“いつでも来てね!番町学園祭・11周年”の一環として番町市民活動センターで上映されました。題名からしてショッキングだと思いましたし、内容もかなり衝撃的でした。「Fkushima50」を観た時も自分が何も知らなかったことを恥じましたが今回も、それは同じでした。そして震災がまだ、続いている現実に途方に暮れる思いがしました。
障害を持った方の死亡率の2%とは一般の住民の方の2倍以上になるそうです。せつないでは済まされない数字だと思います。震災後の聞き取り調査の際、要援護者名簿からは障害者はもれており、さらに手帳を持っていない発達障害、高次脳機能障害の方々は調査からもれていたそうです。優先すべきは個人の情報ではなく個人の命であるとおっしゃっていた方の言葉が胸に刺さりました。
目に不自由なご夫妻は迷惑がかかるから避難所には行かなかったそうです。避難所、体育館を歩いてたらきっと、誰かの足を踏んでしまうから。
避難所でおとなしく静かにしていることができないから自宅にいたという知的障害を持つ子のお母さん。ただでさえ、みんなが地震のことで神経をやられているのによけいにぴりぴりしてしまうから。
汚染区域でも転校は発達障害の我が子にとって環境が変わるリスクが大きいと判断し、引っ越さない一家。
障害者は自分の家へ帰りなさいと言われて避難所から出た車いすの女性。支援物資を取りに行けないから自宅に運んでほしいとお願いしても行政に断られたそうです。
津波を目前にして「もう、あきらめましょう」と言った筋ジスの方はその最期をどんなふうに迎えたのかと思うと涙が出ました。
全国自立生活支援センターなど、指示を待たずに動いてくれる団体がありありがたかったというのを聞くと、自助、公助、共助の大切さがうかがえます。
被爆の問題はどこか遠い世界のように思っていましたがとても怖いことなんだなと身近に感じました。めまい、頭痛、貧血など、の症状が出てきているけど、福島を離れたくないという気持ち。
まだ、整理がつかず、この映画を観たことによって自分はどうしたらいいのかがわからないでいるのが正直なところです。“みんなが困っている時でも自分が困っていることを言っていいご近所との間柄を作る”、“自分の存在を知ってもらうために防災訓練に出ること”を後押しする、などは地域生活支援ネットワークの仕事だし、災害時の対応を計画相談に盛り込むことは相談支援部会でも進めていくべきことだと思います。今の自分の立場でできることを考えたいと思います。
(地域生活支援ネットワークまいむ・まいむ 相談調整コーディネーター 木村純子)
番町市民活動センター広報紙「ばんたび」より
2020年10月15日
人工呼吸器をつけていても、楽しむ機会を コナン展にお出かけを支援〜体験!まいむ・まいむコーディネーター〜
10月5日、月曜日、市内デパートでの「コナン展」に、人工呼吸器をつけた本人と両親と一緒に行って来ました。医療的ケアは母親が行いますので、私はお手伝いと案内ですが、貴重な体験をしました。
利用している小型ストレッチャー型の車イスは長さ120p×幅70pあり、通常のお客様用エレベーターに入らないので、事前に連絡して業務用エレベーターを使わせてもらいました。近くの安全な場所に車を停め、「ストレッチャー」を組み立て、人工呼吸器(とても小さくて持ち運べる!)や吸引機などを積み込みました。ただし、乗り移る間は人工呼吸器を一時外し、代わりにアンビューバック(写真では青色の風船状のバッグ、鼻口腔に空気を送り込む人工呼吸器具)を手で操作して空気を送りながら、ご両親で本人を車からストレッチャーに移乗しました。お父さんがお休みの日でないと外出はかないません。
さあやっと名探偵に会えます。展示場は思ったよりも広く、中の移動はスムースで、ゆっくり楽しめました。本人は最初、パネルやグッズをガン見して喜んでいましたが、興奮で疲れたのか途中で眠りに落ちました。最近、調子が戻り、やっと外出ができるようになり大型商業施設へ出かけているようです。ただ、医療的ケアは通常のガイドヘルパーさんではできず、家族がやることが前提ですので、負担は大きそうです。そして今回はお客様係の方に大変にお世話になりました。
