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「水害にあったときに」〜浸水被害からの生活再建の手引き〜 (2021年7月15日更新) (04/04) 堀 幸一
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「水害にあったときに」〜浸水被害からの生活再建の手引き〜 (2021年7月15日更新) (10/13) 足立区鹿浜図書館
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【佐用の森便り】 No.9 [2011年07月21日(Thu)]
被災地NGO恊働センターです。
明日より、佐用町奥海での山林整備活動を再開します。
今後のご参加をぜひよろしくお願い致します。
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佐用町・奥海の山での間伐作業再開について
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7月22日(金)、兵庫県佐用町の最北端に近い「奥海(おねみ)の山」での間伐作業を再開します。佐用町森林組合作業班(通称 山守り)佐用町出身の当団体スタッフ福岡洸介を中心に計3名で行います。

 2009年兵庫県佐用町を襲った豪雨水害支援をきっかけに佐用町に入り続け、今年の2月、「佐用町復興支援」と銘打って「竹炭祭り」を佐用の地で開催したところ、約1,000の人たちが参加してくださり、佐用の人たちを
大いに元気づけることができました。その後3年目の佐用町との関わりを継続していかなければと考えていた矢先に、東日本大震災が発生し当団体もしばらくそちらにエネルギーを注いでいたために、実質佐用での活動を休止していました。

 ところが5月末頃に、東日本の被災家屋の床下に竹炭を入れてあげれば、「脱臭・調湿」の効果もあり、喜ばれるのではないかと思い始めたときに、偶然宮城県石巻から「竹炭を公民館の床下に入れたいので提供してくれないか」というご依頼がありました。そこで6月はじめから佐用町上月(こうづき)竹炭組合の指導のもと竹炭を焼き、約1トンを石巻に運びました。

 この活動をきっかけに、「水害の原因は山が管理されていないからだ」と言う気づきのもと佐用町の最北端に近い「奥海(おねみ)」集落で間伐作業などの山林整備活動を再スタートさせました。水害に対処するには山だけではなく、川そのものとの向き合いも必要になり、やがて海へとつながっていくという総合的な理解をしていかなければ、水害による被害を軽減することはできないという結論に至り、これまで以上にまず奥海集落に関わることの意義と奥深さを感じています。

 また同時に未曾有の東日本大震災を受けて、あらためて自然の驚異を思い知らされました。佐用水害をきっかけに佐用の山林あるいは川と向き合っていると、自然との共生、共存そして災害とのつきあい方、さらに少子高齢化社会における「限界集落」の厳しさなどがひしひしと身にしみて来ます。まだまだ「入り口」にも行き着いていないのですが、どうもこれから変遷していく奥海の姿と東日本の復興の姿が重なって見えてくるような気がしてならないのです。

 是非みなさん、これからの佐用町での復興支援活動に積極的な参加をお願いします。

2011年7月21日
被災地NGO恊働センター 村井雅清

*なお、この奥海での活動は、“奥海の森 地元学実践塾”開講を目指しての活動と位置づけており、トヨタ財団2010年度地域社会プログラムからの助成をいただいています。
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