
「生産者とのふれあい」〜都心で繰り広げる牧畜の試み〜[2012年09月02日(Sun)]
牧畜を経営している磯沼さんから、
その知識やモッツァレラチーズ作り、乳搾りなど
様々なことを体験させて頂き教わりました。
牧場には磯沼さんが石を積み上げて作った窯があります。
牛舎の牛は、牛の年齢ごとに分けられ、その階級社会を学べるようになっています。
牛舎の中は自由放牧になっていて、牛は自分たちの意志で、
自由に寝て自由にえさを食べることが出来ます。
このおかげで牛にはほとんどストレスがなく、鳴くことがありません。
また臭い消しのために、堆肥などにコーヒーやカカオマスを混ぜます。
牛の鳴き声がなく臭いもないので、近隣には全くと言って良いほど迷惑がかかっていません。
これが都心の真ん中で牧畜が出来る理由です。
昼には、モッツァレラチーズと野菜をはさんだパニーニ、
あらかじめ磯沼さんが煮込んでくださっていた牛すね肉のスープ、
そしてサラダを頂きました。
牛の乳からはチーズやヨーグルトが作られ、
牛自身からは肉がとれ、捨てる所がないことを肌で学びました。
少し固まってきた状態のチーズをナイフでカットしたり、
最後にチーズの成形をするお手伝いをさせて頂きました。
工程の途中に出てくるホエーは昼食の時に試飲しましたが、
酸味がなくとても飲みやすいものでした。
牧場に対する印象が変わったと思います。
ほとんどの牧場は自然のある田舎で経営していますが、
努力次第では住宅街が周りにある都心であったとしても成り立つものなのだと肌で感じました。
<担当 K>