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2015年01月18日

スーファミのし過ぎでNPO職員になった男 〜とある離職者の文理選択〜

人生は選択の連続だ、なんてよく言われる。
受験、就職、結婚、筋肉……。
いろいろ振り返ってみると、
「あの時の選択が、意外と今につながっている」
なんてことがある。
あんたはどんな道を歩んできた?
その道を振り返って、どんなことを思う?
…………
……

高校1年の秋の『文理選択』。
今思えば、大学進学、就職、今の仕事につながる重要なキッカケだった。

自分は江津市出身だが、高校はとなりの市に通っていた。
もともとスポーツが大好きで、
トレーニング方法の本などを好んで読んでいたこともあり、
スポーツ科学の勉強をしてみたい、と思うようになっていた。

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当時の愛読書。教科書は忘れても、この本だけは忘れなかった。

そして高校1年の秋。文理選択の時期だ。
あんたもそうだったかもしれないが、
高校の2年になると、文系と理系に分かれる。
その際『大学でどんな勉強がしたいのか』は文理選択の要因の一つだ。
担任の先生に「スポーツ科学を学びたい」と伝えたところ、
こんなアドバイスをもらった。

「その分野(スポーツ科学)の大学に行く人はみんな、インターハイや国体で上位に入るような人たちが推薦で行くところ。そこに勉強で食い込むのは相当大変だよ」

(えっ!? そんなに難しいの?)
スポーツが好きで、その勉強がしたい。
よく考えたら、大学進学の理由がその程度。
担任のアドバイスを聞いて
「スポーツ科学の勉強がしたい」
という想いに迷いが生じた。

いくら浜高の軟式野球部が強いとはいえ、全国大会に行けるかも分からない。
……余談だが、自分は高校から野球を始めた。せっかくやるならレギュラーでやりたいし、初心者として始めるなら軟式野球のほうがいい、と思って軟式野球部がある浜高に入学した。

迷った挙句、自分はその夢を諦めた。
もしその夢を追いかけ続けて、どこの大学にも引っかからなかったら……。
当時の自分には自分の夢を追いかける強い信念が無かったんだと思う。

さて、どうするか。
せっかく大学で4年間勉強するなら、好きな事を勉強したい。
(自分が好きな事ってなんだろう……。)
将来こんな仕事に就きたいとか、具体的なビジョンもなく、
この時考えていた『自分の好きな事』というのは趣味とか、そんなレベル。

進路について悩み始めたある日。
ふと思いついたのは、とあるゲームソフト。
『SIM CITY』だった。
あんたも知っているかもしれないが、
まちをつくるシミュレーションゲームだ。
小学3年のころから自分はこのゲームにハマっていた。

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スーファミ版のSIM CITY。今でもたまにやりたくなる。

まっさらな土地に発電所を建設し、
道路と電線を敷き、
住宅地・商業地・工業地を指定し、
警察や学校を建て、
人口を増やして税収を得て、また開発する……
その繰り返し。特にゴールはない。
自分の好きなまちをつくることが出来る。
とにかく人口を増やしてもいいし、細部にこだわったまちも造れる。

SIM CITYみたいなことが出来る仕事があれば最高だなぁ。
そんなことを思いつき、大学案内をパラパラめくっていると、
『都市計画』とか『都市環境システム』という単語が見つかった。
(あ、なんかSIM CITYっぽいかも……。)
その単語が載っている学科を調べてみると、
『まちづくり』とか『都市開発』なんて単語がさらに出てくる。

(お、なんか面白そうじゃん。)
どうやら建築や土木の分野で勉強できるらしい。
スポーツ科学のそれに比べたら、それらが勉強できる大学はたくさんある。
受験してどこにも受からない、なんてリスクもなさそう。
「スポーツが好きだから、スポーツ科学が勉強したい!」
から、
「なんかSIM CITYみたいな勉強ができたら面白そう」
とグレードダウンした感のある理由で理系に進むことを決めた。
決めたのだが……。

(続くで!)
posted by 島根 at 09:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | 盆子原