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光あれ! [2012年05月31日(Thu)]

5月9日(水)久慈〜普代〜再びハックの家


私たちがこのような動きを始めたきっかけは、津波後の避難所でしょうがいのあるこどもがパニックを起こし、10日間ほど厳寒の中、車に閉じ込められていたという話を聞き、被災地の支援学校や共同作業所で野染を通じて楽しい時を持ちたいと思ったのが初めです。最初はこちらから資料を送ったりしながら受け入れてくださる所を探し、辿り歩いていきました。そのうちに「私の所でも来てほしい」という要望が来るようにもなりました。今回も、久慈拓陽支援学校よりそのようなお話しを頂き、打ち合わせに行くことになりました。
久慈は岩手の最北、その向こうは八戸・青森です。今回の津波は青森から千葉まで、500kmを超える本当にすごい広範囲にわたっていることが実感として感じます。(ちなみに京都から東京までがほぼ500km)地球の地軸の角度を変えるぐらいの地震がおこしたとてつもない力が、この海岸沿いに集中しました。その結果、そこに住む人達の人生を、根底から揺り動かす出来事が今も起こっているのです。
久慈拓陽支援学校も、他の支援学校と同様さいわいにも、津波による直接的な被害はないようでした。釜石祥雲、宮古恵風の両副校長先生の橋渡しもあり、スムースに打ち合わせができ、8月後半に野染をすることが決まりました。今回、大船渡の気仙光陵支援学校は行事の都合で出来なかったので、うまくいけばその時期に出来るかもしれません。岩手南の大船渡から北の久慈まで長い海岸線を巡る旅になりそうです。

山背.jpg

久慈からの帰り道、久しぶりの山背に会いました。私たちの生活は大きな自然の流れの中で営まれているという当たり前のことが、岩手の旅の中ではリアルに感じます。

田野畑村の手前に普代という小さな村があります。久慈から田野畑まで三陸鉄道が復活しました。普代駅に立ち寄りました。

普代2.jpg
駅構内には、今回や明治・昭和の津波に関する写真など、
多くの記録が展示されていました。

1896年に発生した明治三陸大津波では、1000人以上の死者や行方不明者を出しているこの普代村は、普代川の河口から約300m上流に普代水門を1984年に建設。水門の高さは15.5mで、長さは約200m。この水門により同村の中心部や集落を大津波から守った。2011年3月30日時点で行方不明者は1人出ているものの、死亡者はゼロ。住宅への浸水被害も出ていない。(日本経済新聞 2011年6月1日号より抜粋)


普代3.jpg
<三陸鉄道を勝手に応援する会>寄贈!!


普代1.jpg

この浮き玉は
ワカメやコンブの
養殖施設に使うものです
皆様の少しのお気持ちを
かけていただければうれしいです
「元気玉」に集まったお気持ちは
浮き玉の購入にあてさせていただきます


はそこに住む人たちや訪れる人たちにとって、やっぱり大きな存在。これから復活してゆく三陸鉄道、そしてそれぞれの駅がこの大災害を伝えていく場所になるのかもしれません。

ハックの家に戻ってきた私たちは、山菜のてんぷらをしこたまご馳走になり、もう一泊お世話になることに。

その夜私たちは、すごい絵に出会います。
水や光の粒子が形を現したような絵です。
作者は松家圭輔さん

絵1.jpg
クリックすると大きく見れます
三陸鉄道

絵2.jpg

涙を流す魚


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絵3.jpg
浮いているのはゴミ(空き缶)


絵10.jpg

これも三陸鉄道。太陽が一杯!


絵9.jpg
ハックの家の許可を得て載せてもらいました。転載・転用はご遠慮ください。

久しぶりに突き動かされました。いやな所が一つもない。まいった。


被災地でなくても、今生きる人は、皆小さな被災や被ばくを重ねて生きているように感じています。この絵はそんな人間に向かっての、ありがたいプレゼントだと、感じました。
是非たくさんの人たちに見ていただきたい絵です。

光の山から光の絵。今日も、またとない一日でした。




染まる時2 [2012年05月29日(Tue)]

