体となり、佐用町の復興支援を続けてくれているボランティアグループです。活発で親しみやすいメンバーが多く、私も協働センターの人間として、また同年代の個人として公私を問わず親しくさせていただいております。
同団体は女性が多く、車の運転や力仕事など私でも手伝えることがけっこうあるのですが、日曜日に限っていうと逆に手伝ってもらう形になりました。
被災地NGO恊働センター内では、佐用町から東北の被災地に竹炭を送れないかという計画が持ち上がっています。規模は違えど同じ水害に遭った被災地どうしだからこそ、この救援には大きな意味があるのではないかと思うのです。
竹炭は燃料としてよりもむしろ生活補助用品として使われることが多く、とくに脱臭効果と調湿機能に優れているため、家屋の床下にヘドロが流れ込むような水害の被災地には喜ばれるのではないでしょうか。
そのため今は「質より量」の竹炭を作るため、木炭用の大窯まで使う必要があり、しんどい作業を手伝ってもらいました。
たぶん縄文人の住まいよりも立派な木炭窯には、中に入って木や竹を並べるだけでもかなりの労力が必要です。いくら掃除をしても残る微小な灰が舞い上がり息ができない、重厚な石造りのため一瞬だけ中に入る作業でも暑い、天井が低いため常に中腰、インチキをかまして丸太を突っ込んでも終わりが見えないくらいデカい──という心身ともに苦しい仕様です。
それでも男2人でなんとか昼過ぎには並べ終えたのですが、火を点けるのにまた数時間かかるため、今日はこれまでとなりました。
チャコネットの方々が主催するカフェに顔を出すまでは倒れられないという使命感のみで体を動かし、体力を使い果たすまで働くことはできたのですが、その成果は窯に木と竹を並べただけです。フィールドワークとは結果を焦るものではないのでしょう…きっと。
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