地域コミュニティにおける絆の再生 〜これからの近所付き合いを考える〜
を開催しました。約110名参加
福山市立大学の前山総一郎教授より
「21世紀の地域経営を考える」というテーマで、基調講演をいただきました。
少子高齢化が進む日本で、政治的試み(上からの改革)は、何度も失敗している。
今問われているのは、地域を形作る住民の力。高度経済成長時代に弱まったように
見えるが、これからの時代だからころ、底力を持つ。
★近隣ネットワークと絆の力
東日本大震災で大きな被害を受けた南三陸町馬場中山地区では、、
その後一致団結してコミュニティ作りを進めてきた。
その特徴は、
@チーム作りに長けている
A内部からエネルギーをくみ出す、
B相互信頼:震災前から育んできた
Cコミュニティ自治:自分たちで、生活圏と生活の形を守る
★近所付き合い
事例1.新潟市西区:こんふにてぃ協議会と町内会の連携による安心マップづくり
<安心基盤の提供>
事例2.青森県階上(はしかみ)町:各地区で地区計画を策定し、町の総合計画に反映
自らの提案が形になることの安心感
<将来像策定>
事例3.鳥取県智頭(ちず)町:百人委員会を立ち上げ、住民が身近で関心の高い課題と
その解決製作を行政に提案。限られた予算の中で、本当に必要なものを実施する
ことで、納税への納得感が得られる。<事業創出>
事例4.埼玉県深谷市:自分たちで出資して、配食サービスやケアサービスに取り組む。
<地域経済循環>
近所付き合いにはこのような力がある。ここから、新たな地域運営が始まる。
それは、住民一人ひとりに高い満足感と安心感を提供する。
最後に、前山先生から、「自分は宇都宮の大応援団ですから!」とのお言葉を
いただきました。
ご講演ありがとうございました。
Posted by ANDO at 10:42 | 市民工房 事業 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)