用意したり慌ただしかったです。
早速奥海(おねみ)の住民の方々が来てくださいましたので、飲みたいものをお聞きして、ご案内です。15人以上の方々がお越し下さったので、少し手狭になりましたが、嬉しいことです。早速、足湯を希望して下さる方がいて、順調に開始できました。
私が担当したのは、毎月の社協が主催するふれあい茶会で見かける80代の女性でした。少し耳が遠い方だったので、よく頷くこととゆっくりはっきり話すことを心がけました。実は足湯の実践は初めてで緊張していましたが、足湯はコミュニケーション手段の一つであって、失敗を恐れても仕方ないのだと最初の挨拶を交わす時に気付けました。以下はそのつぶやきです。
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「汚い手でしょう?」(いいえ、私なんてなまけものの手ですから)
「歳をとると(手の甲に)斑点ができるの」(私も頬にできますよー)
「もう85歳なの。ふれあいサロン(茶会)とカラオケが楽しみなの」
(カラオケはいつされているのですか?)
「第四火曜日にここで。そう、楽しみなの。カラオケはね、声が出ないけど楽しくてね。
二年ぐらい練習したの」(熱心ですねー)「夫亡くしてから、寂しさが紛れるからね」
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「腰がね、曲がってちゃって。痛くて前に病院で薬もらったらすぐに良くなったよ」(お薬すごいですね!どちらの病院なのですか)
「佐用病院で診てもらっているの」
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「足湯って岡山の温泉でしたけど良かった。今日はありがとうね」
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終始笑顔でお話しして下さって、ついこちらも笑顔になれる社交的な方でした。一対一で気まずくならないか心配でしたが、沈黙も心地よいのだと再認識しました。
無事足湯初体験を終え、ほっとしました。神戸学院大生の方々も順調にされていました。皆さんは初足湯だったようですが、異性に手を触れられるのにこそばゆく感じる方もいらっしゃったみたいで、できるだけ同性同士の方がいいのかもしれないと思いました。ですが、ほとんどの方に気持ちよかったと言って頂けました。
合間に山守の安本さんとお話しできて、可愛らしい木工細工を見せてくださいました。組立は簡単だそうですが、とてもお洒落で自分も作りたくなりました。
奥海の皆様、外部から大勢来て驚かれたかと思いますが、温かく受け入れて下さってありがとうございました。これからもよろしくお願いします。また、A教授、アシスタントのTさん、神戸学院大学生の皆様、遠いところからありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしています。
(境智子)
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第1回(座学)のご案内
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◆場所:佐用町上石井「奥海公民館」(兵庫県佐用郡佐用町奥海)
◆日時:2011年8月7日(日)午後1時より午後4時半まで
※当日の午前中には間伐作業も行いますので、ご希望の方はぜひ一緒に汗を流しましょう。
7:00に神戸を出発、9:00に奥海での作業開始です。
詳しくは村井までお電話下さい(090-3160-4816)。
◆講師:
○テーマ:「佐用水害を教訓に、山の大切さを学ぶ」
庵逧 典章 (佐用町長、佐用森林組合理事長)
○テーマ:「森・川(里)・海が連環した地域再生と国土づくり」
松本 誠 (元武庫川流域委員会委員長)
プロフィール
市民まちづくり研究所所長、元・神戸新聞編集局調査研究資料室長
神戸新聞社で36年間の記者活動などを経て2003年2月退社後、明石市に市民まちづくり研究所を開設。環境問題やまちづくり、地域経済、地方自治などを専門分野とし、最近は自治体の危機管理や議会改革、市民主体のまちづくりや分権時代の自治体のあり方等についての講演や職員、議員研修の機会が多い。
神戸学院大学客員教授、関西学院大学・桃山学院大学・神戸国際大学等の非常勤講師も務める。市民活動団体「まち研明石」、明石まちづくり市民塾、市民自治あかし各代表。集合住宅維持管理機構副理事長。自治・分権ジャーナリスト関西の会事務局。CODE海外災害援助市民センター理事。
1990年代初めから川づくり関係の提言や委員会に携わることが多く、旧佐用郡南光町の「川を活かしたまちづくり会議」や「千種川流域(赤佐)まちづくり協議会」を発足させて流域自治体とともに「千種川中流域からの提言〜参加と連携の時代」等を取りまとめた。河川法改正後の兵庫県最初の住民参加の河川整備計画づくりになった千種川委員会の委員長代理、同鞍居川部会の部会長、武庫川ダム計画を白紙に戻して「ダムに依存しない川づくり計画」を取りまとめた兵庫県の武庫川流域委員会委員長も務めた。
また、千種川圏域清流づくり委員会の発足に関わるほか、この7月に発足した武庫川流域圏ネットワークの特別顧問も務める。
*お申し込みは、被災地NGO恊働センターまでお願いします。
*この講座は、佐用町社会福祉協議会の後援を頂いております。
みなさま、ふるってご参加ください。お申し込みをお待ちしております。
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