中海の南側、東出雲町の白鳥海岸が学校からすぐの所にある意東小学校。その意東小学校の児童と自然再生センターが協力して中海の魅力を伝える活動を秋にしています。
昨年は中海を紹介するガイドブックを作る活動をしました。
「『大好き中海♡』〜子ども向けの分かりやすいガイドブックを作ろう〜」
@矢田の渡し船での学習会
A中海でゴズ釣り
Bゴズの昆布巻き作り
今年は、初めに中海を知る活動として地元の方や自然再生センターの話を聞く事を事前に行い、
その話を聞いた後、実際に中海での活動をして今の中海を知るために中海の環境についてと、ゴズ釣りから自然と生き物について学び、中海の赤貝(サルボウガイ)をいろんな人に知ってもらうための活動をして、中海について学習したことを発信することを目指します。
先日、今年の活動の一部として今の中海について知る活動を行いました。
2015年9月30日(水) 9:30〜12:15
意東漁港周辺
意東小学校 5年生
当日は、風が強く中海が大変荒れていました。
当初の予定では、船で中海に出て中海の広さや通っている学校の周りの事を体感してもらう予定でしたが、強風の影響で陸からの中海学習となりました。
中海の水のことについて淡水と海水の混ざり合った汽水の湖であること、透視度計を使って水の見た目のきれい・汚いの違いやパックテストをすることで科学的に水の状態を調べる事をしました。
見た目は濁っていて汚くて感じても、生き物が住むには適した水であることなどを説明しました。
小学生の習っている内容では、パックテストの結果を直接理解するのは難しいですが、身近なことに置き換えたりしながら説明することで、不思議そうだった表情も少しわかったといった感じになっていきました。

波立つくらい中海が荒れていました。

中海の特徴について説明を受けています。

パックテストをして、水の状態を調べます。
中海の水の説明の後は、目の前の漁港から岩に付いている貝や海藻を取り、種類ごとに分けたり、一緒に取れた小エビなどの小さい生き物を観察しました。
グループごとに分かれて活動になりましたが、どのグループもじっくり観察することでいろんな生き物がいることを発見出来たようです。

岸壁から水の中をのぞいて生き物を探しています。

採った貝や水草を並べます。

生き物の種類ごとに分けて観察します。

一見何もいないように見える水草もよく観察すると小さい生き物がついています。
あいにくの天気で予定していた活動が出来ませんでしたが、それでも中海のことを知るきっかけになったと思います。
まだまだ、活動の予定がありますので最後にはどんな成果に出来上がるか楽しみです。
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