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「いとしの能登 よみがえれ!」−能登半島地震・その後  38 [2009年11月22日(Sun)]
 先日の”リクエスト・ーツアー”が終わった後、私は能登町宇出津にある「間脇遺跡縄文館」に行ってきました。今回で2回目です。丁度神戸を出発した12日の北国新聞を駅で買い、読んでいたらこの遺跡の関連記事が載っていたのですが、その催しが11月21日から23日にあることはその記事には書かれてなかったので詳細が理解できていませんでした。その催しというのは、縄文時代末期の遺跡として発見された「環状木柱列」を復元するために、6000年前と同じように「クリの木」を使って復元しようというものです。それで、21日〜23日はクリの木の皮むきをするそうです。クリの木は直径60p、長さ9mのもので、道具はクリの木の枝を使ってするそうです。おそらく可能なかぎり当時の作業と同じ工程をされるのでしょう。そういえば、いま8月に水害に見舞われた兵庫県佐用町で竹炭を焼いていますが、竹を伐採して枝を払うときに、ナタを使わなくても切った竹の細い部分を使って払えば、枝は綺麗に落ちるのです。
私も神戸のある物知りに教わり、何年かぶりにやってみましたが気持ちがいいほど枝が落ちていきます。きっとクリの皮むきも同じような作業だろうと想像します。
 それにしてもクリの木というのは、6000年も経っているのに完全に朽ちないというのは驚きです。この縄文館では「環状木柱列」の他、いくつか当時の使用されたクリの木が展示されていますが、6000年前のまま残っているのが神秘的なまですばらしいものです。2年前に当センターの庭にも、高さ50pほどのクリの木がたくさんあります。これはドングリの実を植え芽を出させ、2年間かけて育てたものです。ほんまもんの垣根をつくろうとチャレンジしているものです。

 クリの木は堅いので、加工しにくいために大工さんが嫌がり、だんだん木の種類が変わってきたのかも知れません。昨日の大崎さんのレポートには触れませんでしたが、輪島漆器の特徴は、この地で育つカシの木やアテの木のように堅牢なのが特徴だそうです。つい最近までは能登の地域でも、山の管理は持ち主が丁寧にやっておられたという話を聞きました。自分の山で育った木を家の普請で使う材料であったり、間引いた間伐材は焚き物のエネルギーであったり、またよい木材は輪島漆器の生地になったり、まさしく暮らしと直結して山という存在があったのだとあらためて痛感します。

Posted by RSY事務局 at 10:31 | 村井雑感 | この記事のURL | コメント(0)
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