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しずおか障害者就労支援ネットワーク(静岡県ジョブコーチよりこんにちは)
 浜松NPOネットワークセンター(N-Pocket)が2001年から2002年まで静岡県から委託された「静岡県障害者就労支援ネットワーク体制づくり」において開かれたジョブコーチ養成講座受講生(52名)の中から15名の静岡県ジョブコーチが生まれました。
 翌年には、誕生した静岡県ジョブコーチ自身が、静岡県内に6つの拠点をつくりました。それら6つの拠点が繋がって「しずおか障害者就労支援ネットワーク」が誕生しました。
 現在は、駿豆、富士、静岡、志太榛原、中遠、浜松、湖西の7拠点になっており、所属する静岡県ジョブコーチも50名を超えています。
 ブログでは、静岡県ジョブコーチの日ごろの活動ぶりや、ときには美味しい話題などものせていきます。
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夏にこの頃思うこと[2023年09月14日(Thu)]
酷暑の夏休み晴れのため、孫たちと映画に行く機会が2回ほどありました。
劇場版アニメ「ドラえもん」と「クレヨンしんちゃん」を見ました。

どちらの映画も90分と子供の映画にしては長い、途中で寝ちゃうかも眠い(睡眠)とか思いながら行ったわけですが、なんとストーリーがしっかりあり、非常識を認めながらも人物群の個性が鮮やかに描かれ、装飾性の少ないもので、最後は大人の私に訴えるものがありましたぴかぴか(新しい)
うちの孫たちは、少々飽き気味で見終えました。

友情、家族愛や絆など大切なことを柔軟に趣向凝らし表現され、親向けのコメディ部分もあり、私としては、心に響くものがあり感動しました。
「子供たちが見るアニメ映画だから」という固定概念で見ていたこと反省しきりでした。
映画を見に行ったことで、物事を自分本位の固定概念で接していたことに気づかされた暑い夏でした。

これからは、多様性社会実現に向けて、様々なカテゴリで大きな転換点になると思います。
私たちも自らの見方や考え方の凝り固まったものを溶かし、転換に勇気と覚悟をもって励むこと、私たち一人ひとりのかかわり方の変換にかかっているのだと思いました。


中遠拠点 鮫嶋

遣わされなば[2023年06月05日(Mon)]
「福祉は人のために何かすることですが、それは同時に、自分のうちにある弱さ、醜さ、罪をいかに克服していくかというプロセスでもある。」という言葉に出会いました。

ジョブコーチは「対象者が社会に参加する意欲」を持ってもらうことに腐心しますが、その前に支援者としての自らの意欲(目的意識)を上げないとうまくいかないどころか自分が空中分解してしまいます。

十数年前から身内や友人の家族に障害者が俄かに増えてきました。その実態は、身内だけでなんとか処理したい、他人に知られたくない、巻き込みたくないというものでした(今、良く考えれば確かに身内や経験者でなければ理解し合えない心の痛みであり他人が手伝えることは限られるのですが)。何もできない自分が情けなく思っていた時に、巡り合わせで静岡の麻機遊水地でベーテル活動に導かれたのです。(ドイツにベーテルという福祉都市があって、かつて「同情するなら金をくれ」という遣る瀬無いドラマがありましたが、「憐みよりも仕事を」というベーテル標語のパクリだと思います)。この麻機ベーテル活動の中では病院や支援学校、福祉施設、自治会などが集まって日本のベーテルを作ろうと目論んでいるのですが、「障害者との共生社会」と言葉で言っても(最近はSDGSが喧伝されますが)障害者と社会が共生するのは他人事ではできないことを身に沁みて気付かされます。

2年前にジョブコーチのお誘いをFBで知り、身の程を知らずに応募してしまいました。今思えばJC養成研修参加者は殆どが福祉関係実務者のようで、どうやら大変なところに入り込んでしまったのだと気付きました。先輩のお話を聞くと、JCを始めたころは本当に心配で何をしたらよいのか、中には毎晩泣いていたという思い出をお聞きしたりしました。それを聞いて少しはホッと慰められるのですが、「収穫は多いが働き手が少ない」ことをJCの立場になって初めて知ることになりました。

最近は特に精神、発達の障害が顕在化してそれに対する新たなJCが毎年補充されたらいいのですがこの道のやりがい、すばらしさは殆ど知られていないので心配です。JC募集の宣伝を役所とともにもっと魅力的にアピールしてシンパ、潜在的サポーターを増やすべきです。クロ現にJCの活躍、苦労を取り上げてもらったらどうでしょう。社会の認識がJCに追い風(今は向かい風)になって需要に追いつくようにJCが増えたらなーと思います。