5月9日(水)ハックの家・野染


ハックの家がある田野畑村は岩手でもだいぶ北にある。岩手県は四国4県に匹敵するぐらいの大きな県で、南に位置する陸前高田からだと車で4時間近くはかかる。同じ岩手でも本州の北の背骨のような位置にある内陸の平泉、花巻、盛岡辺りから三陸海岸の方に行くのにも2時間以上はかかる。海岸沿いは今、津波でいかにも無残な様相ですが、それまで来た事の無かった私たちにとって、それ以前の風景の美しさはいかばかりであっただろうか。もっと早く来ていたかった。内陸の山河の他にない豊かさ。そしてその向こうにある入り組んだ海岸線、豊饒な海。冷気と共に海からやって来る幻想的な濃霧・山背(やませ)。厳しくも懐の深い自然の中で、培われてきた人々のなんともいえない味わい。来れば来るほどひきつけてやまない魅力が岩手にはあって、それは私だけではなく同行するみんなにも共通する感覚だと思います。この土地、そして人間が潜在的に蓄えてある豊かで、強く、美しい力が、この大災害をも受け入れ、乗り越えていくのだと信じています。

私たちが大好きなハックの家。本当に大変な状況が続く中で、何でこんなにも豊かなものを感じるのだろう。ここに還って来て一晩タップリ寝させてもらって、朝みんなが集まってくるわくわくするような時間は何なのだろう。

ハック13.jpg
ハックの家の大黒柱・おかあさんこと、竹下美恵子さん
近くのお百姓さんの畑で、私たちのためにハスを頂く


ハック08.jpg
次期大黒柱、娘さんの竹下敦子さん
滋賀のあざみ寮から託されたベストなどの型紙を手に


ハック01.jpg

前回の野染は、ハックの家の裏山でしたのですが、今回は少し離れた所にある、やはりハックの家が持っている山ですることに。手入れの行き届いた山には、すくすくと育ったワラビが一杯。野染の前にワラビ採りです。夕食のおかずとなります。

ハック11.jpg
その山でいよいよ野染が始まる。
仮設に住む、村の人たちもたくさん呼んでくれていました。


ハック07.jpg
絶好の天気、真っ白な綿布がまぶしく、枝影が美しい。


ハック05.jpg


わらび山での光りに満ちた野染です。


ハック06.jpg


ハック12.jpg
恒例の〈持ち上げ陽かざし>


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この日偶然にも、何とあの安部智穂さんが、初めてハックの家にやってきました。私たちの話を聞かれて、前から来てみたかったということ。陸前高田の松を使って、木工作家が作った木のベンチをハックの家にプレゼントするため、車に積んでたいまぐらからやって来たのです。そのベンチは、ハックの家でこれからオープンする新しいパン工房の店に置かれることになりました。こんな風に被災地の中でも良い作り手による質の高い作品が流通して行くことの意味はとても大きなことと思います。その辺りの視点を持って動かれている智穂さんもさすがです。本当に嬉しい出来ごとでした。

野染の後、美味しいおにぎりをみんなで頂き、私たちはさらに北にある町、久慈の支援学校に、秋の野染の打ち合わせのために向かいました。

染まる時 1 [2012年05月23日(Wed)]

5月8日(火) 宮古〜山田町〜田老町〜田野畑村へ

朝7時に<かわいキャンプ>を出て、途中コンビニで朝飯を買い、閉伊川の畔で喰う。植物に詳しいペコちゃんがクルミの木を教えてくれる。葉のように見えるのがじつは花だということ。枝先にポッポッポと咲きとてもかわいい。油菜のような花の黄が目に沁み、八重桜の濃いピンクが所々に見える。様々な鳥の囀りに朝の風。いつも先を急いでいる旅を続けてきて、考えてみるとこんな風にゆっくり朝飯を食べることは、少なかったことに気がつく。こちらの心持も少し落ち着いてきたのかもしれない。
閉伊川沿いに行くと宮古市の中心に入る。45号線を北進、トンネルを3つ抜けたら右折、山を登っていくと懐かしい宮古恵風支援学校。ほぼ一年ぶりとなる。
昨6月、手探りで三陸を旅していたころの状況と今は、現地の様子も私たちの心持も随分違ってきている。そして、たった一回来ただけなのに、その後のやり取りもあったせいか知己の友人に再会した様な気持になる。

