去る3月25日(金)に生活困窮者自立支援講演会を開催しました。
志摩市の生活困窮者支援における相談支援を考える機会としました。
市役所職員のみなさん、ケアマネジャーさん、民生委員さんなど多数のご参加をいただきました。
お忙しいところご参加ありがとうございました。
今後もご協力、連携よろしくお願いいたします!

本会の志摩市くらしサポートセンターふんばり担当の上村より、
昨年度のモデル事業からの相談実績とそこから見える志摩市のニーズについて発表いたしました。
また、講師である(一社)よりそいネットワーク・みえの村田順一さんからは、
事業実績と事例、志摩市の強みや課題、困窮者支援の課題などについてお話をいただきました。
その後には参加者と質疑応答を行いました。

なお、講演会参加者のアンケートからは、以下のようなご意見等をお伺いできました。
一部を紹介します。
*相談者の相談に至る経緯や気持ちを理解し、
寄り添うことが大切なことがよくわかった。
*年金だけでは生活できない。高齢者の働く場が少ない。
ひきこもりで就労しない子がいて親の年金で生活している等々、
現実問題として不安を抱えている人が多くいる(自分の周りにも)。
*子ども、高齢者などの居場所となる資源づくりの重要性を感じた。
*生活困窮になっているのに相談しない方がいるのではないでしょうか。
なかなか経済的なことは他人には言いにくいところがあります。
市、学校、地域(民生委員)などの連絡を密にすべきであるが、
そのことはできているのでしょうか?
*相談員に対しての支援体制をきずくことによって、
支援者が一人で抱え込むことを避けることができるという部分では、
日頃の業務の中で連携が重要であることを改めて感じました。
*三重県内にも困窮している人が多くいる(思っていたよりも)ことにびっくりした。
よりそいホットラインの存在も初めて知ったがありがたい。
*“よりそう”という表現の理解の仕方は多様であると考えさせられました。
そうなっている背景を理解するまでには、
相当な時間とエネルギーが必要なんだとお話の中から強く感じました。
*相談員の人材育成が重要…。
*何処まで支援するかさじ加減は難しいが、
チームで対応することが大切という言葉が印象的でした。
アンケート結果(PDF136KB)
H27志摩市生活困窮者自立支援講演会アンケートまとめPDF(136KB).pdf