私は障害者家族の孤立を垣間見て自分を責め立てている中でこの道を知ることになりました。たとえ歳はとっても月足らずの私でも冒頭の言葉に力を得て遣わされたいと思います。

静岡拠点 竹下博実

静岡県ジョブコーチ養成研修2023[2023年05月01日(Mon)]
イラスト最終版.png


〜静岡県ジョブコーチ養成研修2023〜
障害のある人の就労と雇用を支援するための研修


申込の受付は終了しました。

5月24日(水)から申込受付を開始しました。
お申し込みはこちらからどうぞ。

https://forms.gle/GpErFR3tJirNrfMC8

日程
第1回:2023年7月12日(水)‣13日(木)‣14日(金)‣19日(水)‣21日(金) 計5日間
第2回:2023年8月23日(水)‣24日(木)‣25日(金)‣31日(木)‣9月1日(金) 計5日間

開催方法 オンライン(Zoom)・会場 <同時開催>
第1回会場:浜松市福祉交流センター(小ホール)
第2回会場:静岡県男女共同参画センターあざれあ(第3会議室)


プログラム等の詳細につきましては下記ホームページをご覧ください。
https://www.n-pocket.jp/challenged/jobcoach/training/training2023


今年の目標は・・・[2023年01月13日(Fri)]
富士拠点 小黒康弘

 皆様、あけましておめでとうございます。お正月をいかお過ごしでしたか。新年の抱負は何ですか。
 今年、後期高齢者になって3年目を迎えます。体力の衰えを実感するようになりました。
 支援学校を定年退職し、その後常勤・非常勤講師を続け、70歳を契機に退職しました。ジョブコーチは時間講師になってから始めました。現役時代は、軟式野球を楽しみ、審判活動も45年を超えました。定年後は市の山歩会に入会し、山行を楽しみ、同時に歩ける体力づくりに2つの体づくり教室に参加してストレッチや筋トレに励んできました。
 コロナ禍の3年間、山歩会の山行や体力づくり教室、練習試合の停止が相次ぎ外出の機会がめっきり少なくなるにつれ、体力の衰えを実感するようになりましたふらふら 気持ちも弱くなったように感じます。
 一昨年暮、ミカン狩りの手伝いの際、ミカン畑の崖が降りられず、軽トラの荷台に上がることも容易にできなくなっている自分に愕然としました。
 翌日から、ウオーキングを1日7.000歩目標に体力強化に取り組みました。雨の日は傘を差し、豪雨の日は「ららぽーと」に行き、毎日歩き続けました。5月には、平均1万歩を超え、12月は1万5000歩を超えていますぴかぴか(新しい) 毎日続けることで気力も増してきたようです。おかげで、審判の数も60試合を超え、5〜6時間グランドに立つこともでき、かろうじて活動できる体力が維持できているようです。
 体力面の衰えのカバーはトレーニング等で少しはできますが、精神面のカバーは、ジョブコーチ活動や審判、体力づくりの教室や山の会の仲間等の人との関わりの中でできるような気がします。拠点の仲間から素晴らしいジョブコーチの支援スキルを学ぶことで、少しでも追いつこうという気持ちになりますし、励ましを受けることでも元気が出ます。また、対象者の頑張って働く姿に接することでパワーをもらいますひらめき人とのかかわりが持てる、社会的な活動への参加の重要さを痛感します。
 高校時代の友人からの年賀状に「80歳の壁を超えたいexclamation」と決意が書かれていました。私も同感です。
 今年の目標は、毎日1万歩、練習試合は50試合、山行は10回、体力づくり教室は皆勤、ジョブコーチ支援は10件?但し挫折ありとします。
 皆様本年も宜しくお願い致しますわーい(嬉しい顔)
オンラインを活用して学ぶ[2022年11月08日(Tue)]
三島拠点 白砂幸子

念願の幼稚園に勤務し、意気揚々としていた矢先、私が28歳の時次男は知的障害としてこの世に誕生しました。それからは自分の人生設計の舵取りを余儀なくされ退職し、我が子の療育に専念しました。教育の場として特別支援学校を選び12年間お世話になり、社会デビューをした息子も障害者雇用枠で採用され18年が経過し、35歳になりました。

振り返ると、彼と出会い障害児を育てることに困難を抱え、どうしたらいいのかと苦しむ日々が何年も続きました。これでは子育てが楽しくなくなると感じていた頃、わからない事困った事は一人で悩まず助けを求める事を同じ障害児を育てている先輩から教わりました。その母親からは、「情報は自分の目と耳と足で得るもの」、人の噂話で決めてはいけない事も添えてアドバイスをいただきましたひらめき それからは全ての事に対して、能動的に動く母親に大変身です。彼と出会ったおかげで情報を得るために色々な方と出会い仲間が増え、一人で悩まず助けてもらう事の大切さを学び、学校生活も皆で助け合い気持ちを楽にして卒業し社会に出ることができました。