恵風.jpg
今回は前回参加できなかった小学部のみんなも
中学の先輩と共に野染ができた。

恵風06.jpg
とびっきりの笑顔がいいね。


恵風07.jpg
懐かしい顔もたくさん。鉄道好きな彼も元気そう。新任の先生たちも参加。最初曇りがちだった空も、例のおまじない、お天道様に向かって<よろしくおねがいしますだ〜っ!!!>と3回こぶしを突き上げたせいもあって(?)染め終わるころには快晴となった。

恵風09.jpg
どうもありがとうございましただーっ!!!と3回叫ぶ


恵風01.jpg

以上の写真、学校の許可を得て掲載させてもらいました

生徒の保護者が作っているという本当においしいお弁当を校長室で頂く。昨年4月にこの学校に就任したという校長先生の宮古の自宅も被害を受けられたとのこと。穏やかで、こどもたちにいつも寄り添っていることが自然に伝わってくる先生の、この一年もさぞかし大変な日々だったことだろう。私たちにとっても久しぶりの野染、体ごと春を一杯感じるような時間はやはり格別。笑顔こそ宝。5月の三陸・野染の旅はまずは順調にスタートました。
この日のことが学校のホームページに載っているのでご覧ください。また6月に個展をする、Portland Japanese Garden(USA・オレゴン州)にもこの時の写真を載せてもらっています。

学校を後にしてポンコツ銀河号は、宮古駅近くの被災地障がい者センターみやこにお邪魔する。私達が行く少し前に、京都の知り合い、日本自立支援センター所長の矢吹文敏さんが、お連れ合いと共に、ここで寝泊まりしながらしょうがいがある人たちの施設や、三陸鉄道などを、車いすに乗りながら巡ったとのこと。その際大変お世話になったから酒を届けてくれないかと、彼の出身の山形の銘酒を、私は託されていた。私も同じ酒を頂いたので、どうしても届けなければいけないこととあいなった。
この被災地障がい者センターは、この宮古の他にも釜石や大船渡にもあるということ。ここを支援しているNPOの一つがNPO法人 ゆめ風基金
阪神・淡路大震災を機に地震などで被災した障害者を支援する団体。全国の障害者運動と永六輔さん、小室等さんをはじめ各界の多数の方々を呼びかけ人とし、自然災害の被災障害者への救援・支援をつづけている。(ゆめ風基金のブログより)

みやこ1.jpg
矢吹さん、確かに酒届けたよ。ここの天井には、大阪の生野にある保育園のこどもたちが描いた勢いのある絵が張られていました。嬉しいことに以前、野染で何回か呼ばれた保育園でした。また新しい出会いがありました。ここでもてびらつぎっこ作りがしたいな。

そして銀河号は南へ、山田町・ケアホーム希望へ。


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詩人の佐藤啓子さんに、京都の詩人・深井ゆうじんさんより託された詩集を手渡しました。深く言葉を探しあっている二人。直接は会っていないけれど時空を超えて一気に共感してゆくのが、ページをめくる啓子さんの表情で分かりました。

希望2.jpg

多趣味の刈谷さんは、即興のギター演奏を。生音はやはり良い。思いもかけず楽しいひと時を作ってくれました。ポコとは度重なる出会いですっかり友達に。

山田町を後に今晩の宿泊先、田野畑村・ハックの家に向かいます。やはり素通りできない田老町。そして今回は以前から訪ねたかった曹洞宗寺院の清延山・常運寺にお邪魔しました。私の京都の親友で、なんともユニークな旅行会社をしているスティーブ・バイメルさんが15年以上前からアメリカからのお客さんを引き連れ通っていたお寺で、そこの高橋御住職さんのお人柄のことを熱く語っていたのをいつも聴いていました。バイメルさんは、震災後、今までそこを訪れたメンバーに呼びかけ、田老のこどもたちにたくさんのおもちゃを送ったり、メンバーの一人が、この町のために小型の太陽光発電機をたくさん寄付されたりしてきました。みんなご縁があった田老町のことで心を痛めている様子が、本当によく伝わってきます。
田老2.jpg

寺から見る町の風景。あいにく高橋御住職は法事のためご不在でしたが、息子さんと少し話ができました。津波後、難を寸前のところで逃れたこのお寺は避難所として村の人たちが暮らしておられたとのこと。あの大棒レオ子さんもここに避難されていたと聞きました。

