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宇都宮まちづくり市民工房のブログです。
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一本の木[2009年10月01日(Thu)]
 高齢化集落の方から畑をお借りして交流事業を行っています。

畑は集落からちょっと高いところにありますが、その方向を
見上げると、豊かな緑の中に他より背が高い一本の木が
目に入ります。ちょこんと頭をだしているその木を見ていると、
「てっぺんからの眺めはさぞいいだろうなぁ」と思わせて
くれます。



 ところが、実際に畑に行ってその木を探そうとすると
見つかりません。
どの木も背が高くて区別がつかないのです。

遠くから見るとあんなに目立っていたのに、近くに寄ると
見分けがつかないって、何だか不思議なものです。

 そう考えたら、人の世界も同じかなと思えてきました。

 たとえば、組織の中ではそれほど際立った存在と認識
されていなくても、組織の外、まったくの外部から見ると
とても目立つ人もいます。
 日本人はよく、海外の評価に弱いと言われます。
国内ではほとんど評価されていないのに、外国から
認められると周囲の見方が一変してしまう。
 ちょっと情けないですが良く聞く話です。

 外からの評価は高いのに、内部評価は散々という人も
います。旧ソ連の指導者にそんな方がいたように記憶してます。
この方の場合は、実際に行動したことへの評価ですから
致し方ないと思いますが、行動を伴わないのに外向けPRだけは
得意という場合もあるでしょう。

 人を評価するというのはとても難しいことです。
関係者だけでなく外からの目も必要ですが、
だからといって鵜呑みにするわけにもいきません。

 勝手格付けに一喜一憂するのではなく、他者からの
評価に左右されない自己評価基準を持つことが大切
なんだなと思います。

 結局のところ、自分を一番良く知っているのは自分のはずですから。

 もちろん、人の意見に耳を傾ける謙虚さは重要です。
 田原総一郎さんが新聞で、「自分たちを打ってくれる意見はありがたく
受け止め、熟考する機会ととらえるべきでしょう。拒んでいればやがて
裸の王様になります」と述べていました。
 自分に寄せられた高い評価、向けられた厳しい批判、いずれも
きちんと受け止めつつ、次の自分を創るための糧とする、そんな
生き方ができたら素晴らしいですね。

 そしたら、いつまでも高みへ伸びていけると思います。

 周囲を見下ろしながらも、謙虚さを失わず、自分が日陰を作って
いることを認識している存在は、自然に尊敬を集めるはずです。
 

Posted by ANDO at 19:10 | 日々のあれこれ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

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