今注目されている地域活性化を語る上で、欠かすことのできない島根県・海士町。松江市の北約50キロ、日本海に浮かぶこの島は、島前高校の魅力化事業、島の産品のブランド化など次々に成功!!
人口2300人の島に10年間に410名が移住!!
役場の方々だけでなく、島民、移住者が一緒になって盛り上げるこの島は、地方創生“勝ち組”であり“お手本”!!全国の自治体・研究機関の視察が後を絶たない。
こんにちは。私、加島浩介(かしまこうすけ)と申しまして、島根県松江市に生まれ育ち、18歳で上京、8年半を過ごし、2年前にUターン、家業である日本茶の製造・販売をする会社で働く29歳です。
去る11月1日〜3日、初めて海士町に行ってきました!!
大変恐れ多いことですが、11月1日に行われたある会議のパネルディスカッションの登壇者としてお誘い頂いたため。2泊3日という短い期間でしたが、今日、全国で最も注目を集める島根の離島で過ごした貴重な時間に感じたことを綴ります。
今回私が参加したのは、島内外の人を集めて話し合う「島会議」というもの。すでにシマブロ!を読んでくださっている方の中には、ピンっときた方もいるはず!!
事前にブログで告知をしたものですからね。
★海士町観光協会 青山敦士
将来の夢が無いあなたのためのイベント開催!10年で410名が移住した島で新しい暮らしと働き方について考えよう【11/1暮らしと働き方会議@海士町】
https://blog.canpan.info/shimanedoor/archive/41
★島会議について
http://oki-ama.org/news/1486.html
○何もない島の会議に全国から人が!
今回の第4回島会議は、「暮らしと働き方」について話し合うというもの、隠岐神社境内にある築75年の講堂を使った会場は、島民だけでなく、この日のために島外から来た自治体関係者、大学生、社会人などでぎっしり!!
私達登壇者のUターン・Iターンの実体験や、しまね・海士町での暮らしについて語ったり、会場にきた参加者の方々にも積極的に発言してもらい議論を深めたりと内容盛りだくさんで、時間の経過が本当に短く感じました。
中でも、最後のプログラム!私の海士町滞在中、最も印象に残った二人の対談!!
対談のゲストは、執筆活動などをされている木割大雄さんと和食料理人の齊藤章雄さん。それぞれ県外で活躍されている二人であるにも関わらず、以前海士町に来たのをキッカケに何度も通っているのだとか!!
対談内容は、「なぜ海士町を気に入ったのか」というもの。
※【写真】対談する木割さん(右から二人目)と齊藤さん(右から一人目)
※下記の内容は対談の一部を私が編集したものです。
木割さん 「この島は、不便で何もないところがいい。フェリーは一日数本、すれ違う車もまばらで、静かで、何もないのがいい」
齊藤さん 「不便なところがいいですよね。便利さはすべて“スピード”に置き換えられる!便利さを求めるということは、“効率のいいもの”“コストの掛からないもの”“安いもの”を求めることになって、最終的には過疎化をもたらしてしまいます」
木割さん 「それと何もない島の中に漂う“空気感”がいい!!この島入ったら、日常から離れて、ふだんと違うことができたり、アイディアが生まれたり、自分のやりたいことや夢を話し合い共有できる人がいる。だから通いたくなる」
齊藤さん 「楽しい“空気感”が漂っていれば、また来たくなる町になるし、黙っていても人が集まる」
会場全体が二人の話に引き込まれる、最後のプログラムにふさわしいものでした!!
○島に漂う「空気感」
対談の最中は、「本当かなぁ・・・?」という小さい疑問もありましたが、すぐに解消されました!!
会議後の交流会や、翌日参加した島のお祭り・直会(なおらい・・・打ち上げの飲み会)で、会議の参加者、島民、島に移住し活躍する人、卒業研究の取材で来ている大学生などと直に話をしたり、島を車で案内してもらったりする中で、何もない町と島にいる人がつくり出す“空気感”に触れることができた!!
「何もないからこそ、季節の移ろいを感じながら仕事ができる環境が本当に居心地いい」
「将来は教育現場の仕事がしたいから、島前高校のことを勉強している」
「“この世の果て”のような地元のためになることがしたいから、ここで色んなことを吸収して帰りたい!!」
普段なかなか会えないような“キラキラ”した人達との出会いとゆっくりと流れる島の時間が本当に心地よかった。
豊かな自然以外に観光地がない
コンビニや信号機もほとんどない
街灯も車どおりも少なく夜は真っ暗
しかし、そのすべてが“海士町”をつくるのに大切なもの。
そして、島の人達と話をしていく中で意外な事実を知ることに・・・。
移住者が多い海士町ですが、実は3・4年ほどで地元や次の活動拠点に移る人も結構いるとのこと!!
ここでは島に来た人を「是が非でも定住を」ではなく、島で活躍するか、島での経験を別の場で活かすか、という選択肢を与えようとする不文律があるように感じた。
島で学びたいという人たちを積極的に受け入れる、仮に定住しない場合でも、島と関わる人が増えていく!
「故郷に錦を飾る」といえば、「都会で経験を積み、力をつけ田舎へ帰る」というイメージがあるが、海士町で過ごしていると、「先進的な地域で学んだこと都会やふるさとに持ち帰る」ということがスタンダードになる時代が来るのではないかと期待してしまう!!
○頬杖ついて見ていた画面の向こう側
よくあるじゃないですか?ドキュメンタリー番組なんかで。
フェリーで島を離れるときに、港に集まった島民に見送られながら、手を振り涙するってシーン。
私も頬杖ついて見ながら、「たった2・3日のことで」とか言ってたんですよ。
でも今は気持ちが分かる。
うそだと思うなら行ってみてください!!
ひとりが嫌なら、一緒に行きましょう!!
いつかブログで繋がりあった仲間と共に行きましょう!!本当に。
加島浩介