田老3.jpg

今回の津波被害者の慰霊碑が町を見下ろす位置に作られていました。明治、昭和の大津波でも壊滅的な被害を受けたこの町に、いつも寄り添ってきたこのお寺に、3体の碑が立っています。

田老1.jpg

そしてグリーンピア田老の仮設へ。その大棒レオ子さんと会います。
深井ゆうじんさんの詩集を、ここでも一冊、そして滋賀の織物作家・佐藤竜子さんが託してくださった桜と薔薇で染めた布も受け取ってもらいました。。チクチクの会ゆいとりの皆さん、メンバーも増え頑張っておられるとのこと。レオ子さんは近くの高校まで出向いてチクチク会を始められていました。ただ、ゆいとりの会を常時する場所がなく、集会所は決まった日にしか使えません。仮設の部屋が空き始めて、そこをアトリエに貸してほしいと行政に交渉しても、良い返事をもらえないとのこと。何かあった時の責任問題や、「前例がない」等との、例によってお役所姿勢。これほどのことがあっても融通が効かない行政組織の問題は、他の被災地でもよく耳にします。
また、三陸道の高速道路工事が進められていますが、田老町の今までの予定地が津波にやられたので、もっと山側に決定されたとのこと。その辺りに住む人たちにとっては突然の決定に、大変な思いをされているとの話もしてくれました。「津波は大丈夫だったけれど今度は突然決まった道路で、畑や家を壊される」と・・原発も高速道路も、リニアモーターカーも住民をかやの外に、鳥瞰図を描く人たちが勝手に線引きをして、反対する者には最終的には暴力を持って対してゆく国家やゼネコンの姿勢は、これだけの大災害が起こっている今でも変わらない。人の生活や命にかかわるこのような政策決定を、何故もっと事前に、丁寧に話し合う民主的な時間が持てないのか。今まで得だと思っていたことが本当は大きな損をしていたことが、まだ身にしみて分かっていない人たち。これ以上許せない気持ちが満ちる。昨8月に逝ったあの加藤哲夫さんの病床からの闘いを思い出している。
津波の後、皆で寄り添い、針を持ち、チクチクしながら支えあってきた人たちが、本当はこの世界を支え動かしてきているのだ。

たっぷりとした一日でした。
最後に辿り着くのはいつもハックの家、春の闇を北に走る。

[2012年05月21日(Mon)]


今しがた撮った金環日食の写真を二枚


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紙に穴をあけて菓子箱の底に投影

ふと亡き祖母・大村あさの句を思い出す。

貝殻に 忘れ潮あり 春の雲

小さな貝殻の中に残った潮水に、春の雲が浮かんでいるよ。




一斉の春 [2012年05月21日(Mon)]

かわいキャンプへ 5月7日(月)

8回目の陸奥(みちのく)。ポコ、ペコちゃんたちとは7回目の旅。
京都を夜半過ぎに出発。第二名神、伊勢湾岸道、そして始めて走る新東名。手入れの行き届いた茶畑の斜面をぶった切ってゆく。松本剛一さんの強制収用された農地を想う。そこを走る私たちも共犯者である。

いつものように世田谷の澤畑家では、ヒゲさんが私たちのために温かな絶品のうどんなど、消化の良い朝飯を、当たり前のように用意してくれていました。今回は、ペコちゃんとの3人旅。ヒゲさんの見送りを背に一路600キロ先の宮古の<かわいキャンプ>に向かう。途中、当然、福島を通り抜けてゆく。毎回そうだけど、福島というだけでそんな風になるのはとてもおかしいこととは重々分かっているけれど、体硬く何か息を詰めるような感覚になる。景色は見事なまでの春。見えない放射能の不気味さは、身体のみならず精神を限りなく疲弊させていくものが確かにある。果たして私はここを孫を連れて通ることができるだろうかなどと考えてしまう。原発の影響が濃い地域に留まっている人たちの日々を想わざるを得ない。
盛岡まで一気に東北道を北上する。放射能の流れはなぜか宮城を飛び越え、岩手の内陸、一関や平泉辺りまで届いているという。(ブログ・恵理子ママの部屋6月17日号を見てください)

