高知県の連続講座 [2010年11月08日(Mon)]
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いよいよ先週末から、高知県と共催の「地域力創造と地域おこしのヒント」の連続講座が開講し、尾崎知事の基調講演で始まりました。二番手が私の講演。三番手が小西先生。四番手は、森の巣箱の事例発表でした。翌日の土曜日は馬路村へのエクスカーション。
来週は、残念ながら私はいけませんが、慶応大学の飯盛先生、(株)春夏秋冬の玉置仁美さん(元リクルート)などの講演とやはりエクスカーションがあります。 最終の19日は小田切先生や地元の大学の先生、私などが入って、パネルディスカッションで締めくくります。 この連続講座は、県庁の地域づくり支援課と綿密に打ち合わせて実施されているもので、最終的には高知方式の人の輪づくりによる地域おこしと産業振興を、四国全域で、ゆくゆくは日本全国で展開できるようにしようという意図のもとに企画されました。その中核になるのが、平成15年度に前橋本知事時代に始められた地域支援企画員制度ですが、尾崎知事になってからこの制度がさらにバージョンアップして、目的もミッションも明確されて大きく花開いています。それに、高知県が外からのアドバイザーや有識者をうまく呼び込んで使っている点が評価されると思います。このように、県庁から市役所ではなく地域に派遣された地域支援企画員が、全国ベースの人材と県レベルの人材、さらには市町村レベル、地域レbウェルの人材をうまく有機的に結び付けて多くの成功例を生みだしているのが、高知方式です。 このような制度に加えて、市町村で、地域担当職員制度と地域おこし協力隊や集落支援員を組み合わせて活用すれば鬼に金棒でしょう。こういった人の輪づくり、絆の再生、見守り効果の発揮が地域おこしにはなくてはならないものだと感じています。 地域支援企画員は現役だけでなく、OBも含めて相当数の職員が育っていますので、私の主催している地域に飛び出す公務員ネットワークの趣旨にそった活動をしていただけるメンバーでもあるはずです。このような人材を育てるシステムが高知県にあることが、案外まだ知られていなかったり、人によっては誤解して基礎的自治体である市町村の仕事を県庁が侵食する制度だといって批判したりしています。 私たちは、この地域支援企画員制度と外部アドバイザーの積極活用による地域おこしと産業振興を高知方式として広く全国に知らしめたいと考えています。 |




