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2014年06月01日

もっと哲学をしたい ―この島根という土地で―

私はIターンに島根に来てから1年半と少しが過ぎた。出身は新潟県長岡市、その後、色々あって島根にやってきた。私、大貫陽平が永遠に問い続けている問い。それは・・・

「なぜ、人は生きるのだろう。何を目的にして生きるのだろうか。」

と言う問い。いわゆる「哲学」についてもっと真剣に考えていきたい。ただ、ただ、その答えを追い求めていきたい。
答え?それは意外にシンプルなのかもしれない。永遠に答えが出ないのかもしれない。あるいは、死ぬ直前に答えが出るのかもしれない・・・
それでも考え続けることに、何の意味があるのだろう?それについても、日々自問自答している。

「哲学」といっても、色々な分野があると思う。先に申し上げたような「人が生きる意味について考える」という以外にも・・・

家庭、スポーツ、宗教、商売、国際関係、環境、教育、政治 等など・・・

これらの分野の哲学を考えていく中で、最終的な哲学の問いが「なぜ、人は生きるのか。」であると、私は理解している。

私が、こうした「哲学」に興味を持った背景はいくつかある。
先にも述べたが、私の出身地は新潟県長岡市。島根にIターンしてから1年半と少しが過ぎた。簡単に私の経歴を述べると・・・
長岡高校を中退して通信制高校へ。通信制高校ではバスケの審判活動をしながら、日々、自分自身、なぜ勉強するのか。という問いを考え続け・・・
その後、このままだと、自分自身が腐ってしまう。もっともっと広い世界を知る必要があると思い、血を吐くほど勉強をして東京の大学へ進学し・・・
学生時代には、学生団体やNPO等に所属し、教育・国際・環境・政治など様々な活動をし、世の中のきれいな部分も、汚い部分も、多くの矛盾もたくさん見・・・
その中で、最終的に取り組んでいきたい課題が、「教育×地域(シティズンシップ教育)」であることを感じ・・・
その後、新卒で勤めた大学法人。その1年目の3月11日に東日本大震災の発生。職を辞して、被災地宮城県亘理町へ行き、災害ボランティア活動を行い、有事が起きることに備え地域の絆の重要性を感じながらも、本当の意味での絆は果たして生まれるのだろうかを真剣に考え・・・
そして、島根にIターンして、色々な活動に参加させてもらいながら、何かもどかしい想いを抱えつつ、私自身が関わっていきたい分野である教育を職にしている、現在・・・

色々な経験をする中で、様々な日本・そして世界が抱える課題について考える機会が多かった。多くの矛盾(それは自分自身が生きる意味すらも見出せない程の矛盾もある)を感じ、自分はそれらの矛盾に対して何を取り組むことができるのだろう。と常に考えていた・・・

まだ、自分自身がこれらの課題・矛盾に対して具体的にどう取り組んでいけるか。その答えはまだまだ見えてこない・・・そして、人が生きる意味、つまり最終的な「哲学」に対する答えも・・・

ただ、これらの答えを見つける過程の中で、私が行動していく指針は明確である。それは・・・

「もっと、もっと自分自身のことを見つめたい」
「きれいな部分も、汚い部分も、人間の本質について考えていきたい」
「周りの人と人生やこれからの社会のことついて語りたい」

・・・ただ、それだけのこと。

私自身、今の日本の社会に対して決定的に足りてないと感じることがあるように思う。

それは、「哲学」について考えること。

自戒も含めてではあるが、今を生きている日本人は、日々の仕事や生活に追われ、様々な分野の「哲学」に真剣に向き合う時間を少しでも取れているだろうか?
様々な事について、一種のブーム・流れがあり、なんとな〜く決まっていることが多いように思うのは気のせいだろうか?
・・・はたして、それで良いのだろうか?
私は、自分たちが住んでいる地域のこと・そして、この日本という国のこと等について、自らが当事者意識を持ち、考え、積極的に行動していくことが、重要であると考えている。そして、そうした取り組みを、世代を超えて取り組んでいくことこそが・・・
なんとな〜く、流れに任せて・・・はある意味では楽だと思う。だが、様々な日本が抱える諸問題について、しっかりと自らが考え、行動することは、つらいことかもしれないが、それが最終的に自分の身を守ることにつながるのではないかと考えている。
私が、大学時代に最終的に行っていきたいこと「シティズンシップ教育」に行きついたのは、そうした理由なのである。そして、「シティズンシップ教育」こそが、私の言う「哲学」にもつながってくると考えている・・・

私が、Iターンで島根に来て感じたことは、「シティズンシップ教育」に取り組むこと、そして、様々な「哲学」を考えるには島根県はとても良い場所ではないかと感じている。その理由は、主に二つある。

一つは、島根県は、人口減少(少子高齢化)、島根県や島根県内各市の財政状況の危機、経済(雇用の場の確保等)の危機等の様々な課題を抱えていること。
それが、なぜ「哲学」を考えることにつながるのか。こうした課題があるからこそ、そこに生きている人たちが課題について真剣に悩み、考える環境を創りだすことができるからである。その中から、様々な「哲学」が生まれてくるように感じている。

