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2010年08月23日

大根島淡水レンズ見学会@

2010年8月22日(日曜日)
島根県八束町の大根島で出前講座を開催しました顔1(うれしいカオ)

内容は、「淡水レンズ見学会」ダッシュ


ところで、淡水レンズって??

淡水レンズとは、周囲を海に囲まれた
透水性の岩石からできている島の地下で、
海水の上に淡水がレンズ状に浮いたものを言うそうです。


・・・ムズカシイ。
言葉で聞いても、よくわかりません失敗
「一見は百聞にしかず」です。



コースは、@波入の湧き水→A親水公園(→B熔岩トンネル)
実際に、淡水レンズが、体感できる場所を見学してまわりました。



@波入の湧き水

ここは、海のすぐそばで、
海水の中から淡水が湧き出ていましたダッシュ



A親水公園

掘の池は、淡水で蓮かわいいが咲いていて、金魚が泳いでいましたが、
そこから、5mしか離れていない中海では、
大きなボラが泳いでいましたふぐダッシュ




淡水レンズのイメージはこんな感じです


島の地下では水の拡散速度が遅いので
淡水と塩水は交じり合わないんだそうです。

淡水レンズの大きさや形を数式モデルであらわした
ガイベン・ヘルツベルグの法則では、
淡水が海面から1mの高さがあれば、
地下水は、40m(40倍)まで淡水があるとされているとか。


大根島は、高いところで海水面から1m程淡水があり、
その下には30m程淡水であることが確認されているそうです。

しかし、海面に近い集落では、
上の部分の淡水の高さが低いため
地下水も淡水部分は少なくなります。

そのため、大根島の井戸は90cmしか掘れないんだそうです。

しかし、豊富に水が蓄えられている淡水レンズのおかげで、
大根島では、「非常に強い干ばつの年にも島の周囲では湧水が得られた」とか。

他に代表的な淡水レンズの場所として、
ハワイがあげられます。
そういえば、孤島にも関わらずハワイで「水不足」なんて聞いたことないですね!

2,3年雨が降らなくても平気な程
ハワイには、地下水があるそうですぴかぴか(新しい)


「淡水レンズ」
またひとつ賢くなってしまいました顔1(うれしいカオ)

次は、熔岩トンネルですお化けダッシュ
posted by 認定NPO法人自然再生センター at 16:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ■イベント
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