アメニティ—フォーラム26  2023年2月10日(金)〜12日(日) びわ湖大津プリンスホテル がんが見つかったと、打ち明けられることが増えました。 そんなに珍しい病ではないと知りながら、医師から「癌です」と診断された時、狼狽し、なんだか人生の全てが終わった様にさえ感じてしまう。手術や服薬を通じた治療をしながら仕事を続けられることは稀で、明るい毎日を過ごすのはなかなか難しいことなのかも知れない。そんなことを考える機会があり、このテーマについてアメニティーフォーラムでは、取り上げて来なかったなぁと気が付きました。福祉と地続きなのに。 今回、26回目を迎えるアメニティーフォーラム。この間、障害がある人の暮らしや、そこに編み出される芸術文化の活動やアクセシビリティーについて議論を深めてきましたが、ここに「癌」をテーマにしたプログラムも用意してみました。家族の立場や当事者からのお話しをお聞きします。 もちろん、バリアフリーの芝居もやります。共に生きるために、芸術や娯楽は不可欠だからです。昨年、上演した「Touch〜孤独から愛へ」をご覧いただいた方々から、アンコールの声がたくさん寄せられましたので、東京演劇集団風のご協力を得て再上演することにしました。また、芝居に加えて「詩劇」という新しいジャンルの表現についても、バリアフリー版でご紹介したいと考えていますので、芝居と併せてお楽しみ頂けたらと思います。盲ろう者である福島智さんも久しぶりの参加となります。会場にはラッピングバスの展示も行います。 そして、昨年と同様に、芝居を上演する舞台セットをそのままにして、すべてのプログラムを進めていこうと考えています。よくあるシンポジウムのセットではない劇場という空間に身を置いて、登壇される方も、参加される方も、自分の深いところに潜んでいる等身大の自分を探し出しながら、よりリラックスした語らいの場をつくり出せればと思います。 では、今年もアメニティーフォーラムの「現場」でお会いしましょう。