長野県神城断層地震への対応について(11/24) [2014年11月25日(Tue)]
11/23に震つな事務局員および会員1名が先遣で白馬村に入りました。
翌11/24に、RSY浦野、bousaing早川、事務局松山の3名で白馬村社協を訪問。 現状把握と今後の方向性について情報を得た後、長野市にある県社協を 浦野、松山が訪問し、白馬村を中心に支援を行う旨を報告しました。 被災2日後、人的被害や家屋被害の全容が明らかになる一方、マスコミに よる、住民に対する容赦ない取材や、住民でない人(素性不明)が被災 地区を出入りしている、ということに住民のストレスがたまり始めています。 白馬村社協は、災害ボランティアセンター開設に向け、11/24に設営を開始。 当初、ほぼ全ての職員が避難所運営・対応に追われていたが、ようやく 社協の業務に戻れるようになってきての設営となりました。 11/23より、県社協スタッフ2名がサポートに入っています。 被災のひどかった白馬村堀の内地区は、避難所からおよそ5キロほど 離れており、貴重品持ち出しや片付けのための一時帰宅が11/23は10-12時。 11/24は10-15時に行われ、村がマイクロバス等で送迎をしています。 堀の内地区かは不明ですが、すでに不審者等の情報もあるため、 11/24からは住民と分かるように統一のベストを着用しており、 住民・親戚・友人・知人以外の人への対応も始まっています。 (住民から「知らない人がウロついていて不安」との苦情もあった様子) 雨天に備えて、被災家屋にシートをかける作業が多くみられました。 震つなからは、今夏の長野県南木曽町の支援の際に面識のあるRSY浦野が 現地入りしたこともあり、社協職員等と今後の支援の方向性について検討 を進めています。 具体的には、白馬村社協との話し合いにより、明日(11/26)に避難所での 足湯を一度やってみることになりました。しかし、先述の通り、外部者への 不信感やストレスが既にみられるため、社協と十分に話し合い、慎重に進め るようにしています。 災害ボランティアセンターの設置は進んでいますが、被害が局地的な ことと、地震災害ということで、大人数での活動にはならない見通しです。 しかし、倒壊家屋も多いことから、避難が長期化することも予想される ため、その対応を社協職員中心に話し合っています。 自助、共助の力が強い一方、外部からの支援を受ける受援力が低い地域性 との情報を地元の方より得ました。それを考慮すると、外部からの一方的 な支援は地元を混乱させる原因になることが予想されます。 ボランティアとして現地入りをお考えの方は、災害ボランティアセンター の発信する公式発表をよく確認の上、配慮のある行動をお願いします。 ※長野県がこの度の地震の呼称を「長野県神城断層地震」としたことを受け、 ブログのタイトルを一部変更しました。(11/26) |