eiga.pdfeiga.pdf滋賀県手をつなぐ育成会事務局宛に映画の案内が届きました。
映画「僕とオトウト」は、現在京都大学大学院に通う高木佑透(たかぎゆうと)監督が、重度の知的障害を有する弟・壮真くんにカメラを向け、弟に、そして自らに向き合っていったセルフドキュメンタリー映画だそうです。以下、届いた紹介文を掲載させていただきます。ご興味のある方はホームページなどでご確認ください。
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話すことで自分を表現することが難しい弟、
彼と一つ屋根の下で育ってきた兄である監督、
そしてそれを見守る父と母。
監督と壮真くんとの間には言葉だけでなく、身体を使ったコミュニケーションも溢れています。それを丁寧に拾い上げ、「やっぱり分からない」という壁にぶち当たりながらも、確かなものの手触りを大切にする。時に激しさや悲しみを孕みながらも、温かくて瑞々しいやりとりを通じて、「僕とオトウト」が成長していく物語となっています。
それと同時に、
この映画は観る者たちに色々な問いかけをしているのだとも私は思っています。
誰かのことを「理解」するって何なのだろう?
誰かに「〇〇させてあげたい」と考えたり、「可哀想だな」と感じたりする時に
心がチクッとする感覚って何なのだろう?
誰かのことを好きだというこの気持ちは、どうやって伝わっていくんだろう?
誰かを「眼差」す/見守るとはどのようなことを言うんだろう?
こうした感情は、日常生活を送る上で私たちとは無縁のものでは決してありません。
むしろふとした時に、何かの折に触れて頭の中に飛来するものなのではないでしょうか。
そういった見過ごされがちだけれど、大切な問いにじっくりと向き合うこと、そんな貴重な機会をこの映画は提供してくれるのではないかと私は感じています。
この映画の配給・宣伝を行なっている「僕とオトウト」上映委員会は、学生たちが様々な大学から集まり、ああでもないこうでもないと色々な可能性を模索しながら活動をしております。「学生がつくった映画を学生の手で多くの人に届けよう」−−−それが私たちの合言葉です。そして、このような私たちの活動に共感を示してくださる方々に支えられて、ここまでやってくることが出来ました。皆さまのご厚意が私たちの糧となっています。
最後までご一読いただきどうもありがとうございました。
最後になりましたが、まだまだ大変な時期は続きますが、
どうぞ皆様におかれてはお身体の方ご自愛くださいませ。
「僕とオトウト」上映委員 中浦 聡
【上映予定】
映画「僕とオトウト」は
10月22日(金)〜 終了日未定 京都みなみ会館(京都)、
10月30日(土)〜11月5日(金) 神戸・元町映画館(神戸)、
11月6日(土)〜11月12日(金) シネ・ヌーヴォ(大阪)
にて公開される予定です。
遠路のところ恐縮ですが、劇場にてご覧いただければ大変嬉しく存じます。
【参考】
ご参考までに映画のチラシと、公式ホームページのURL、京大前総長の山極先生からいただいたレビューのURL、昨日公開された神戸新聞さんのweb版記事(Yahoo!ニュースにも掲載)も合わせてお送りいたします。
もしお時間がありましたら、こちらもぜひご覧ください。
「僕とオトウト」公式ホームページ
https://boku-to-otouto.com京都大学前総長 山極壽一先生(霊長類学者)のレビュー
https://note.com/bokutootouto/n/n2ea86ffa53f5「わかり合えないならそれでもいい」
重度の知的障害を抱える弟との日々を大学院生が映画に まいどなニュース(神戸新聞)
https://news.yahoo.co.jp/articles/51dc97332f01f80ce8699232675450969cc83653?page=1