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組織が生き残ること[2009年04月15日(Wed)]
某有名企業の会長が述べていました。



「私の最大の課題は、会社が生き残るために戦うことだ」



数千人の従業員とその家族の生活を預かり、社会における使命と与える影響の大きさを考えての

言葉とすれば、当然のことですね。



でも、と思ってしまいます。



その「会社」には、従業員と家族の生活、社会における使命と影響・・・社会的責任が含まれて

いますか。



会社という組織、ブランドが生き残ることを最優先として捉えた上での発言ではないでしょうか。



確かに、一つひとつの企業がその存在価値を高めることが、社会全体にとっての利益につながる

時代はありました。そこでは、企業が社員と家族の福祉を担っていました。終身雇用は、就職即ち

自分たちの生活を丸々企業に任せることを意味していましたから。その結果、日本で一億総中流が

実現しました。たとえ暮らすところが「ウサギ小屋」だったとしても、人々の意識は中流だった。

そして、より広い家、庭付き一戸建てを目指してローンを組み、一層会社に縛られていったわけです。



そうして至った現在、今は「利益は私有化し、損失は社会化する」時代なのだそうです。私有化と

いうより社有化と言ったほうがわかりやすいかもしれません。利益を上げ、それを社有化し(自社

の商品やサービスを購入できない従業員を雇って利益を上げる)、損失だけを社会化して生き残る

としたら、その組織の存在価値をどう考えたらいいのでしょうか。



田中弥生氏は著書で、NPOの役割は、市民の生活を支え向上することであり、その実現のために

市民性を養うことと述べています。市民性を養う、市民と社会のつながりを創る、とも理解できます。

個々のNPOは、その役割のもとに自分たちの使命を掲げ、活動しています。決して、組織の生き残り

が目的ではないはずです。



その違いを認識しないと、NPOも結局他の組織と同じ呪縛にはまってしまいます。

Posted by ANDO at 09:16 | 練習用 | この記事のURL | コメント(2) | トラックバック(0)

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コメント
ほんと、やることいっぱいですね。一緒にがんばりましょう!

Posted by:ANDO  at 2009年04月24日(Fri) 18:31

同感です。

そうした意識の醸成もファンド等で一緒にやっていきましょう!
(私は微力ですが…)

やるべきことは山積ですね笑顔汗

Posted by:前田利一  at 2009年04月16日(Thu) 15:18

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