こんにちは

ここのところ天気が続いて、だいぶんぬるくなっている
なかうみちゃんです

今日は、藻刈りイベントを開催しました〜

日時:2018年8月8日(水)9:30〜11:30
場所:大根島入江
参加人数:11人(うちガールズサイエンスプロジェクト対象者1名)
未来のリケジョ(理系女子)を育てようと、
島根大学参賀取り組んでいる「しまねガールズサイエンスプロジェクト」

この企画にお誘いいただき、「藻が〜る」を体験していただこうと思っておりました…
が
この猛暑でオゴノリが生えていないという緊急事態が発生

急遽内容を一部変更して、開催することとなりました

挨拶の後はまず渡部さんがこれまで取り組んでこられた
オゴノリを使った栽培についてのお話



今まで地域ではどのようにオゴノリが利用されてきたのか、
目には見えない微生物が土壌にどのようにはたらくか、
オゴノリを畑に入れることによってどのような効果が表れるのか、
といった内容をお話いただきました。
と、学んだところで実際にオゴガキをつかってみよーう

と、意気揚々とやってみたのですが、
「やっぱり無い…」
例年だと20p程度には成長しているはずのオゴノリが、ひっかかりません


現在考えられる要因としては、
・天気が続いたことによる蒸発
・雨が降らないことによって、河川からの雨水の流入がないこと
によって、水温と塩分濃度が高くなっており、それがオゴノリの生育に影響しているのではないか、
ということです

今日も、表層部分の水を測定してみたところ、
温度:29.1℃
塩分濃度:2.1%
と、通常よりも大幅に高い結果でした

その後は、中海をあとにしてオゴノリを利用した畑へと向かいました

ここは土にオゴノリを入れている区とそうでない区に分けて栽培を行い、
オゴノリがどのように作物に影響していくかを観察している畑です

少しだけ、皆さんにも草取りを手伝っていただきました


本格的に日が照ってきたので、屋外での体験はここで終了

皆さん暑い中ありがとうございました

ここからは場所を
「大根島産直市」へ移動して、
皆さんと地域のこれからについてお話しました


今回はオゴノリを刈り取ることが出来ず、大変残念でしたが、
「見えないところでいろいろあるのが自然なのだとわかった」
「オゴノリを採ればいいということではないということがわかった」
「自然は放っておいたらいいのかと思っていたが、それだけではダメだということがわかった。とても深い部分の話が聞けて良かった」
との感想をいただきました

このようなイベントが中海や地域、自然について考えるきっかけになってくれるとうれしいです

ガールズサイエンスプロジェクトとしても、今回は藻刈りはできませんでしたが
いつもとは違った面からアプローチ出来たのではないかと思います

今回も報道関係者の方にお越しいただきました。
ありがとうございました!
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◆マーブルテレビ
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それじゃあ、またね〜

posted by 認定NPO法人自然再生センター at 14:24
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■中海の藻刈り