2015年12月04日
「犯罪白書」特集は「性犯罪者の実態と再犯防止」
「平成27年度犯罪白書」が発表されました。
今年の特集は「性犯罪者の実態と再犯防止」です。
内容をピックアップしてお届けします。
↓詳細はこちらをご覧ください
[「平成27年度犯罪白書」はこちら]
[「第6編 性犯罪者の実態と再犯防止」はこちら]
日本における強姦認知件数は、昭和39年に戦後最多の6,857件を記録した後、減少傾向にあります。
平成9年から増加傾向を示し、15年には2,472件となりましたが、その後は再び減少し、26年は1,250 件となりました。
一方強制わいせつは、昭和45年から61年までなだらかな減少傾向にありましたが、62年以降増加 、平成15年に過去最策となる10,029件を記録しました。
その後は基本的には減少傾向にあり、26年は7,400件となりました。
被害者と加害者の関係ですが、強姦,強制わいせつともに、顔見知りの割合が増加しています。
平成26年は、強姦では、「面識あり」が464 人、「親族」が60人となっています。
「親族」のうち、子どもが被害者となった犯罪は39人(実子9人,養子等30人)にのぼっています。
強制わいせつでは、「面識あり」が1,033人、「親族」が81人。
「親族」のうち、子どもが被害者となった犯罪は50人(実子10人,養子等40人)でした。
被害にあった方の年齢は、強姦では、20〜29歳ならびに未成年者の割合が増加しています。
平成26年の強姦被害者のうち、13歳未満の被害者数は, 26年は77人にのぼっています。
また男性の強制わいせつでは、被害者の約半数が、13歳未満です。
加害者に対する分析も行われています。
性犯罪を「単独強姦型」「集団強姦 型」「強制わいせつ型」「強制わいせつ(共犯)型」「小児わいせつ型」「小児わいせつ(共 犯)型」「小児強姦型」「小児強姦(共犯)型」「痴漢型」「盗撮型」 に分類し、「年齢」「居住」「婚姻」「学歴」「就労」といった属性を公開。
前科や再犯率について分析しています。
性犯罪の実態を多くの人が知ることにより、性暴力のない社会をともに考えていかれればと思います。
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