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山の歳時記 [2007年10月15日(Mon)]
 最近、大山、山の歳時記を作らなければいけないと強く触発されたことがたくさんありました。
 そもそも、それは素朴に子供時代に戻ってどんぐり拾いに行こうと思い立ったことから始まりました。あちこちの道路沿いでどんぐりと山栗などを拾いながら、先日も訪れた大山寺阿弥陀堂近くに行き、そのときにも拾った鬼ぐるみの木を確認して、その下に落ちている胡桃の実を拾い、そしてブナ林に行けばもっとどんぐりがたくさん拾えるかと思い行ってみました。ぶなの実はちょっと変わっていてあまり拾ってうれしいものではないのですが、そのブナ林の中にまれに栃の木があり、時期的にはもうとっくに終わっていたのですが、いくつかの遅く落ちたものが拾えて、さらに山の散策を楽しんでいました。そこへ、山の上のほうからリュックサックを背負った一団が降りてきました。きのこ取りに行った人たちの帰りに出くわしたのです。彼らはかなり上の鳥越峠の上まで登って行き、ブナ張り茸ともう一つはっきりは分からないのですがシモフリシメジではないかと思われるきのこを沢山とって来ていました。挨拶をすると、あちらから話しかけてきて下さり、取って来た貴重なきのこを結構な量分けてくれました。5、6人で皆がリュックに一杯とっているので相当量になっていたのでしょう。親切にも料理の仕方まで教えていただいたのでした。
 それから少し山を下っていき、大きな胡桃の木を発見。道路わきに実が踏まれて油が出ていましたので、止まってみると胡桃の実でした。周りというか、道路沿いのがけ地や側溝を見ると腐りかけた緑色の胡桃の実が沢山落ちていました。これも沢山拾って帰りました。
 思わぬ山の幸の豊漁、当初はどんぐり拾いと思って出かけたのが、こんなことになり、きのこは美味しく頂き、胡桃は中の硬い実を取り出して、きれいに筋を取り、握り石の代わりに使っています。思わず山の幸の豊かさにまたまた大山のファンになり、これまでは行事や花、食を中心に作ってきた歳時記でしたが、山の幸の歳時記を作らなければと強く感じた次第です。
Posted by shechan at 23:40 | 活動紹介 | この記事のURL