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しずおか障害者就労支援ネットワーク(静岡県ジョブコーチよりこんにちは)
 浜松NPOネットワークセンター(N-Pocket)が2001年から2002年まで静岡県から委託された「静岡県障害者就労支援ネットワーク体制づくり」において開かれたジョブコーチ養成講座受講生(52名)の中から15名の静岡県ジョブコーチが生まれました。
 翌年には、誕生した静岡県ジョブコーチ自身が、静岡県内に6つの拠点をつくりました。それら6つの拠点が繋がって「しずおか障害者就労支援ネットワーク」が誕生しました。
 現在は、伊豆、駿東田方、富士、静岡、志太榛原、中遠、浜松、湖西の8拠点になっており、所属する静岡県ジョブコーチは40名を超えています。
 ブログでは、静岡県ジョブコーチの日ごろの活動ぶりや、ときには美味しい話題などものせていきます。
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一冊の絵本から[2025年03月11日(Tue)]
最近気になった絵本があります。宮沢賢治の「猫の事務所猫」という絵本です。初めて聞く作品名ですが短いお話の中に人間社会の中であり得る内容で、これがこども向けのお話なのか目と惹かれるものがありました。

猫のエリートが採用される猫の事務所。ここでは猫の為の歴史本と地理を案内しています。そこには事務長の黒猫の下に第一書記の白猫、第二書記のトラ猫、第三書記の三毛猫、そして第四書記のかま猫が働いています。かま猫とは猫の種類ではなく、寒がりで竃の中で寝るため煤で汚れた猫のことです。そんなかま猫がこの事務所で働いていることは、他のかま猫たちが名誉に思うところでしたぴかぴか(新しい)

しかし一緒に働く他の書記たちは彼を嫌ってことごとくいじめをします。事務長の黒猫だけが彼を認めてくれてそれが支えで仕事を頑張っていました。ところがかま猫が風邪で休んだ日、三匹の書記がかま猫を陥れる噓を事務長に伝え、それを信じた事務長はかま猫を憎むようになりました。

次の日かま猫が事務所に出勤すると、自分の机の上の資料はすべて他の書記の机に分散され、後で出勤してきた書記たちは彼の挨拶に返事もせず事務長までも無視し、あたかもそこにかま猫がいないような扱いを受けましたもうやだ〜(悲しい顔) その様子を見ていた獅子が、事務所の解散を命じるという内容です。最後に語り手の言葉で「僕は半分獅子に同感です」という言葉で終わっています。

これは宮沢賢治の大正15年発表の童話です。最後の半分同感というところに賢治の思想が表れていると思い、調べたら草稿には「みんなみんなあわれです。かわいそうかわいそうかわいそう」となっているそうです。

100年以上前の童話に込められた差別の不条理さと愚かさ、差別される者の悲しみを感じ、今一度宮沢賢治って凄いexclamationと思いました。
              
中遠拠点 山中 ふくみ
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