水と緑の環境ネットワークの会 公式ブログ

2012年10月8日（祝）に開催した『きれいな海で遊び隊 海の恵み 昔ながらの塩づくり体験』活動について報告します。
前日まで雨で開催を心配しましたが、当日は晴天。早朝から準備に入ったスタッフは珍しい青鳩に出迎えてもらいました。

今回は、子ども３１人、大人３６人、合計６７人と、大勢の方に参加いただきました。
イベントは清掃から始めました。細かい不燃ごみが多く、ライター、軍手、携帯電話、ランドリーバック、そして注射針、釣り針・ルアーなど危険なものも見つかりました。地域や季節によるゴミの違いなどについて、宮田から解説を行ないました。



収集したゴミは、イベント終了後スタッフで分別し１９袋にまとめ、所定の回収場所に移動しました。このゴミは、財団法人かながわ海岸美化財団のご協力により後日回収されます。
浜辺が綺麗で安全になったところで、思いっきり次のイベントに移ります。

子どもリンピックとして、ライフジャケット早き替え＆ランを実施しました。最初に原からライフジャケットの解説を行い、その後、「未就学」「小学校低学年」「中学年」のチームに分かれて予選、準決勝、決勝を行いました。
1位の鈴木さん　2位の乙津くん、３位の川部さんに賞状とメダルが授与されました。特にメダルは子供達に大好評。メダルを首にかけてあげると、「いいな〜」という声があがりました。





塩づくりは、最初に財団法人塩事業センター監修のパネルを使って作り方を解説しました。続いて、現地に用意した「塩田」、「ぬい」を利用し揚浜式製塩を実施しました。製塩に関わる各段階では、子供達を中心に作業のお手伝いをしていただきました。





製塩の段階で発生する、「石膏」や「にがり」と、段階を経て完成した「精製塩」、にがりを含んだまま焼き切った「焼き塩」と、それぞれの味の違いを参加者に体験していただきました。ひとくちに塩といっても色々あることや、塩のありがたみを感じていただけたのではないかと思っています。
また、製塩の段階で出たにがりと豆乳を使っておぼろ豆腐を作りました。豆乳が固まっていく不思議な感じを見てもらい、身近にある豆腐を作ることで、より親しみを感じていただけたのではないでしょうか。
今回は、８.５リットルのかんすいから約１８０の塩を作ることが出来ました。
生成した塩は参加グループ毎に約８ｇづつ配布しました。


今回ご参加いただいた皆様をはじめ、貴重な資料を準備してくださった財団法人塩事業センター様、ガスコンロを提供していただいた大和株式会社様、ゴミの回収に応じていただいた財団法人かながわ海岸美化財団様、さらに運営全般にご協力いただいた大磯町商工会の皆様、本当にありがとうございました。
この場を借りて厚く御礼申し上げます。