また周囲の人には珍しい光景らしく、凝視したまま避けることを忘れてぶつかる大人、目を離さずに見続けるので首が360度、回ってしまいそうな子どもなど、好奇の目で見られました。
重度の障害がある人や人工呼吸器の利用者がまちに出るには、そのための特別な準備が必要ですが、市民から不躾な視線が向けられることは問題です。地域での生活を豊かにするためには、私たち(まいむ・まいむ)の知ること、やることはまだまだ多いと感じました。
@お出かけ前
A移乗中
Bお出かけ先
利用している小型ストレッチャー型の車イスは長さ120p×幅70pあり、通常のお客様用エレベーターに入らないので、事前に連絡して業務用エレベーターを使わせてもらいました。近くの安全な場所に車を停め、「ストレッチャー」を組み立て、人工呼吸器(とても小さくて持ち運べる!)や吸引機などを積み込みました。ただし、乗り移る間は人工呼吸器を一時外し、代わりにアンビューバック(写真では青色の風船状のバッグ、鼻口腔に空気を送り込む人工呼吸器具)を手で操作して空気を送りながら、ご両親で本人を車からストレッチャーに移乗しました。お父さんがお休みの日でないと外出はかないません。
さあやっと名探偵に会えます。展示場は思ったよりも広く、中の移動はスムースで、ゆっくり楽しめました。本人は最初、パネルやグッズをガン見して喜んでいましたが、興奮で疲れたのか途中で眠りに落ちました。最近、調子が戻り、やっと外出ができるようになり大型商業施設へ出かけているようです。ただ、医療的ケアは通常のガイドヘルパーさんではできず、家族がやることが前提ですので、負担は大きそうです。そして今回はお客様係の方に大変にお世話になりました。
また周囲の人には珍しい光景らしく、凝視したまま避けることを忘れてぶつかる大人、目を離さずに見続けるので首が360度、回ってしまいそうな子どもなど、好奇の目で見られました。
重度の障害がある人や人工呼吸器の利用者がまちに出るには、そのための特別な準備が必要ですが、市民から不躾な視線が向けられることは問題です。地域での生活を豊かにするためには、私たち(まいむ・まいむ)の知ること、やることはまだまだ多いと感じました。
@お出かけ前
A移乗中
Bお出かけ先
2020年03月30日
まいむまいむがつなぐ小さな「縁」
2019年10月07日
宮前フェスタ “地域の方も利用者さんも一緒に楽しもう”
10月5日(土曜日)に、清水区楠にある百花園宮前ロッヂにおいて、第2回宮前フェスタが開催されました。
今回はハロウインパーティ」をテーマに職員も仮装しました。仮装して来場いただいたお子様も多く見られました。お天気にも恵まれ150名ほどの大勢の方々が楽しんでいかれました。
会場には、「みなくる」でも出店していただいた福祉のお店から「たい焼き」や「シフォンケーキ」の協賛販売があり大変な人気で完売でした。販売員の利用者さんもお祭りを楽しんでいらっしゃいました。ボッチャ(障害者スポーツ)に挑戦するコーナーもあって放課後ディサービスを利用している子たちと交流ができました。
全部自前で準備するお祭りではなく、宮前ロッヂさんが「場」を提供することで、様々な事業所が参加し、楽しい時間を共有して、互いに自然にふれあえることが素直にうれしいと感じました。(相談調整コーディネーター木村純子)
今回はハロウインパーティ」をテーマに職員も仮装しました。仮装して来場いただいたお子様も多く見られました。お天気にも恵まれ150名ほどの大勢の方々が楽しんでいかれました。
会場には、「みなくる」でも出店していただいた福祉のお店から「たい焼き」や「シフォンケーキ」の協賛販売があり大変な人気で完売でした。販売員の利用者さんもお祭りを楽しんでいらっしゃいました。ボッチャ(障害者スポーツ)に挑戦するコーナーもあって放課後ディサービスを利用している子たちと交流ができました。
全部自前で準備するお祭りではなく、宮前ロッヂさんが「場」を提供することで、様々な事業所が参加し、楽しい時間を共有して、互いに自然にふれあえることが素直にうれしいと感じました。(相談調整コーディネーター木村純子)
