フィリピン台風30号被災地支援情報(17) [2013年12月05日(Thu)]
2013年11月8日にフィリピンに上陸した台風30号により、
現在でも約300万人が避難生活を余儀なくされていると言われています。 震つなと関わりの深い、CODE海外災害援助市民センター(略称:CODE)では 11月15日から現地にスタッフを派遣して支援を行っています。 現地に入ったスタッフからの情報含め、CODEからの情報をお知らせします。 ※既に終了したイベント情報も含まれています。ご了承ください。 ==================================== ☆フィリピン台風救援募金にご協力下さい ◆郵便振替:00930−0−330579 加入者名:CODE 通信欄に「フィリピン」と明記してください。 ◆クレジットカードをご利用の方は下記のページからお願い致します。 https://mp.canpan.info/code/ ※募金全体の15%を上限として事務局運営・管理費に充てさせていただきます。 ==================================== (CODE 11/26配信メールより) CODE海外災害援助市民センターです。 フィリピンの台風被災地へのご支援ありがとうございます。 引き続きレポートを発信させていただきます。 ☆12月3日には報告会をさせていただきますので、ぜひお越し下さい。 →http://philippines2013typ.seesaa.net/article/380863022.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ フィリピン台風30号(Haiyan) 救援ニュース No.17 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「支え合い〜被災地から被災地へ」 2011年の東日本大震災の被災地からもフィリピンの被災地へ支援の動きが 起きている。 当団体CODEも1995年の阪神・淡路大震災の際に世界約70カ国からご支 援を頂いた事がきっかけで「困った時はお互い様」と被災地KOBEから世界 の被災地へと救援活動を行って来た。 東日本大震災では、フィリピンは2週間後に岩手や宮城に食料パック1500 個、カップ麺1万2000個、バスタオル1000枚、マット1000枚、防塵マスク 5000枚の物資(外務省発表)を支援してくれた。また、宮城県に医師3名を 派遣し、こころのケアなどを行った。宮城県石巻市を訪れたアキノ大統領 は、市に対して7600万円の義捐金を贈っている。 2011年のデータでは、在日フィリピン人は21万人という。在日外国人として は中国、韓国・朝鮮、ブラジルに次いで4番目に多く、日本各地に住むフィ リピン人たちもこの台風災害への支援を開始している。東日本大震災の被 災地である岩手、宮城、福島の3県からも「あの時の恩返しがしたい」と様々 な動きが起きている。 福島県(県内在住フィリピン人2160人、2011年データ)では、南相馬市の 中学生たちが自主的に募金を行い、いわき市では小中学生が救援物資を 集めている。また福島市やいわき市のフィリピン人コミュニティの人たちも祖 国の大災害に心を痛め、募金活動を行っている。 宮城県(県内在住フィリピン人974人、2011年データ)では、県が200万円 の見舞金を贈り、南三陸町では、カップ麺や毛布、カセットコンロなどの物 資を独自に送り、気仙沼のフィリピン人コミュニティの人たち、七ヶ浜の仮設 住宅の女性たち、みやぎ生協、石巻市雄勝、仙台市などで募金も行われて いる。 岩手県(県内在住フィリピン人885人、2011年データ)では、県庁に募金箱 が設置され、盛岡・マニラ育英会や陸前高田のNPO、大船渡のボランティ アグループなどもフィリピン台風災害への募金を呼び掛けている。 未だ復興途上の東北の被災地からフィリピンの被災地へと国を超えた支え 合いの輪が着実に広がってきている。災害を通じて世界が確実に近くなって きている。 (吉椿雅道) ==================================== |