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小田切先生の論評 [2011年11月22日(Tue)]
 イギリスに留学中の明治大学の小田切先生から、大変ありがたい論評をいただきましたので、皆さんにもご紹介したいと思います。

(以下、小田切先生からのメールの引用です)

椎川忍局長様


 明治大学の小田切です。
 はるばるイギリスまで御高著『緑の分権改革』をお送りいただき、有難うございま
した。先週末に到着したために、週末に早速拝読させていただきました。

 正直申し上げて、現物を見ずに推薦文を書いてしまったことを恥じています。
 先の文章は今までHP等で拝見していた局長の御論考やメモから推測して書きました
が、御著書を拝読して、遙かに現物の方が内容豊富で、さらに椎川局長のご見解が進
化していることを認識いたしました。
 特に第6章は、(失礼な表現でしょうが)秀逸だと思いました。同じような事例紹
介を、仕事柄しばしば書きますが、多様な読み手が教訓を引き出すような(いわば
「しおり」付き)事例紹介の書き方は大変難しいと認識しています。時に詳しすぎた
り、また時には中身をビビッドに書けず、「しおり」だけになってしまいすが、御著
書の6章の書きぶりは各事例は短いながらも、見事に地域にとって真に必要なものと
なっていると思いました。
 また1章にはまさにオリジナルな椎川理論の進化形と感じており、その内容の(短
いながらの)豊富さに研究者としてやや慌てています(苦笑)。

 先のメールでも申しましたように、帰国後、私の自慢の地域を歩き回っている学生
達をゼミで輪読する予定です。学生達がどの「しおり」を引っ張り出して来るのか、
まだどのような対抗理論を出して来るのか楽しみにしています。

 有難うございました。既に2刷とお聞きしております。日本の地域のために、さら
に増し刷りとなりますことを祈念しております。


 既に真冬の様相の英国・ニューカッスルにて
 小田切 徳美  

Posted by shechan at 12:23 | 活動紹介 | この記事のURL