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2021年02月12日

2020年の性犯罪の状況


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2020年の「犯罪統計」が2/4に公表されました。
【「令和2年1〜12月犯罪統計【暫定値】」はこちらです】


☆1)強制性交等罪

2020年の認知件数は1,332件でした。
このうち暴行脅迫要件がなくても罪に問える、被害者が12歳以下の事件は175件、全体の13.1%です。
一方13歳以上は、暴行脅迫の立証が必要となります。
13〜19歳が被害者の事件は403件と、30.2%にのぼります。

2017年の改正により、性器性交に加え、口腔性交、肛門性交も「強制性交等」に含められることになり、男性も被害者として認知されるようになりました。
2020年の統計では72件が男性被害者、このうち12歳以下が36件と、男性被害者の半数を占めています。
改正前は、口腔性交や肛門性交は、強制わいせつ罪でしか問えず、量刑に違いがありました。
加害者を適切に処罰し、更生する機会を増やすという意味で、改正には大きな意義があり、今後も経過を確認していくことが重要であると、言えるのではないでしょうか。


☆2)強制わいせつ罪

2020年の認知件数は4,153件でした。
このうち暴行脅迫要件がなくても罪に問える、被害者が12歳以下の事件は708件と、全体の17.0%を占めています。
一方、暴行脅迫の立証が必要となる13歳以上については、13〜19歳が1,151件と、全体の4分の1を占めています。
30代以下の被害者の合計が3,330人と、全体の80%を超える一方、65歳以上の高齢者が被害者の事件も、56件報告されています。


現在法務省では、「性犯罪に関する刑事法検討会」が設置され、見直しが検討されています。
現状を踏まえた適切な法制度が実現するよう、統計を把握し、声を届けていくことが、必要ではないでしょうか。


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