2014年10月23日(木)自然再生センターの自主事業として八束学園の4年生と保護者の方、中海漁協の漁師さんと一緒に上記イベントを開催いたしました

※この事業は2014年10月23日発表の環境省の生物多様性アクション大賞の審査委員賞を受賞しました( ´ ▽ ` )ノ
審査委員総評
http://5actions.jp/award/result.html活動内容
http://5actions.jp/eat/we-love-nakaumi日にち:2014年10月23日(木)
時間:9:30〜12:20
場所:八束町江島港(オゴノリ採り)
八束町波入(サツマイモ堀り)
参加者:八束学園4年生(30名)・先生方(3名)・保護者(5名)
地域の方(1名)・自然再生センター(3名)
主催:認定NPO法人自然再生センター
共催:八束学園
協力:中海漁業協同組合
中海のオゴノリは、古くから刈りとって寒天の材料としたり、有機肥料として畑に撒くことで地域の人々に親しまれてきました。しかし、水質の悪化による海藻の激減に伴い、この習慣は薄れていったのです

少しずつ中海の透明度が上がってきた今、この良き伝統も取り戻し、子供達に伝えていこうと、近年継続的に海藻刈りを行っている中海漁協の方が熱心に指導してくださいました


まず最初に渡部敏樹氏(自然再生センター副理事長、海藻資源循環部会部会長)
「なぜオゴノリ刈りが必要なのか?」「刈り取ったオゴノリはどう利用するのか?」を
渡部巧氏(中海漁協/自然再生センター理事)からオゴノリ採りの時に使用する『オゴカキ』の使い方を説明して頂きました



説明後、8艘の船に分かれて漁師さんに教わりながらオゴノリ採りに取り組みました



最初は「なかなか取れない〜」と言っていた子ども達もコツをすぐつかんだようで
上手に刈り取っていました


船から降りた後はオゴノリの中にいる生き物を探すことに夢中です

生き物については門脇和也氏(島根県自然観察指導員島根県ふるさと案内人)と渡部敏樹氏から説明していただきました



渡部さんのお話によると「今の時期は水温が下がって酸素がたくさん。オゴノリなど海藻は生き物の宝庫になっている」ということでした

この日オゴノリの中から見つかった生き物は・・・
・アイゴ
・イボニシ
・アサリ
・スジエビ
・ヨコエビ
・ホトトギスガイ
・ゴカイ
・カニ
・ホヤの卵
・ヤドカリ などでした


採ったオゴノリの前でみんなで記念撮影


短時間ではありましたが、子ども達はとても上手にオゴノリを刈り取ることができました

中海でのオゴノリ採り終了後は、海藻肥料を使ってサツマイモを作っている大根島の柏木さんの畑に移動しサツマイモ掘りを体験しました




柏木さんに海藻肥料を使っている畑の事、サツマイモの掘り方などを教わりサツマイモ掘りの開始です


海藻肥料の畑は土が柔らかいのでみんな素手でどんどん掘っていきます

またミネラルも豊富なのでとてもおいしいサツマイモなんです



「掘れたー

」という声があちこちから聞こえていました


大きなサツマイモを一人3株おみやげとして頂きました

最後にみんなで記念撮影


参加した子ども達からは「こんなに藻があるとは知らなかった。」「いろんな生き物が見られて楽しかった」「船に乗れて楽しかった」「大きなサツマイモがほれてうれしかった」という感想が聞けました

今回はたくさんの報道陣の方からも取材していただき、ありがとうございました

参加・ご協力して下さった皆さまありがとうございました
posted by 認定NPO法人自然再生センター at 16:02
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