2024年09月17日
2023年度の使用者から障害者への性的虐待は46件
厚生労働省は「令和5年度使用者による障害者虐待の状況等」の結果を公表しました。
これによると、2023年度に通報のあった、使用者(雇用者等)から障がいのある人への虐待数は、前年度と比べ29.4%増加し、1,854人でした。
性的虐待は46件でした。
この統計では「使用者による障害者虐待」が公表されています。
しかし「障害者虐待防止法」では、加害者は、使用者の他「養護者」「施設従事者」も定義されています。
「養護者」と「施設従事者」による虐待については、毎年12月に別統計で公開されています(2022年度の統計はこちら)。
障がいのある人への虐待は、65歳以上は「高齢者虐待防止法」の対象となり、法律が変わります。
さらに18歳までは「児童虐待防止法」と法律が変わるだけでなく、子ども家庭庁が管轄しています。
これらが障がいのある人への虐待を、一層見えづらいものにしています。
実態把握による施策の実現に向け、声を届けていく必要がありますね。
==============
本ブログは毎週火・金更新!
【ウェブサイト】
【facebook】
【LINE】
【Instagram】
【X】
【メールニュース「Tear's Letter」】
【リボンドネーションによるご寄付はこちら】
【ステッカー購入によるご寄付はこちら】
【クレジットによるご寄付はこちら】
【書籍・DVD・ゲームによるご支援はこちら】