環境共生型ライフスタイルの提案事業
地域版プラットフォーム事業の一環として、
市民工房、みんまち課、宇都宮大学工学部、
トヨタウッドユーホーム株式会社の4者協働で
取り組んできた事業です。
そもそもは、環境と共生するとはどういうことか
、から始まりました。住宅という建築物がまず考えられます。
さらに、どんな設備を整えるのか。そして、環境への
意識の高まりをどう持続させるのか。
自分たちの実際の生活場面において、これらの疑問に答えていく、
それが「宇都宮らしさ」につながると思います。
市民工房はこれまで、いくつかの協働事業を実施
してきました。パートナーは、行政であったり大学であったり、
あるいは企業であったり。すべてが2者間での事業でした。
今年度もう一つのプラットフォーム事業で行政とNPO2団体の
3者連携に取り組んでいますが、この環境共生事業は
NPOと行政、大学、企業の4者連携という
まさに多様な主体間の協働事業、
プラットフォーム事業になっています。
立場が異なれば、当然同じものを見て、
同じことを聞いても、感じ方は異なります。
そして、4者の比較で一番感じたことが、個人としての意見と、
組織としての意見です。市民工房の場合、組織が小さく、
また社会的な影響もそれほど大きくないことから、
個人の意見を組織の意見として述べる自由が許されています。
しかし、これは一般的ではありません。
小規模事業主であれば話は別ですが、多くの場合、
組織の意向を重視するのは当然のことです。
環境共生、そして宇都宮らしいライフスタイル、
という切り口で1年間事業を行った結果として、
どんな成果を求めるのか、4者の立場をすり合わせた
ものにしていく必要があります。それは、将来にどうつながるのか、
にかかっています。
市民工房としてこの事業を提案したのは、環境共生、
エコな暮らし、持続可能性といった言葉が聞かれる中で、
それはいったい何なのかを知りたいと思ったからです。
そしてその知識を実際に生活の中で実現するためには
どうすればいいのかを、共有したいと思ったからです。
ハードな部分であっても、ソフトな面であっても、
結局は生活の中で実現していかないと、役に立ちませんから。
既に取り組んでいる事例を紹介しながら、では自分なら、
宇都宮市でなら何ができるのかを考える、その機会を
継続して作ること、それが市民工房の役割だと考えます。
この事業も、今年度中に報告書としてまとめることに
なります。そしてその結果は、報告会で発表します。
3月中旬に報告会を予定しているので、日程が決まり次第
お伝えする予定です。
4者の思いがどんな形で結実するのか、
そこから次のステップがどう見えてくるのか、
こちらも楽しみです。
Posted by ANDO at 11:37 | 市民工房 事業 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)