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2023年01月31日

国分寺市で「性暴力ゼロ」をテーマに講演


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<理事長中野が執筆!>
【日本看護協会出版会Nursing Today ブックレット 18『災害と性暴力 性被害をなかったことにしない、させないために。』】


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理事長中野が、東京都国分寺市主催、性暴力被害者支援講座に登壇しました。
「すべての人が幸せに過ごせる社会のために〜性暴力ゼロを目指して〜」をテーマに、以下をお話しました。

☆1. はじめに

☆2.性暴力とは
1)この人が“性暴力被害者”だったら
2)“性暴力”とは
3)性に“暴力を振るう”人

☆3.被害者が語れない“社会のあり方”
1)周囲の傷つき
2)本人の傷つき
3)社会からの誤解や偏見

☆4.性暴力を経験した人の声

☆5.性暴力を「知りたいけど見たくない」気持ち
1)“信じたくない”“ウソだと思いたい”
2)自分自身が持つ“誤解”“偏見”
3)自分自身の経験と向き合うしんどさ

☆6.すべての人が幸せに過ごせる社会のために
1)相談先を知る
2)その人を信じる
3)声を届ける


しあわせなみだでは、市民向け講座を積極的にお引き受けしています。
お気軽にお問い合わせください。
【お問い合わせはこちらから】


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posted by 中野宏美 at 05:27| Comment(0) | TrackBack(0) | しあわせなみだ:活動

2023年01月24日

性犯罪捜査を担当する警察官に「障がい者からの事情聴取」について講義


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<理事長中野が執筆!>
【日本看護協会出版会Nursing Today ブックレット 18『災害と性暴力 性被害をなかったことにしない、させないために。』】


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※写真は、講義を受講された関東管区の県警に勤務されている皆さんが、警備を担当された、箱根駅伝です

理事長中野が、関東の各県警で性犯罪捜査を担当する警察官に、講義を実施しました。
「障がい者からの事情聴取」をテーマに、以下をお話しました。

☆1.はじめに
1)自己紹介
2)アイスブレイク
障がい者が「逢いやすい被害」「被害現場の特徴」「加害者の特徴」

☆2.「障がいのある人」とは
1)身体障がい
2)知的障がい
3)精神障がい
4)発達障がい

☆3.障がい者が被害者にも加害者にもなりうる「背景」
1)断れない
2)性について学ぶ機会が限られる
3)社会からの排除

☆4.事情聴取に関わる「特性」
1)性犯罪を経験した障がい者の声
2)人を信じなければ”生命・生活の維持”ができない
3)”好き”の意味が違う

☆5.「障がいを知りうる立場」に乗じた性犯罪を立証する
1)障がいによる”困りごと”を推測する
2)”障害者手帳”と”障害福祉サービス”
3)”障害福祉サービス”を活用する

今後もこうした機会を増やせるよう努力してまいります。
応援よろしくお願いいたします。


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2023年01月20日

法制審議会から刑法性犯罪改正試案が出ました

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<理事長中野が執筆!>
【日本看護協会出版会Nursing Today ブックレット 18『災害と性暴力 性被害をなかったことにしない、させないために。』】


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1/17に開催された法制審議会で、刑法性犯罪改正試案が提出されました。


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被害者に障がいがある場合については、以下が盛り込まれました。

【第1-1 暴行・脅迫要件、心神喪失・抗拒不能要件の改正】
▼「心身に障害があること」によって「同意しない意思を形成し、表明し若しくは全うすることが困難な状態」「にあることに乗じて、わいせつな行為をした者は、6月以上10年以下の拘禁刑に処するものとする」。

【第2-2 被害者等の聴取結果を記録した録音・録画記録媒体に係る証拠能力の特則の新設】
▼「心身に障害がある」被害者の「供述及びその状況を録音及び録画を同時に行う方法により記録した記録媒体は、」「供述者の不安又は緊張を緩和することその他の供述者が十分な供述をするために必要な措置」が「採られた状況の下にされたものであると認める場合であって、聴取に至るまでの情況その他の事情を考慮し相当と認めるときは、」「これを証拠とすることができるものと」する。

しあわせなみだが求めた「障がいを知りうる立場」に乗じた性犯罪は、残念ながら盛り込まれていませんが、「被害者に障がいがある」ことに乗じた性犯罪については、大きな前進がありました。


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法務大臣への答申を経て、早ければ2023年の通常国会で審議入りとなります。
引き続き声を届けてまいります。
応援よろしくお願いいたします。


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posted by 中野宏美 at 05:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 性暴力被害:情報

2023年01月17日

「災害と性暴力」出版!


