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理事長ブログ [2019年03月29日(Fri)]

ありがたいことに静岡市子ども食堂ネットワークの活動は丸3年経過した。
今年から活動4年度目に入る訳だが毎年順調に開催カ所を増やし、現在では市内11カ所・開催準備カ所3カ所となり、今年の5月ころには市内14カ所の小学校区で子ども食堂を開催&サポート出来そうな感じだ。
また開催に向けて可能性を話し合い、打ち合わせを行う、開催準備前準備?と言う段階のものも複数ある。
 
これだけ開催会場を増やしていくと開催の為に行わないとならないコツと言うか、開催に必須な項目をリスト化し開催に向けて一つずつ潰していき、トラブルや危険性を回避していく術を身に着けつつある。
勿論、まだまだ分からないことだらけではあるのだけれど14カ所の開催準備と11カ所の開催運営の経験は着実に備えてきていると思う。
また、開催会場の生徒数を合算すると現時点で市内に通う静岡市の全小学生徒数の1/4にあたる8,000人を超える生徒子供たちに毎月の開催をお知らせするチラシを配布し、平均して毎月500人以上の子供たちに食事や経験の場を提供している。
勿論、毎回話しているように静岡市子ども食堂ネットワークのNPOとしてのミッションは「静岡市内の全小学校区に子ども食堂を作る」と言うものなので、やっとこさ1/4から1/5までたどり着いた段階なのでまだ半分にも満たない。
 
だが、まだまだ道半ばであるとしても静岡市内1/4までやって来れたのは感慨深い。
一番最初の頃は「静岡市内の全小学校区に子ども食堂を作る」と言っても「そんなこと本当に出来るの?」「そんなことに意味あるの?」「それに意味を見いだせない」「子ども食堂を広げることには反対」など子ども食堂を広げることの価値を認めてくれなかったり、可能性を疑問視する声ばかりだった。
勿論、協力者さんも多くいらっしゃったのだが、それよりももっと多くの否定者・非協力者さんが多かった。
一般の方から専門家と言われる方々まで様々な方から否定的な言葉を頂いたと思う。
「一般人」の身でありながら我ながらそんな状況でよく始めたと思うが、やはり私的には子ども食堂はネットワーク化し、一元的な管理が出来なければ長い活動は難しいし、善意の行動の裏側に潜む危険性にも対応はできないと思ったからだろう。
今は体感ではあるが否定者はだいぶ減ったと思う。
やはり否定する方に認めていただくには粛々と結果を出していくしかないわけなんですね、なんでも。
 
今はだいぶ協力者さんも多くなり、その方の立場やポジション・支援出来る事と、静岡市子ども食堂ネットワークが必要としている支援のマッチングを上手に行うシステムと言うか認知活動の重要性を実感している。
よく「何を協力したらよいか?」と問われるのだけれども、こちらとしてもその方やその企業様の「できること・得意なこと」が分からなければお願いをしても長く続かないので「無理のない範囲で出来ることを教えてください」と言っている。
その方や企業様が「無理のない範囲」での協力と、私たち子ども食堂ネットワークが必要としている支援が合致すればお互いに大変有益な連携協力ができる。
そしてお互いに「無理のない協力連携」を行うことによって地域社会と子供たちに素晴らしい子ども食堂の場を提供できるのだと思う。
 
で、なのだが開催会場を増やしていく中でやはり様々なものが不足となるのがNPOの定めであるかもしれない。
私たちのように確かな財源があるわけでもない団体が食材費や印刷費といった「活動すればするほど必要となる」費用や、子ども食堂開催のためのボランティアさんが現在大いに不足している状況でもある。
 
開催会場が1カ所・2カ所なら不足分の資金は私が自己負担することも出来たが、現在静岡市内の小学校区1/4程度にまで広がったネットワークの認定子ども食堂の不足分の資金や人手を私個人で賄うには限界がある。
また、ボランティアで動いてくれるスタッフも当初は月に数度のボランティアで良かったが、現在はほぼ毎日のように動いていないと現在の規模の子ども食堂をサポート・管理することも難しい。
どんなに時間がある人でも「毎日ボランティア」は無理があるので、有給スタッフとして給与を払いボランティアでなく「仕事」にしてあげなければならない。
勿論、最終意思決定者であり最終的な責任をすべて受け持つNPO法人の理事長の私もいつまでもボランティアでいる訳にもいかないのかも知れないが、当面の問題ではない。
いつか誰かが私の代わりに理事長になるときに「時間は毎日拘束されます。責任はすべて受け持ってもらいます。給与は出ません。不足した資金は自己負担で補ってください」では誰も引き受けてはくれない(笑)
 
そう考えたら不足分を何かで補う、どこかで調達するしかない。
まあ、多くのNPOさんは多かれ少なかれこうした問題に直面し、日々頑張っていらっしゃると思うが、端的に言って「明日開催する子ども食堂の米を何とかせにゃ、開くことだって出来ん」子ども食堂運営者の宿命でお金や物は確実に子ども食堂には必要なのだ。
また、お金や物があっても「手伝ってくれる人がいなけりゃ、活動内容も限られる」訳だから、人手も欲しい。
 
どこで何を調達し、お互いに無理のない範囲で連携できるのか?
これは今年の課題でもある。
この課題をクリアーしないと今後、子ども食堂の開催カ所を増やしていくノウハウやシステムが出来上がっても増やしていくことは出来ない。
 
と言う訳で今回は「順調には来ましたが、それにつれて必要な物のボリュームも増えてきました。頑張りますから助けてください」
と言う内容でした。

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Posted by 八木 at 21:37
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