2020年06月30日
2020年前半の刑法性犯罪をめぐる動向
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6/17で、2020年通常国会が閉会となりました。
今国会が開催されていた2020年前半は、刑法性犯罪をめぐり、様々な動きがありました。
そこで、2020年前半の、刑法性犯罪をめぐる動向をまとめました。
☆1)法務省「性犯罪に関する刑事法検討会」
2018年5月から開催されていた「性犯罪に関する施策検討に向けた実態調査ワーキンググループ」。
2020年3月に取りまとめが公開されました。
昨年9月に開催された第9回には、しあわせなみだが参加し、障がい児者への性暴力の現状を報告しました。
取りまとめ報告書では、被害者に障がいのある性犯罪事件の件数等も、明らかになりました。
この取りまとめを踏まえ、法務省に「性犯罪に関する刑事法検討会」が設置され、6/4に第1回が開催されました。
今後、刑法性犯罪見直しの必要性、ならびに見直すべき項目が、話し合われます。
☆2)政府「性犯罪・性暴力対策の強化の方針」
政府は、令和2年度から令和4年度までの3年間を、「性犯罪・性暴力対策の集中強化期間」と定め、「性犯罪・性暴力対策の強化の方針」を取りまとめ、公開しました。
方針の中には、「障がい児者への司法面接」「障がいのある被害者からの相談への対応」「障害の特性や程度等を踏まえた教育」「障がい児者への性暴力の実態把握」といった、しあわせなみだが取り組んできた、障がい児者への性暴力についても、盛り込まれています。
☆3)地方議会「刑法性犯罪見直しを求める意見書」
昨年より、各都道府県、市区町村で、刑法性犯罪見直し等を求める意見書・請願・陳情が採択されています。
【岩手県】
【東京都】
【静岡県】
【奈良県】
【兵庫県】
【愛媛県】
【鳥取県】
【福岡県】
意見書は都道府県議会議長の名前で、衆参両院議長、内閣総理大臣、総務大臣、法務大臣等に送られます。
各都道府県議会からの、刑法性犯罪見直しの要望は、改正の後押しにつながります。
こうした動向を踏まえ、刑法性犯罪改正が着実に前進すること、そして障がいに乗じた性犯罪の創設が実現されるよう、声を届けてまいります。
応援よろしくお願いします!
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