2024年03月19日
ソーシャルアクションの実践を拡げるために〜研究に協力しています〜
しあわせなみだでは、刑法性犯罪に「障がい」の概念を盛り込むために、2018年から様々な事業を実施してきました。
1つの成果として、2023年6月の改正で、不同意性交の要件に「心身の障害があること」を盛り込むことができました。
法政大学の岩田千亜紀さんが、この活動を、グッドプラクティスとして共有することで、「社会をもっと良くしたい」と考える人や団体に活用してもらうための研究を、進めてくれています。
社会福祉が持つ様々な役割の中で、近年特に「ソーシャルアクション」の実践が、期待されています。
しかし、日本での実践はまだまだ未成熟な段階にあり、特に施策の整備や政策の改正を求めるアクションの展開が、課題となっています。
そこで、今回のしあわせなみだの活動を整理し、客観的に評価することで、誰にでもわかりやすく、参考にできる事例になるよう、検討しています。
先日は、事業に携わったメンバーによるワークショップを開催。
「ステークホルダー分析」「ロジックモデルの作成」「ログフレームの作成」を行いました。
5年間の活動を振り返り、成果をまとめていく作業は、大変充実したものとなりました。
また、事業を応援してくれた、寄付者の方々や署名賛同者、イベントに協力してくださった皆さん、そして国会議員をはじめとする、施策立案に関わった皆さんへの、感謝の気持ちも、新たにすることができました。
これからも「性暴力ゼロで誰にとってもしあわせな社会を創る」ビジョンの実現に向け、活動していきます。
応援よろしくお願いします!
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2024年03月15日
中学生に「性暴力」をテーマに講義
理事長千谷が江東区第二大島中学校で講義を行いました
「学校では教えてくれない性暴力の話」をテーマに、以下をお話しました。
☆1.性暴力とは
1)性暴力は非現実的なこと?
2)性暴力とは
3)性暴力が潜在化しやすい理由
(1)恥ずかしいから 他人に知られたくない
(2)加害者との関係
(3)被害だと自覚していない
4)認知のゆがみ
☆2.自分や周囲の人が性暴力に遭ったら
1)性暴力被害の影響について
2)性暴力はPTSDにないやすい
3)危機や恐怖に直面した時の5F反応
4)知り合いが被害に遭ったら
☆3.相談機関について
1)警察
2)産婦人科
3)ワンストップセンター
☆4.最後に
1)セックスはゴールじゃない
しあわせなみだでは、学生向けの講演を、積極的にお受けしています。
お気軽にお問い合わせください。
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2024年03月12日
ジャニーズJr被害当事者会が主催する勉強会に登壇しました
理事長千谷直史が、ジャニーズJr. だった子どもの頃に、大人から性加害を受けた当事者らを中心につくるアクションプラン「ワニズアクション」が主催する勉強会に登壇しました。
「障害者に対する性暴力調査報告」をテーマに、以下をお話しました。
☆1.障害の4類型について
1)身体障がい
2)知的障がい
3)精神障がい
4)発達障がい
☆2.障害児者の性暴力調査結果
1)しあわせなみだ「障がい児者への性暴力」調査
2)海外での調査結果
☆3.なぜ障害が性暴力へのリスクになるのか
1)障がいならではの「特性」と「育ち」
2)暴力の構造
☆4.なぜ障がいのある人が“選ばれる”のか
1)なぜ障がいのある人が”選ばれる”のか
2)加害者は被害者の障がいを”知っている”
3)障がいのある人は性犯罪に”巻き込まれる”
☆5.障害者の性暴力に関する法制度
1)障害者虐待防止法
2)児童虐待防止法
3)刑法
しあわせなみだでは、性被害当事者を対象とした講義を、積極的にお受けしています。
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2024年03月08日
#性的同意を広めて性暴力をなくそう〜「国際女性デー ハッシュタグデモアクション」に賛同〜
3/8は、国連が定める「国際女性デー」です。
女性たちの、平和と安全、開発等における役割の拡大や、組織やコミュニティーにおける地位向上について、みんなで考える日とされています。
しあわせなみだは、性被害当事者が生きやすい社会の実現を目指す、一般社団法人Springが呼びかける、「国際女性デー ハッシュタグデモアクション」に賛同しました。
ぜひみんなで、このアクションを盛り上げましょう!
