これは、NPOと行政が提案し、できれば企業や大学なども巻き込んだ
プラットフォームを構築して、新しい公共を担う事業を行う
ものである。
市民工房は、そこで2つの事業に関わっている。
1)市民研究員育成事業
プラットフォーム構成団体
市民工房、とちぎ協働デザインリーグ、みんまち課
2)環境共生型ライフスタイルの提案事業
プラットフォーム構成団体
市民工房、宇都宮大学建築学コース、トヨタウッドユーホーム株式会社
みんまち課
今年度は、プラットフォームの基盤を構築する段階で、
実際の事業は、来年度から始まる。
今、その準備に取り掛かっているところである。
協働事業を行う仕組みとして、「プラットフォーム」が
語られるわけだが、そもそもプラットフォームとは何か。
協働事業=時限的なプロジェクトを実施する上での
・メンバー
・環境
・物理的な場
がプラットフォームであると考える。
地域版プラットフォームでは、構成メンバーが固定されているが、
実際には、メンバーは出入り自由となる。誰をメンバーとして
声掛けするか、せっかく声をかけても、結局入ろうとしない
相手もいるであろう。その時は、固執せずに、他のメンバーを
探す柔軟性が求められる。
これらメンバーが集まるための場作りが重要なのは、
協働に限らず、いつものことである。ただ、出入り自由な場で
あるためには、定期的な開催が理想的であろう。
そして環境、つまり場の運営。これが最も重要となる。
異文化が出会うプロジェクトにおいて、そのぶつかり合いが
新しい何かを生み出す源になるが、一つ間違えれば
物別れに終わってしまう。発想の創出につなげるような
場の運営ができるかどうか、まずは試される。
さらに、発想の実現に向けて、さまざまな壁が立ちはだかる。
やり方が違う組織が集まるのだから、うまく進まないほうが
普通だ。その壁を一つひとつ丁寧に取り除いてく作業は、
時間がかかるし、効率的とは言えない。
それでも、やることに意義がある、とメンバーが共有すれば
事業は成功と言えるだろう。
これから、具体的な事業が始まる地域版プラットフォームで、
成果を生み出すことができるか、市民工房にとって
腕の見せ所である。
Posted by ANDO at 16:57 | 市民工房 事業 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)