東北地方での地震について[第 3 報] [2008年07月26日(Sat)]
皆様
お疲れ様です。 一昨日より震災がつなぐネットワークとして、NPO法人とちぎボランティアネットワークのKさん、Yさんに続き、NPO法人ハートネット福島のYさん、Nさんも視察のため現地入りし、両者とも、昨日中に地元に戻られました。先遣隊の方々の報告を以下の通りお知らせ致します。 ○八戸市南郷村島守地区の様子 ・476世帯が断水中。居合わせた水道事業団の方に訪ねたところ「断水復旧の目処はまだ立っていない」とのこと。 ・農家の方にお話を伺ったところ「水が出ないので不便。料理が出来ないため、出来合いのものを食べている。洗濯もできない。夏の暑い時期なので風呂に入りたいが、風呂が使えないため公衆浴場に足を伸ばすしかない」とのこと。 ・しかし、給水については、高齢者対応をはじめ地元のボランティアやご近所同士で助け合い、対応しているため、外からのボランティアの必要性は感じられなかった。 ○洋野町大野地区の様子 ・町中には、特に目立った被害の痕跡はなかった。 ○岩手県九戸郡軽米町 ・10年前に水害で被害を受け、ハートネット福島で支援をした軽米町を訪ねたが、カーショップのガラスが壊れていた程度で、他に大きな被害は見られなかった。 このような報告から、 1.ライフラインの寸断による不都合がありながらも、現場の被害が比較的軽微であったこと。 2.被災された方の声からも、外部からの支援を継続して行うというよりは、困りごとについては、地元の地域・行政・社協等の範疇で対応されていること。 が分かりました。 これらの状況をふまえて、震災がつなぐ全国ネットワーク(事務局RSY)としては、引き続き被災地の状況を見守りつつ、今後は状況の変化や必要に応じて皆様への情報発信・被災地対応を検討、実施していきたいと思います。 先遣隊の皆様、お疲れ様でした。 ご理解とご協力のほどをよろしくお願い致します。 RSY浦野 |