▼目的▼
*新刑法の中身の周知と適切な運用によってすべての性暴力が処罰されるようにアピールすること
*「性的同意」の概念を日本社会に広めること
▼日時▼
1日目:3月8日(金)12:00-13:00
2日目:3月9日(土)12:00-13:00
▼投稿内容▼
「#性的同意を広めて性暴力をなくそう」
これを共通のメイン・ハッシュタグとして、さらに訴えたいことをそれぞれのSNS(主にXで実施、Instagram、facebookなど)でハッシュタグとしてつけ加える
例)
#同意のない性行為は全て性暴力
#性犯罪改正刑法で全ての性暴力に処罰を
#経済的社会的地位を利用した性行為は新刑法で処罰されます
#YesMeansYes
など
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2024年03月05日
朝日新聞で登壇イベントが紹介されました!
理事長千谷が登壇した『Indigo Mourning』チャリティー上映会&パネルディスカッション の様子が、2/28付「朝日新聞」で紹介されました。
大切に思っていた女性から、性暴力被害を打ち明けられたことをきっかけに制作された、川添ビイラルさん監督作品『Indigo Mourning』への想いや、男性3人によるパネルディスカッションの様子を、お伝えいただきました。
ぜひご覧ください。
【「性被害打ち明けられ、渦巻いた感情 監督が短編映画に込めた思い」記事はこちらです(webは有料会員限定記事です)】
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2024年03月01日
高校生に性暴力をテーマに講義!
理事長千谷直史が、大東学園高等学校「性と生」に登壇しました。
高校1年生約40名を対象に「性暴力と性の問題について」をテーマに、以下をお話しました。
☆1.性暴力とはなにか
1)性暴力とは
2)認知のゆがみ
3)性暴力被害の影響について
☆2.もし知り合いが被害に遭ったら
☆3.「同意」とついて
1)そもそもセックスってなに?
2)でも同意ってどうすればいい?
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2024年02月27日
2023年の不同意性交は2711件〜「犯罪情勢」が公開されました〜
「令和5年の犯罪情勢」が公開されました。
性犯罪の認知件数は、不同意性交が2711件、不同意わいせつが6096件と、いずれも過去5年で最も多い件数となりました。
背景には、2023年の刑法性犯罪改正や、相談しやすい環境の整備等が挙げられます。
性的虐待の疑いで警察から児童相談所に通告された子どもは320人、摘発された親等のケースは372件となっています。
警察では110番の他、性犯罪の被害に遭われた方が相談しやすい環境を整備するため、各都道府県警察の性犯罪被害相談電話につながる全国共通番号「♯8103(ハートさん)」を運営しています。
早期に適切な相談につながることが、回復を早めることが知られています。
刑法改正とあわせた、体制の整備が期待されます。
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2024年02月20日
〜映画を通じて性暴力について考える〜イベントに登壇しました
2/16、川添ビイラル監督主催『Indigo Mourning』チャリティー上映会&パネルディスカッション (映画を通して性暴力について考える)」に、理事長千谷直史が登壇しました。
約30名の参加をいただきました。
登壇した千谷より、報告です。
映画の内容は、吸血鬼と人間が共存している世界で、愛する人が友人の吸血鬼に噛まれたことで、自死を選択した男性のお話です。
知人から性被害に遭ったことをカミングアウトされたことをきっかけに、性暴力に関心をもった私としては、主人公の冷たい表情から、友人の吸血鬼は普段から女性をいやらしい目で見ているような描写がありましたが、これまでは主人公の男性も友人の素行の悪さは知っていながらも、特になにも言わず、特段それを良くも悪くも思っていなかったんじゃないかと思います。
ですが、愛する人が噛まれて(性被害に遭い)失ったことで、今まで他人事だった「性暴力」が急に心を浸食してきて、その気持ち悪さや友人に対する憤りを感じ、ラストシーンにつながるのだと思いました。
パネルディスカッションでは、どうすれば性暴力に対する問題意識が低い人の問題意識をあげることができるかなどを、
☆川添ビイラル監督
☆「Open the Black Box 伊藤詩織さんの民事裁判を支える会」代表 新畑信さん
と議論を交わしました。
【川添さん】
性暴力を防ぐためには、個々の意識が変わることが不可欠です。
「自分には関係ない」と思わず、先ずは関心を持ち、対話を通じて意識を変えていくことができると思います。