そして、もう一つは、自分自身や周りの人達の幸せを本気で考えて、それを実現しようとしている人がたくさんいること。先にも述べた島根県が抱えている課題について本気で考え、そして迷いながらも、自分自身の「哲学」を持ち、行動している人が多いこと。

この二つのことが、私にとって「哲学」を考えるにはとても良い場所であるように思う。

ただ、私自身は、先にも述べたとおり、まだまだこれから人生を全うしていく中で、何を成し遂げていこうかと悩む日々である。その中でも、こうした環境にいれることは本当に幸せに感じている。今いる環境の中でも、「シティズンシップ教育」や、「哲学」について考える場を設けることができないかと、日々の生活に忙殺されながらも、考えている・・・

どこかでこの記事を読んでくださっている方も、モヤモヤしていることがあって、どこかで真剣に語る場所を欲しているのではないだろうか・・・そんな淡い期待を持ちながら・・・

もっともっと、たくさんの人達と様々な「哲学」を語り合いたい。人生のことも、身近な人のことについても、そして、よりマクロ的に島根県や日本が抱える課題についてのことについて語っていきたい。これらのことについて迷いながらも、答えを追い求めて生きたい・・・

もっともっと、「哲学」を深めていきたい。ただ、ただ、それだけのこと。真剣に迷った分だけ、きっと素敵な答えにめぐり合うことができることを信じつつ・・・迷いながら、それでも、私はこの島根という地で「哲学」について考え続けていきたい。


さあ、この島根の地で、もっとより深く「哲学」について考えていこうか。

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 ー新しく芽吹いた生命とともにー
posted by 島根 at 17:22 | Comment(5) | TrackBack(0) | 特別寄稿
この記事へのコメント
島根は全体がスピリチュアルサンクチュアリ(霊的聖地)。島根に足を向けて寝たらバチが当たるぞ。
Posted by 平田安雄 at 2016年02月28日 11:24
コメントをいただきまして、ありがとうございます。大貫です。
レスポンスが大変遅くなってしまい、誠に申し訳ございません。
このように、皆様からコメントをいただいたこと、本当に感謝しております。

>lisaさん
コメント、ありがとうございます。

一歩を踏み出すことって、難しいですよね。
lisaさんの状況がよくわからないので、何と申し上げたらいいか、わかりませんが・・・

私は、本当に不思議な縁で、島根にまいりました。私の場合は、状況が状況で(失業していたところを救われたと言う意味で)、強制的に一歩を踏み出さざるを得なかった。というのが正直なところです。
私の場合は、もう後にも引けない。状況に追い込みながら、島根にいます。そうした環境にあえて身を置きながら、一歩一歩、迷いながらも歩んでいこうと考えています。

でも、それは私の場合であって、他のIターン者はまた違う価値観を持って、島根に来ていると思います。
このシマブロでも、よりリアルなIターン者の一歩。を書くことができればいいなぁと思います。


>濱田太郎さん
コメントありがとうございます!加島さんとお知合いなんですね!本当に、島根は色々な意味で日本の素敵な場所だと思います。是非、もっともっと一緒に島根のことを知っていければと思います。


>naoさん
コメントありがとうございます!島根に在住の方でしょうか?
本当に、不思議な成り行きで、島根に住まわせてもらっています。出身が新潟なので、同じ日本海側で気候も肌にあいます。雪が降らないことが、少しさみしい気もしますが。。。

私自身、まだまだ哲学については、実践を通じながら(むしろ座学の比重は低いです。笑)学んでいるところです。
私は、まだまだ未熟者だと思います。もっともっと、行動していらっしゃる方は、他にいて、なんでこんなことできるんだろう〜?って日々、悶々としながら、ひっそりと生活をしています。

これから、日々精進していきたいと考えております。
是非、一度、様々な事について、意見交換などさせていただければと思います。
Posted by 大貫 陽平 at 2014年08月21日 21:47
島根を選んでいただいて、ありがとうございます。
私も、哲学としっかりしたものではありませんが、同じような感情を持ったことはあります。ただ何かを知るために行動は起こしたことはありません。
投稿された文章から伝わる意思と行動力に強く感銘を受けました。
Posted by nao at 2014年08月17日 06:58
今日、加島さんと飲みました。加島さんのお話を聞いてさらに島根県が好きになりました!
Posted by 濱田太郎 at 2014年06月21日 19:12
皆様、始めまして。
私は島根にIターンを考えている者です。皆様の様に島根で新しい一歩を歩みはじめた方や、大好きな島根の為に頑張っている姿がとても羨ましく思い、また、私も後に続きたいと考えております。

だけどどうしたらいいのか中々、一歩が踏み込めません>_<

私は苦しい時、必ず島根が一番に頭に浮かびます。最近は島根じゃないと私は生きていけない様な気がして(←笑)、早くいかなきゃって思う様になりました。島根が大好きです。いいところをたくさん知っているし、もっと知りたいです。(;_;)

でも急に一人で島根とは言っても不安ばかりです。皆様の、特にIターンの方の最初の一歩をもっと知りたいです。
Posted by lisa☆ at 2014年06月09日 22:51
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