今治プチグルメツアーL 『達川ベーカリー』 [2009年12月21日(Mon)]
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今治にある三大老舗パン屋のひとつ「達川ベーカリー」。
森見公園の裏手にある70年近い歴史を持つお店だ。 ![]() 「戦前に、おじいちゃんとおばあちゃんが“これからはパンの時代や”と 一念発起して始めたらしいんです」と、三代目という女将さんが話してくれた。 土曜の午後に訪れたが、商品棚のパンはすでに売り切れ。 だが、次から次へとお客さんが来る。みんな予約して買いに来ているのだった。 「昔からあるのは、あんぱん、ジャムパン、コッペパン、そしてソフトフランスですよ」 と女将さん。ソフトフランスは中にクリームが挟んである、ふわふわの柔らかいパン。 子どもの頃、この近所で暮らしていたあちゃYOSHITAKEさんの思い出の味でもあるようだ。 「昔から、固いフランスパンは売れんのです。みんなよう噛まんのよねぇ。 ホントは固い方が、味わいがあって美味しいんやけど…」 と女将さんの話を聞いているうちに、フランスで食べたパンの味がよみがえってきた。 パリパリとかみしめる食感と、砂糖や油の副材料をつかわない小麦のピュアな味。 パンと赤ワインとチーズがあれば最高の食事になる。 でも固いフランスパンは、日本でウケが悪いとは…。 ![]() (上が"ソフトフランス" 下のが"シャノン") 「これが“シャノン”」 あちゃYOSHITAKEさんがおススメするのは、糖度の高い高級バターを 折り込んで焼き上げた、ちょっとリッチなパン。 焼くときにバターが溶け出てしまわないように、工夫と技が要るという。 いつもすぐに売り切れてしまうそうだ。 若い女性客が、40個ほどどっさりと買い込んでいった。 家族4人で食べるのだそうだ。達川ベーカリーにはこうしたファンが多い。 ![]() 「“都会にいる子どもに送る”と買いにくるお客さんがよくおりますよ。 食べつけたパンがいいらしくて…」 都会のパン屋にはない、粘りのある手作り風味が特徴だ。 なんとお店は朝7時からの営業。 「息子がまじめに朝2時に起きて焼きよるんです」と女将さん。 後継者がいてがんばっているのが自慢のようだ。 ![]() 話題が、今治のパン屋の歴史や景気の話になり、 「学校の給食も、パンからご飯に切り替わってきたけんねぇ」と女将さん。 場所によっては、パンはすでに週一回しかないところもある。 パン食が多かった僕たちの子ども時代とは逆転している。 「でも子どもには、お米を食べさせた方がええんよ」 という女将さんの言葉に、あちゃYOSHITAKEさんが、 「パン屋なのに、そんなこと言うていいんですか〜!?」 と大きな眼をさらに広げて驚き、ツボにはまって笑いだす。 「だってみんな朝はパンを食べよるでしょう。日本人は腸が長いけん、 昼にはお米を食べた方がええのよ」 おいしいパンを作り続けている自信があるからこそ言える、女将さんの言葉だ。 さて、先代のおじいちゃんの、こだわり “カレーパン” を、 今回予約し忘れた、あちゃYOSHITAKEさん。 今度、それ食べに行きましょう! おススメ! シャノン ¥231 ソフトフランス ¥126 カレーパン ¥147 ■達川ベーカリー 住 所 :今治市大正町2−3−14 電 話 :0898-22-1896 営業時間 :7:00〜18:00 定休日 :日曜日・祝日 Reported by Kazunari Utsunomiya |