「男性が性暴力にもっと問題意識を持ち、性暴力を容認しない社会を作っていく為にどのような行動が必要なのか」というダイアローグが必要だと感じています。
【新畑さん】
教育によって性暴力は良くないことであることが広く知らせ、「プライベートゾーンは他人に侵害させてはならない」ことなどセクシュアリティ教育、包括的性教育が浸透することが大切。また、性被害は女性が被害に遭うことが多いが男性が被害に遭うこともあり、ないがしろにしてはいけない。
私個人としては、性暴力に関して問題意識が低い人の原因は、特に男性に多いと感じますが、性欲による犯罪であると誤解されており、自分はしないと高をくくっていること、そして自分や近しい人は被害者にはならない、他人事であることだと思います。
また、性欲によるものだと思われているため、世間的にエンタメ化されているものも多く、被害者の心情を考えるきっかけの妨げになっていると思います。
少年漫画でもひと段落ついた所のおふざけ回として、お風呂の覗きが面白おかしく描かれるなどして被害側を描くことより、加害行為を容認する場面をよく目にします。
そういった擦り込みが行われて、認識を甘くしていくのだと思います。
無意識化で擦り込まれている価値観に是非を問うのは難しい作業ですが、きっかけ次第で誰でもできると思います。
衝撃的なニュースかもしれないし、友達に指摘されることかもしれません。
効果があるものは人それぞれだと思うので、違和感を無視しないことが非常に大事だと思います。
今回の映画のように映像として表現することや、やり方はそれぞれの方がいいと思います。
どうすればいいか分からない人は、性暴力関連のことを見聞きしたときに「最低だな」とかひとこと、どう思っているか感情をあらわにすることから始めてみたらいいと思います。
だんだんと行動が伴ってきたり、共感した人が近くに増えてくるはずです。
被害者が声をあげないで済む社会にするために今多くの人が小さくてもいいので、声をあげることは大切だと思います。
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2024年02月16日
警察官60名に「障がいのある人に対する性犯罪」について講義
【2/16:東京】短編映画『Indigo Mourning』チャリティー上映会&パネルディスカッション (映画を通して性暴力について考える)
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理事中野宏美が、千葉県警察本部で、講義を実施しました。
今回は「性犯罪捜査専科」受講者以外の参加も可能ということで、約60名の警察官が、聴講しました。
「障がいのある人に対する性犯罪」をテーマに、以下をお話しました。
☆1.はじめに
☆2.「障がいのある人」とは
1)身体障がい
2)知的障がい
3)精神障がい
4)発達障がい
☆3.加害者は障がいのある人を「選ぶ」
1)なぜ障がいのある人が“選ばれる”のか
(1)それが被害だと認識できない
(2)被害を訴えられない
(3)被害を信じてもらえない
2)加害者は被害者の障がいを“知っている”
(1)場所
(2)外見
(3)コミュニケーション
3)障がいのある人は性犯罪に“巻き込まれる”
(1)色々な人が寄ってくる
(2)誰でも信用する
(3)断れない
☆4.障がいのある人に対する性犯罪の実態
☆5.障害福祉サービスで「脆弱性」を明らかにする
1)障害福祉サービスとは
2)加害者を「好き」と言う理由を明らかにする
3)「何度も」被害に遭う理由を明らかにする
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2024年02月13日
「読売新聞」に、刑事手続きにおける氏名秘匿に関するコメントが掲載されました
【2/16:東京】短編映画『Indigo Mourning』チャリティー上映会&パネルディスカッション (映画を通して性暴力について考える)
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理事中野宏美のコメントが、2/8付「読売新聞」に掲載されました。
性犯罪裁判にあたっては、起訴状等を通じて、面識のない加害者に、自分の氏名が伝わることになります。
このため、氏名を知られることに抵抗があったり、報復を恐れ、起訴を断念する方もいます。
こうした現状を踏まえ、起訴状を含む刑事手続き書類に記載する被害者名を加害者に秘匿する新制度が、2/15から開始されます。
中野からは、制度の意義や、被害者が安心して裁判に臨める環境整備の必要性を、お話しています。
ぜひご覧ください。
【「逮捕状や起訴状の被害者名「秘匿」、15日から新制度…被告側の「反証」困難との懸念も」記事はこちらです】
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