彼は学生時代から自分のやりたい仕事を見つけ順調に仕事をしていたのですが、やはり、特性である職場での人間関係や能力の力量に合わない仕事の負荷が加わり、想定内の大きな壁にぶち当たりました。母親として心の後押しと体調管理は支援してきましたが、母親では職場に介入できず、ジョブコーチに助けを求めました。以前からジョブコーチという存在は知っていましたが、難しい手続きは無く、簡単に依頼ができるなど予想外でした。三島拠点の皆様方にお世話になり、今でも働き続けることができていますかわいい

ジョブコーチ支援を受け企業側も向き合い意識してくださるようになり、「失敗ばかりで、何回言ってもできません」から支援策を考えてくださるようになりました。我が子の支援を依頼したことをきっかけに、今度は私もジョブコーチとして他の方の支援に入り恩返しをしたいと思うようになり、昨年度、研修に参加し現在に至ります。まだまだ一人前に頼ってもらえるような支援ができていませんが、私の生活信条である、「自分の目と耳と足で情報を得る」を基本に、不謹慎ではございますが、コロナ禍だからこそ参加できるオンラインで様々な障害に関する研修を時間のある限り受講しています。個性のある障害特性に関して学ばないと企業側に支援策をお伝えすることもできないので、私には必要であると痛切に思います。

コロナ前は研修会というと現地に足を運ばないと受講できませんでしたが、今はパソコンの前にいるだけで、全国各地の著名な先生方の貴重なお話を聴くことができ最新の情報も得られます。施設の方の事例やブレイクアウトルームで意見交換は、生の声を伺うことができるのでとても勉強になっています。画面越しでも知り合いになり心強いです。現在、ある大学の先生の就労に関してのお考えに興味があります。「障害のある方を変えるのでなく、企業側の受け入れ態勢が大切である」という視点は私も賛同します。実際色々な企業や施設等に行かせていただき現場を拝見すると、共通して耳にする言葉は、即「忙しい」という返答です。

そこで、企業側に負担なく早く解決できる伝え方、支援方法が解るように障害特性、配慮の仕方を具体的に可視化して説明できるよう今も学び続けています。もちろんジョブコーチはお互いの中間的な立ち位置にあるので、意識、理解、配慮した上で、障害者を雇用している企業側の仕事への期待と当事者の力量のバランスを考慮し、お互いが折り合えるように、手立て、合理的配慮義務の範囲の中、今後もジョブコーチとして活動したいと思います。企業はボランティアではないので利益がないと給料は発生しません。上手く折り合いをつける位置配分が難しいと、ここ数カ月で私の課題として感じています。

そして、月に一度の拠点ミーティングは私にとっては一つ一つが支援の参考になります。顔を合わせながらの意見交換はとてもよい時間となっています。スキルアップ研修も拠点のカラーがあり毎回楽しみになっています。オールしずおか企画のセミナーや学校関係の学習会も、拠点からの知らせがあるとなるべく都合をつけて参加させていただいています。時間は作らないと生まれず、学習の機会は自分の都合に合わせてもらえないので、私も時間と折り合いをつけて今後も積極的に学んで企業側から信頼していただき、この人なら任せられると言われるようなジョブコーチになりたいと思います。企業・施設側と当事者の笑顔がたくさん見ることができる様な一助になりたいです。目指しますぴかぴか(新しい)
ジョブコーチと民生委員[2022年09月06日(Tue)]
こんにちは、湖西拠点の友田です。
ジョブコーチ5年目となり、すっかり中堅ですと言いたいところですが、未だに、支援に入る時はとても緊張しています。
そして地元地域では、民生委員を引き受け3年目となりました。
コロナ禍で自粛が多い民生委員活動ですが、皆で工夫しながら地道な活動を行っております。

ジョブコーチ活動と民生委員活動は共通するところは多々あり、それぞれに学びや参考になる事があります。
今、私が身につけたいと思っていることは、傾聴技法です。
今年、民生委員研修でコミュニケーションの取り方として傾聴技法の講義を受けることができました。
その時に学んだ事をご紹介します。

