2019年08月27日
警察庁ヒアリングで「障がい児者への性犯罪被害」への取り組みを要望しました
【<弁護士の皆様へ>障がい児者への性暴力事件集調査ご協力のお願い】
【障がい児者の性犯罪裁判が困難な現状を変えたい】啓発イベントを10か所で開催!クラウドファンディングサイト実施中!
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7月30日のブログで紹介した、「第3次犯罪被害者等基本計画の見直しに関する要望・意見の募集。
しあわせなみだは8/23に開催された要望・意見聴取会に参加し、警察庁に直接声を伝えてまいりました。
15分という短い時間ではありましたが、障がい児者への性暴力の現状を踏まえた、施策の実現を要望、警察庁犯罪被害者等施策担当参事官室の皆さんは、大変熱心に聞いてくださいました。
要望内容はこちらです===
【障がい児者への性犯罪被害に関する要望】
海外では、障がい児者は健常者の3倍性暴力被害を経験するリスクが高いことが、明らかになっています。
しかし現在の基本計画において、(犯罪被害による障がいへの補償ではなく)障がい児者が犯罪被害に遭った際の支援は、弁護士利用の促し(185)ならびに調査(212)のみです。また法務省は、犯罪被害者に占める障がい児者の割合を把握していないことがわかっています。
これらを踏まえ、下記を要望します。
1.障がい児者が健常者同様犯罪被害者等支援施策を利用できる体制の整備
▼アクセシビリティ改善
・電話以外でのアクセス(FAX、メールなど)
・来所せず相談できる体制の整備(スカイプなど)
▼人員の確保
・コミュニケーション支援(手話、要約筆記、代読等)人員確保、
ならびに財源確保(本人負担なしでの利用)
・職員に対する研修による、障がいの理解促進
・障がい当事者による支援(支援員としての障がい者雇用)
2.障がい児者が健常者同様犯罪被害者としての権利を保障される条件の整備
・第三者による通報をもって、被害者として認定する
・家族、支援者等による障がい児者の証言のサポートの実施
・障がい児者に対する司法面接の実施ならびに証拠としての採用
3.障がい児者における犯罪被害実態調査の実施
・障がい児者を対象とした犯罪被害調査の実施
・既存の調査に障がい関連の項目を追加する
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要望は8/29までインターネット等でも受け付けています。
個人による要望もできます。
ぜひ皆さんの声を届け、障がい児者への性犯罪被害への取り組み促進を実現しましょう!
【「第3次犯罪被害者等基本計画の見直しに関する要望・意見の募集等について」詳細はこちらです】
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