2019年10月06日
「多職種との事例検討による目標指向型アプローチの視点に立った複合課題のアセスメントと家族支援」を開催しました
9月6日(金)、葵生涯学習センター(アイセル21)において「多職種との事例検討による目標指向型アプローチの視点に立った複合課題のアセスメントと家族支援」を開催しました。
講師に静岡福祉大学健康福祉学長の増田樹郎教授を迎え、多くの業種から多数の参加をいただき活発な事例検討や意見交換がなされました。
令和になり第3回を数える本研修では、「ひきこもり」について静岡市地域ひきこもり支援センターの梶山いづみ氏より現状や取り組みの報告があり、その後、地域における様々な複合課題を多職種で、どう取り組むか?どういった視点で何に着目するべきか?といったことを、具体的な事例をもとにグループごとに検討し、提案しました。
行政、介護分野、障害分野等から50名を超える参加者が集まり、課題に対しお互いが今、何ができるかを検討し意見交換できたことで、今後の支援に活かせることを期待します。
講師に静岡福祉大学健康福祉学長の増田樹郎教授を迎え、多くの業種から多数の参加をいただき活発な事例検討や意見交換がなされました。
令和になり第3回を数える本研修では、「ひきこもり」について静岡市地域ひきこもり支援センターの梶山いづみ氏より現状や取り組みの報告があり、その後、地域における様々な複合課題を多職種で、どう取り組むか?どういった視点で何に着目するべきか?といったことを、具体的な事例をもとにグループごとに検討し、提案しました。
行政、介護分野、障害分野等から50名を超える参加者が集まり、課題に対しお互いが今、何ができるかを検討し意見交換できたことで、今後の支援に活かせることを期待します。
2019年08月21日
みなくる ミニフェス交流会〜夏休み編〜に協力しました!
8月18日(日曜日)、地域・福祉共生センター“みなくる”(静岡市南部図書館内)で『みなくる ミニフェス交流会〜夏休み編〜』が開催されました。
当日は若い方、子ども、ご高齢の方、家族連れも多く、150名ほどの来場者がありました。どの世代もいろいろなゾーンで楽しむことができて“みなくる”の名の通りの光景でした。
視聴覚ホールではステージイベントがあり、県立大のサークルや地域の方々による踊りが披露されました。
「まいむまいむ」では、地域住民と障害福祉サービス事業所などとの双方向の連携に努めています。今回は、その一環としていくつかの福祉団体に声をかけて協力してもらいました。
「ティサービス(就労B)」(静岡市駿河区)では、シフォンケーキの販売を、「Nanairo(就労B)」(静岡市清水区)では、かき氷を、それぞれ提供してもらいました。
利用者さんが一生懸命に販売に関わったり、イベントに参加したりして楽しく交流できました。
その他にも、「フードバンクふじのくに」では、フードドライブ(家庭で余っている食べ物を学校や職場などに持ち寄りそれらをまとめて地域の福祉団体や施設、フードバンクなどに寄付する活動)の受付箱が入口に設置されました。なお、この活動は8月31日まで受け付けを行っています。ちょうど、寄附のあった飲料水を提供していただきアンケートにお答えしていただいた方に差し上げました。
こういったイベントを通して障害を持った方も自然に地域の方々と溶け込むことができ、また、地域の方も障がいについて理解していただくことができてよかったと思います。
8月19日付静岡新聞(朝刊)に掲載されました。
当日は若い方、子ども、ご高齢の方、家族連れも多く、150名ほどの来場者がありました。どの世代もいろいろなゾーンで楽しむことができて“みなくる”の名の通りの光景でした。
視聴覚ホールではステージイベントがあり、県立大のサークルや地域の方々による踊りが披露されました。
「まいむまいむ」では、地域住民と障害福祉サービス事業所などとの双方向の連携に努めています。今回は、その一環としていくつかの福祉団体に声をかけて協力してもらいました。
「ティサービス(就労B)」(静岡市駿河区)では、シフォンケーキの販売を、「Nanairo(就労B)」(静岡市清水区)では、かき氷を、それぞれ提供してもらいました。
