台風26号 伊豆大島支援情報【第25報】 [2013年11月12日(Tue)]
台風26号の被害を受けた東京都大島町(伊豆大島)の11月11日(月)発
【第25報】です。 以下、震災がつなく全国ネットワークと関係の深い 東京ボランティア・市民活動センター スタッフからの情報を掲載いたします。 ============================= <11月9日の活動報告> □活動実績 ・参加ボランティア数:435名(島内:133名、島外:302名) ・活動件数:30件(新規:6件、継続:24件) ・9日で終了9件、継続:21件 □災害VC関係 ・新規ボランティア活動者が継続に比べて、2〜3倍程度、多い。団体での活動 者が目立つ。 ・団体のボランティアは、団体ごとに分かれての活動希望があったため、調整に 時間を要した。受付段階で「○○団体は○人/班で動く」などの詳細情報がわかると 調整が容易になるので、事前申し込み段階でわかる範囲でお願いする。 ・上記以外については400名を超えるボランティアがあったにもかかわらず、ス ムーズに対応ができた。 ・多くのボランティアの参加があったため、人数が必要な泥出し作業を優先的に おこない、消毒まで済ませて石灰は後日でも改めておこなえるという姿勢で臨んだ。 ・WEBで実施しているアンケートは、朝の段階で12件の回答があった。 ・大金沢沿いの民家(元町3丁目の神達地区側)でもボランティアが活動を始め ているが、家の中すべてが土砂に埋まっており、泥のかきだしとともに、家財道 具類の搬出、廃棄物の整理を行うために、相当な人数を入れて進めている。重機 を入れて作業を進める必要性があるケースも多く、今後は島民の重機所有者と専 門ボランティアによる作業も本格的に実施していく予定。 ・町立第三中学校の生徒が、支援で届いたみかんに、「がんばって」「笑顔で」 などのコメントや絵をマジックで書いて、被災者宅を訪問し、一人ひとりに手渡 した。 ・ボランティア用仮設トイレが9日朝、役場隣に5台設置された。10日の昼から は利用できるようにする。 □ニーズ関係 ・社協のケアマネが在宅島民訪問を実施。20軒を訪問。「人と話すだけで涙が出 た」、「日本人でよかった」と言った声もあった。 ・住民から、家屋の柱等に防腐剤を塗布してくれないかというニーズが社協に 入っていたが、生活環境の支援というよりも建築関係の領域に入るため、役場の 担当部署に声をつなげることにした。 ・ボランティアに来ていた主任児童委員との意見交換をおこなう。 □被災地の様子 ・昨日同様、保健所による床下への消毒・石灰散布がおこなわれた。ただし、保 健所による石灰散布については本日で終了。今後の石灰散布については、大島町 役場と大島社協との調整により対応することが決まる。 ・これまでにボランティアが活動を行った被災者の家を訪ねて、その後の様子を 聞いて回った。当初、途方に暮れていた被災者の顔にも、片づけが進む中で笑顔 も見られるようになってきた。 ・罹災証明の発行に向け、役場が配布した調査票を手に、「まずは一安心」とい う雰囲気で話す被災者の顔が見られた。 ・ずっと不在の家もいくつかみられ、依然配布したボランティア活動についての チラシが扉に挟まれたままのところもあった。 ・自分のところは被害が小さいからと、消毒をまだ申し込まない一方で、東京に 出ている隣家の庭先の清掃を行う方もみられた。 ============================= 以上です。 |