傾聴とは、耳と目と心を使って熱心に聴くことです。
民生委員の場合、対象者は高齢者が多いです。
高齢者がイキイキと元気で暮らせなくなる原因には、加齢や疾病による体力の低下・仕事や家族の中の役割の喪失による孤独感が多い事があります。
話を聴く時は、対象者の人格を尊重して相手の気持ちになって聴くよう心がけることが大切です。

※訪問時の心得
・会話をする時はゆっくりと分かりやすい言葉で話す
・会話量は7:3、8:2で相手が主となるように気をつける
・興味半分で秘密などを聞き出そうとしない
・矢継ぎ早に質問しない
・同じ話でも受け止める
・こちらの価値観、先入観で相手を評価しない

※話の理解の仕方には診断的理解と共感的理解がある
・診断的理解は、自分の見方によって相手の言うことを判断してしまうことで、「もしわたしだったらこうします」とか「こうするべき」と発した時から聴き手が主役になってしまいます。
・共感的理解は相手の立場に立って理解することで、話し手の感情を理解してそれを投げかける事「あなたの思いはこうなんですね」「辛い思いをされたんですね」と、同意をするのではなく感情の反射です。あくまでも話し手が主役です。

感情を反射する事により、話し手が自分の感情を自覚しそれを受容して行く機会を持ってもらう、そしてお互いの信頼関係も作るかわいいかわいい
話すことで、心が軽くなり信頼関係ができてくる安心感からプラス思考になり、考えが整理され自分で答えを見出す事にもつながるひらめき

民生委員活動と同じくジョブコーチとしても、対象者や事業所の良いところを尊重し、真剣に向き合って聴くこと、多様な考えを受け止め話合い相談しあい、「働く」を支援していきたいと思いますぴかぴか(新しい)
JCとUDとDNA[2022年07月07日(Thu)]
JC、ジョブコーチ支援は、
対象者の人生に関わる重要なミッションになる。行動の場所や個人名は家人にも言えない。失敗すれば、後悔と反省。成功しても、他人には何も言えない。時々話題になるが、リターンだけでは生活が出来ない。ハイリスク、ローリターンの代表のようだ。ビジネスとか投資とかには最も嫌われる。それにも関わらず、数十人の静岡県JCが活動している。なぜ?

UD,ユニバーサルデザインは、
誰もが楽しくをモットーに、80年代の米国で7原則を提唱された。UDの代表とされるピクトグラムはその20年前に日本発、その基のバウハウスはその30年前の独国で、点字はその数十年前に仏国で、年代は遡り地域もバラバラ。なぜ?
デザインとして有名なのが、牛乳パックの凹部や、シャンプー容器の凸部など、これを開発した民間企業はロイヤリティをフリーにしている。ノーリターンだ。それらを経営者も株主も承認している。なぜ?

DNA、進化論
静大、吉村教授の「強い者は生き残れない」進化論についての書の、第二章に「人はなぜ溺れる子を助けるのか」。助けようとした人が亡くなったというニュースがあったが、従来の進化論は「種の保存」が理論の基。それでは説明できない。なぜ?
新しい進化論の説明を省き結論は、「村落のような集団のために」。
つまり、種のためにはコミュニティが必要であり、上記の行動は本能によりコミュニティにとって最適になる、と考えた。

コミュニティにとって最適な活動や行動が、JC、UDと考えると、なぜ?の回答になると思われる。
私は、体力も精神も劣化してきたと思っているが、DNAの言うことを少し聞いて、もう暫くはJCを続けたい、と思っている。
私が長年、疑問に思っていたことを三題咄にしてみました。
                                
浜松拠点 蜂須賀 一
静岡県ジョブコーチ養成研修2022[2022年05月09日(Mon)]
こんにちは。
今年度のジョブコーチ養成研修についてお知らせいたします。

〜静岡県ジョブコーチ養成研修2022〜
障害のある人の就労と雇用を支援するための研修


障がいのある人が地域の企業等で就労するために必要な知識と支援技能を有する人材を育成することを目的とする研修です。
オンライン(Zoom)・一部会場開催で行います。

●日程
【第1回】
6/27(月)6/28(火)6/30(木)7/1(金)7/4(月)計5日間
【第2回】
7/26(火)7/ 27 (水)7/29(金)8/1(月)8/2(火)計5日間


●受講料 無料、但し資料代として2,500円(事前に資料を郵送します)