利用者さんが一生懸命に販売に関わったり、イベントに参加したりして楽しく交流できました。
その他にも、「フードバンクふじのくに」では、フードドライブ(家庭で余っている食べ物を学校や職場などに持ち寄りそれらをまとめて地域の福祉団体や施設、フードバンクなどに寄付する活動)の受付箱が入口に設置されました。なお、この活動は8月31日まで受け付けを行っています。ちょうど、寄附のあった飲料水を提供していただきアンケートにお答えしていただいた方に差し上げました。
こういったイベントを通して障害を持った方も自然に地域の方々と溶け込むことができ、また、地域の方も障がいについて理解していただくことができてよかったと思います。
8月19日付静岡新聞(朝刊)に掲載されました。
2019年06月04日
目標指向型アプローチの視点に立った複合課題のアセスメント研修(静岡市)
“多職種との事例検討による目標指向型アプローチの視点に立った複合課題のアセスメントと家族支援研修”
主催者挨拶 静岡市障害者協会会長 牧野善浴
オリエンテーション 「プランセンターひくま」(浜松市)
社会福祉士・相談支援専門員 鈴木美絵 氏
事例紹介 事例説明・質疑応答
障害者相談支援センター城東(高齢者と障がい者が同居する事例)
まとめ 講評等 本研修スーパーバイザー、
静岡福祉大学教授(愛知教育大学名誉教授)増田樹郎 先生
【専門研修・事例検討会】
基幹相談支援センター及び地域生活支援ネットワーク“まいむ・まいむ”(面的整備型の地域生活支援拠点)
主催者挨拶 静岡市障害者協会会長 牧野善浴
オリエンテーション 「プランセンターひくま」(浜松市)
社会福祉士・相談支援専門員 鈴木美絵 氏
事例紹介 事例説明・質疑応答
障害者相談支援センター城東(高齢者と障がい者が同居する事例)
まとめ 講評等 本研修スーパーバイザー、
静岡福祉大学教授(愛知教育大学名誉教授)増田樹郎 先生
【専門研修・事例検討会】
基幹相談支援センター及び地域生活支援ネットワーク“まいむ・まいむ”(面的整備型の地域生活支援拠点)
posted by 静岡市障害者協会 at 11:40
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2019年03月22日
目標指向型アプローチの視点に立ったアセスメント研修(静岡市)
第1回 “多職種との事例検討による目標指向型アプローチの視点に立った複合課題のアセスメントと家族支援研修”
1 日時 平成31年3月20日 13:30〜16:45
2 場所 〒420-0865 静岡市葵区東草深町3番18
葵生涯学習センター(アイセル21) 集会室31
14:10 講話 「目標指向型アプローチの視点について」
本研修スーパーバイザー:静岡福祉大学特任教授 (愛知教育大学 名誉教授)
増田樹郎 先生
14:50 事例紹介 事例説明・質疑応答
休憩
15:00 グループワーク発表 各グループで検討
16:30
特定非営利活動法人 静岡市障害者協会
静岡市障害者相談支援推進センター
(基幹相談支援センター・静岡市障害者虐待防止センター)
静岡市地域生活支援ネットワーク“まいむ・まいむ”
相談調整コーディネーター
1 日時 平成31年3月20日 13:30〜16:45
2 場所 〒420-0865 静岡市葵区東草深町3番18
葵生涯学習センター(アイセル21) 集会室31
14:10 講話 「目標指向型アプローチの視点について」
本研修スーパーバイザー:静岡福祉大学特任教授 (愛知教育大学 名誉教授)
増田樹郎 先生
14:50 事例紹介 事例説明・質疑応答
休憩
15:00 グループワーク発表 各グループで検討
16:30
特定非営利活動法人 静岡市障害者協会
静岡市障害者相談支援推進センター
(基幹相談支援センター・静岡市障害者虐待防止センター)
静岡市地域生活支援ネットワーク“まいむ・まいむ”
相談調整コーディネーター
タグ:相談支援
posted by 静岡市障害者協会 at 16:48| まいむ・まいむ関連事業