食欲は落ちていないかとみなさんにお聞きしたところ、ほとんど手が上がらず、利用者みなさんの元気な様子に安心したところです。栄養士作成食堂設置の夏バージョンポップが功を奏したかもです♪

健康で、穏やかに、いつも通り。
今日も楽しい仲間と、仕事に精を出し、おいしい給食を食べ、前向きに取り組んだ、いつもの通り穏やかな日常が流れましたね。厳しい暑さもこれからが本番。みなさまご自愛ください。
【tani】

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