今治プチグルメツアーJ 『ときんやバス食堂』 [2009年12月19日(Sat)]
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“バス食堂” なるものをご存知だろうか?
全国にチラホラとあるのではないかと思う。 字のごとくバスを改造した食堂で、 その多くは古めかしくレトロな雰囲気を漂わせているハズだ。 夕方から深夜にかけて営業するのも特徴的だ。 自分の故郷の隣町、八幡浜市の港にもかつて“バス食堂”が存在していた。 トラックの運転手やフェリーの乗船客の御用達だった。 父親と夜釣りの帰り道に、ラーメンやおでんを食べる楽しみがあった。 その店は、僕たちがタンデム自転車で世界旅をする前は、確かにあった。 10年後、久しぶりに訪ねてみたら、残念ながら跡形もなく消えていた。 ![]() 旅を終えてから、僕は今治で自転車を活用した地域づくりの活動に関わり始めた。 そしてある日のこと、「あ!」と声を上げるほどの発見をした。 “バス食堂”である。懐かしくもあり、驚きもした。 ここでは健在だったか…と。それは、JR波止浜駅に程近い場所だった。 発見から一年余りして、ようやく足を踏み込む日がやってきた。 案内人のあちゃYOSHITAKEさんが一緒だ。心強い。 きしむバスのドアを開けて、スッテプを一段二段と上がる。 ボックス式の座席が3つみえた。通路の向かいにカウンター席、 厨房をはさんで奥にバスがもう1台改造されて座敷席がしつらえてある。 ![]() 厨房から「いらっしゃい!」と声がした。年配の夫婦がふたりと、 40代ぐらいの男性がひとり立ち働いている。家族だろうか? 思いきって聞いてみると、 「私は息子で、2代目なんですよ」と若大将。人当たりの感じがいい。 「昔は、バス1台だけの狭い間取りやったですよね?」と、あちゃYOSHITAKEさん。 「この店、昭和52年に始めたんですが、それは初代のバスですね。」 そして、 「平成元年に新しく2台をつなげて広くしたんですよ」 とのこと。 ![]() 中華そば、鍋焼きうどん、スタミナ焼、ぎょうざ、を注文した。 おでんもいい感じで煮込んである。 食べていると、なじみのお客が次々と訪れる。 「昔は、夜中に開いている店が少なかったので3時ぐらいまで開けてましたね。」と若大将。 造船所やタオル工場など労働者の町だけに、景気にも左右されやすい。 「自転車のお客さんですか…あまり来んですね。自転車の人は、 前の道をたくさん走ってるんですけどね」 営業時間が夕方6時からなので、サイクリストにはちょっと利用しにくいかもしれない。 ![]() でもこの店、しまなみ海道サイクリングの起点“サンライズ糸山”に割りと近いのだ。 そこに宿泊の際には、日暮れ頃、自転車でちょこっと出かけてみてはいかがだろう。 知名度のある“焼き鳥屋”“10円寿司”とは、 また一味違った今治テイストに触れられるに違いない。 ■ときんや バス食堂 住 所 :今治市高部甲547-3 電 話 :0898-41-5556 営業時間 :18:00〜1:00 Reported by Kazunari Utsunomiya |













