台風26号 伊豆大島支援情報【第16報】 [2013年11月08日(Fri)]
台風26号の被害を受けた東京都大島町(伊豆大島)の11月1日(金)発
【第16報】です。 以下、震災がつなく全国ネットワークと関係の深い 東京ボランティア・市民活動センター スタッフからの情報を掲載いたします。 ==================================== <10月31日の活動報告> □活動実績 ・個人 140人(島内93名、島外47名) ・団体 3団体 ・活動件数 20件 □活動現場 ・活動先(活動グループ)が増えたので、朝のマッチングの方法を変えた。 →これまではパネルに張り出していたが、件数が多いと張り出せないので、 ホワイトボードに書いてマッチングを行う方法に変更した。 ・役場や保健所の方と一緒にお宅を回り、床下の様子を見に行った。水がはけ ておらず、汚物や灯油が放置されている状態。担当者は初めて見た様子。 ・今後消毒の問題が出てくる。消毒対応のボランティア活動を行うか、VCと してどう関わるか方針を決める時期になっている。 ・片付ける場所はまだまだある。 ・泉津にも何件かお手伝いが必要な家がある状況。きちんと聞き取りをする 必要がある。泉津に支所があるので、サテライト的な視点も含め検討したい。 □災害VC ・駐車場の対応について、元町港の駐車場に止めるよう伝える。 ・問い合わせ件数が多い。問い合わせ内容は、「ボランティアに行きたい」 「宿泊場所は?」「移動手段は?」という内容が9割。 ・島の銀行から現地の様子についての問合せやボランティア活動希望の連絡があった。 ・資格や特技を活かしたボランティアはないかという問い合わせも少しある。 受付時の申告時にも反映できると良い。 ・マスコミからの取材もある。ボランティアや家主にも取材したいという声があり、 確認を行うことが必要。 ・中学生の保護者から「中学生でも活動できるか」との問い合わせも入っている。 ・活動支援金 口座が開設された。WEBでお知らせする。 □被災者の声 ・「ボランティアさんが来てくれて本当にたすかる。」 ・「大島高校の生徒さんが来てくれてうれしい。」 ・「(訪問の際は家主の方に立ち会っていただきたいと話すと)自分は留守にして いるけど、なんとかしてくださいよ〜。ボランティアもいなくなっ ちゃうし、 土砂の置き場もなくなっちゃう。」 ・「自分のうちの周りのひとはみんな亡くなってしまった。自分は助かったけど・・・」 ・「今になって疲れが出てきた。」 ・「ボランティアがいっぱい来ると、何をどうしたらよいのかわからなくなる。 ボランティアの人数を少なくしてやってほしい。(家主の息子)」 ・「(旦那さんが)消防団なのでそっちの仕事が優先で、自分の家も被災しているが、 手が付けられない。」 ・「自宅の裏で遺体が見つかった。怖くて住めないので、親戚の家にすんでる。」 ・「消毒したほうがよいと言われたが、どこに何をどう頼んだらよいかわからない。」 ・「土砂を運搬するのに、ボランティアが運び出すのに、人の家の前を通らなければ ならずご近所との関係で出しにくい。」 □避難所の声(一昨日掲載していない分) ・「食べ物や洋服が全部そろっているから十分。」 ・「(避難所から)一日でも早く出たい。早くもとの家にもどりたい。」 ・「みなさんにこれ以上言うのは申し訳ない。」 ・「若い人(50代)にいろいろやらされる(80代)」 ・パーテーションがあったほうが、休まる。(若い人) ・パーテンションみんなの顔が見えなくなる。(年配の人) →みんなの話し合いの結果、パーテーションはしないことになった。 ・「中の人間関係も気にしなくてはならなくなった(小声)」 ============================= 以上です。 |