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<残席わずか>【1/28:オンライン】「すべての人が幸せに過ごせる社会のために〜性暴力ゼロを目指して〜」

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今日1/17で、阪神・淡路大震災から28年となります。
また2023年は、関東大震災から100年という、節目の年です。

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理事長中野が、書籍『災害と性暴力 性被害をなかったことにしない、させないために。』に執筆いたしました。
「医療従事者だからできること。医療従事者に期待することー災害時の性暴力を撲滅するためにー」として、加害者は、支援者や被害者の困難につけ込むこと、平時の取り組みが災害時に生きること等を踏まえ、災害時だからこその、医療従事者の立場を生かした取り組みへの期待を、まとめました。

【日本看護協会出版会Nursing Today ブックレット 18『災害と性暴力 性被害をなかったことにしない、させないために。』詳細ならびに購入はこちらです】


そこで本日のブログでは、災害時の性暴力について、ポイントをお伝えします。

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☆1)なぜ災害時に性暴力が起こるのか

災害は、街並みを変えます。
がれきが散乱し、街灯が消えます。
結果として「死角」が増加します。
ここが性暴力の現場となります。

また、ボランティアをはじめとする、住民以外の人々が、数多く流入します。
その中には、加害を目的とした人も、紛れ込みます。

加えて、余震や慣れない避難所での生活は、ストレスを増幅させます。
その発散の矛先が、弱い者への性的攻撃として現れる可能性が、指摘されています。

こうして、災害の渦中で、性に対して暴力を振るう状況が、生み出されます。


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☆2)日本における災害時の性暴力防止に向けた取り組み

阪神・淡路大震災では、性暴力を経験した人々の声が「デマだ」と打ち消される出来事がありました(※1)。
そこで東日本大震災後、「東日本大震災女性支援ネットワーク」が設立され、支援団体等への調査を通じて、被災地で性暴力が起きていたことを、立証しました。
東日本大震災では、しあわせなみだを含め、多くの民間団体が、被災地での性暴力防止に向けた取り組みを展開。
経験を通じて得られた知見やノウハウは、内閣府のガイドライン等に反映されています。


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☆3)災害時の性暴力をなくしていくために

平時に困難なことは、災害時には一層困難です。
すなわち、災害時の性暴力をなくすには、平時から、性暴力を撲滅する風土を醸成することが重要です。
性暴力被害者ワンストップ支援センターをはじめとする相談機関の普及、性暴力被害者に対するバッシングへの適切な対応、Active-Bystander(行動する傍観者)を増やす、といった、「今自分にできること」を増やしていこう、というマインドが、求められています。


※1小川たまか「災害とメディアーなぜ阪神・淡路大震災で性暴力被害はデマとされたのかー」日本看護協会出版会Nursing Todayブックレット 18『災害と性暴力 性被害をなかったことにしない、させないために。』


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posted by 中野宏美 at 05:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 性暴力被害:書籍

2023年01月13日

性暴力のない社会実現へ〜調査研究に協力しています〜


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【1/28:オンライン】「すべての人が幸せに過ごせる社会のために〜性暴力ゼロを目指して〜」

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しあわせなみだには、性暴力の研究をされている方から、調査や研究への協力依頼をいただくことがあります。
【岩田千亜紀さん「障害のある性暴力被害者へのICTを活用した相談支援」(p.3-4)】
【菊池悦子さん「発達障害者への性暴力調査から見えてくる『男らしさ』『女らしさ』」】

今回は、チューリッヒ大学の日本研究所で学ぶ、フサリ・キアラさんの研究に、協力する機会をいただきました。

フサリさんは、日本における性暴力をなくす運動を研究しています。
「この20年ぐらいで日本の状況はどう変わってきたか」「これから何が変わるべきなのか」「社会を変えるため何が必要か」などについて、日本社会での性暴力に関する理解や認識がどのように変化しているかを、活動する側の立場から考えていきたいとのことで、インタビュー依頼がありました。

インタビューでは、しあわせなみだの事業、障がい児者への性暴力への取り組み、刑法性犯罪改正に向けた連携等、様々な視点から質問をいただき、私たちも、団体の活動を振り返る、貴重な機会となりました。

未来を担う研究者や学生の皆さんが、性暴力撲滅に関心を持つことは、とても大切であると考えています。
今後もこうした場を作れるよう、情報を発信してまいります。

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2023年01月10日

あけましておめでとうございます


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本日よりブログ再開です。
2023年も性暴力のない世界の実現に向け、歩んでまいります。
今年もよろしくお願いいたします。


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