●募集期間  第1回研修 5月20日(木)〜 6月8日(水)
       第1回申し込み受け付けは終了しました


       第2回研修 5月20日(金)〜 6月30日(木)
       第2回申し込み受け付けは終了しました


◎第1回、第2回のどちらか5日間通しでのお申し込みとなります。

詳細については下記URLをご覧ください。

https://www.n-pocket.jp/challenged/jobcoach/training/training2022

私のセカンドキャリア ❣[2022年02月16日(Wed)]
中遠拠点の山岡かほると申します

私は、40年という長い歳月を看護師として働いていました。一般に60歳という年齢は企業などでは一応定年という位置づけになります。しかし看護師という職業に60歳定年という言葉はありませんでした。いつしか看護師の職は”80歳まで現役で頑張りなさい”と諸先輩方から言われ続けてきました。看護師の先輩方は皆パワフルな方が多いので生涯現役なのですexclamation×2

そんな私も55歳を過ぎたころから自分のセカンドキャリアについて考えるようになったのです。看護師という職業を続けていくのか・・・続けていくことが出来るのか??
自分の定年後の事を少しずつ考え始めている時に、中学からの友人が私の勤務する病院にジョブコーチとして現れたのです。彼女は保健師としてキャリアを積んで早期退職後も多方面で活躍していました。私は生き生きと働いている姿を見てただただ尊敬ぴかぴか(新しい)の一言でした。

 友はジョブコーチという言葉も知らなかった私に転職の経緯や、ジョブコーチの活動について説明してくれました。色々な話を聞いていると本当に出来るのか心配になったけど、やりがいのある仕事だと思いました。一緒にジョブコーチをやってみようという友がいたので未知の世界に飛び込む決意が出来ました。

実際にジョブコーチとして活動を開始しましたが、思った以上に大変ですexclamation×2支援に行く時はドキドキです。良い支援をしようと思うと肩に力が入り、本来の自分らしさがなくなってしまうのでいつも自然体で頑張っていますわーい(嬉しい顔)

事業所や対象者の方から「支援に入ってもらって良かった。また来て欲しい」と言ってもらえた時は支援に入って良かったと思える瞬間です。しかし、良い事ばかりではなく支援に行き詰まることも多々あります。でもネガティブになってばかりではいられません!!
出来るだけポジティブでいることが私のモットーです(笑)

最後に
 私のセカンドキャリアは“ジョブコーチとして病院・地域と繋がり貢献する”です。どこまでできるか分かりませんが、体力とやる気が続く限り頑張ってみようと思いますexclamation×2
「出来ること」「出来ないこと」[2022年01月17日(Mon)]
藤枝拠点の長橋充雄です。
昨年の夏頃から、建設会社に雇用された障害者の支援をしています。仕事は土木の工事現場における現場監督の補助です。
土木の現場は製造業と違い数時間も続けられる作業はありません。

当初は、現場監督さんが対象者を育てて将来は一人前の現場監督にしようと頑張りましたが、あまりに「出来ないこと」が多く困り果てていましたふらふら
JCからは「出来ないこと」はスルーして「出来ること」を見つけるようにお願いしたところ、現場監督さんが理解してくれて、「出来ること」を見つけて、「出来ること」と現場での作業のマッチングをしてくれたことにより、障害者も監督も安定が見られるようになりましたひらめき

監督さんや他の社員さんには、パラリンピックのアスリートになぞらえてこんな話をしました。
パラバスケ、パララグビー、パラテニス、パラ水泳等々のアスリートは本当に素晴らしいパフォーマンスを世界中に届けてくれました。
パラバスケの選手は上半身では物事を考えたり物を動かすことが出来ますが、下半身はどうやって頑張っても動かすことはできません。つまり彼らは「出来ること」だけをやって、あのようなパフォーマンスを見せることが出来ますぴかぴか(新しい)

障害のある人たちは「出来ること」もありますが、残念ながらどうしても「出来ないこと」があります。
小中高生やトレーニング施設ならば「出来ないこと」を頑張ってトレーニングして出来るようになるように頑張らせますが、事業所は彼らの「出来ないこと」を延ばす施設ではありません。
彼らの「出来ること」を使って事業所の求める作業を行ってもらい、それに対する対価(給料)を支払います。

数十年も生きてきていまさら「出来ないこと」はいくら頑張っても「出来ない」のです。その「出来ないこと」を「出来る」ように指導することは本人にとっても、支援者にとっても大きなストレスを発生させることになり、良い結果を生むことは少ないでしょう。なので、障害者の「出来ないこと」は一旦脇においてスルーしてください。
「出来ないこと」を諦めるのではなく、認めて受け入れてください。そして「出来ること」を見つけて、会社が求める作業とマッチングさせてください。

私は、手帳の種類や障害の種類(名称)にはあまりこだわらないで、対象者の「出来ること」「出来ないこと」を把握して現場の作業とマッチングさせることを目指しています。そして、対象者と事業所の役に立てるようなジョブコーチでありたいと思います。
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