盛岡から宮古に向かい106号線を東進。
あの岩手の山河の緑に還って来る。
車から降り、春のキラキラ粒子をたっぷり呼吸する。


かわい11.jpg


(前略)まことのことばはうしなはれ
     雲はちぎれてそらをとぶ
    ああかがやきの四月の底を
   はぎしり燃えてゆききする
  おれはひとりの修羅なのだ
(中略)
草地の黄金をすぎてくるもの
ことなくひとのかたちのもの
けらをまとひおれを見るその農夫
ほんたうにおれが見えるのか
まばゆい気圏の海のそこに
(かなしみは青々ふかく)
ZYPRESSEN しづかにゆすれ
鳥はまた青ぞらを截る
(まことのことばはここになく
 修羅のなみだはつちにふる)・・・(後略)

宮澤賢治 春と修羅
  (mental sketch modified)より



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大丈夫だよ。人がこれ以上へんなことしなければ。大丈夫だよ
だから今、視つめ、耳を澄まし、そして目一杯闘わなければ・・・


かわい02.jpg

遠野から立丸峠を越えてくる340号線がつきあたる辺り宮古市川井に、
旧宮古高校川井校校舎を利用したかわいキャンプ
(盛岡市社会福祉協議会が運営)はあった。


かわい03.jpg
迎えてくれたスタッフのこまやかな心遣いがとてもありがたい。


かわい05.jpg

写真洗浄の部屋。そのボランティアに通い続ける年配の方に会った。
大槌町写真返却展.pdf


かわい06.jpg
もう2カ月も寝泊まりしている若いボランティアの一角

疲れた体に静かな空気と深い闇が優しい。
シュラフにもぐりこみ、即、眠る。


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この間どれだけの人たちがここを出発して行ったのだろう。


かわい07.jpg

校庭はタンポポで溢れて。


かわい08.jpg

朝の閉伊川。この先に宮古の海がある。
宮古恵風支援学校へ向かう。
おしらせ [2012年05月15日(Tue)]


ハック04.jpg
田野畑村・ハックの山 5月9日



雨の京都です。
旅の疲れと火照りが、ない交ぜにあり、仕事への切り替えが難しい日々です。
6月初旬から1ヵ月間、USA・オレゴン州ポートランドにあるPortland Japanese Garden内の美術館で個展があり、それに向けて最後の詰めをしないといけないのですが・・・・
この日本庭園美術館でも野染をしょうがいのある方たちとする予定です。また、レセプションのスポンサーに地元のHIV/AIDS関連のNPOがなってくれて、その場で、メモリアル・キルトを縫うことになりました。私がお預かりしているAIDSキルトを展示した会場で、昨12月に大阪・堺に避難されている福島の方たちと染めた野染の布を2mほど頂いていたものをキルトのベースにつかい、蝶のキルトを縫う予定です。この庭園美術館では今年の3・11には私たちの活動に向けチャリティもして下さいました。私たちの活動は本当に小さなものですが、この間感じた様々をお伝えしつつ、感謝し、思いを分かち合っていければと願っております。

恵風02.jpg
木洩れ陽・宮古恵風支援学校での野染 5月8日


さてまたしても緊急のお知らせです。
日本テキスタイルデザイン協会の総会後の会で、話す機会を頂きました。
部外者でも参加自由とのことです。この一年の私どもの活動を写真を見ながらお伝えします。時間がありましたらお越しください。

般社団法人 日本テキスタイルデザイン協会
基調講演


日時 2012 年5 月19 日(土)15:00〜16:30
講師 斎藤 洋 (Hiroshi Saito)氏
京都・「風工房」主宰 染色作家
参加費 無料
会場 京都私学会館 京都市下京区室町通高辻上ル山王町561
TEL 075-344-6201
テーマ 「布の力、命の布を考える。東北大震災が問いかけるもの」



友人の作家、小林浩子さんが家族それぞれの作品(布作品、陶、ガラスなど)を発表する作品展をいたします。
浩子さんは今回、2月に風工房で開催された「大槌・田老・田野畑 手業展で購入してくださったハックの家の裂き織を使ってジャケットを作られたということです。袖部分は無地の麻布を使っています。見応えのある作品展になると思います。お近くの方は是非ご覧ください。


hiroko kobayashi.jpg


img093.jpg
クリックすると大きく見れます





還ってきました。 [2012年05月13日(Sun)]

かわい01.jpg

5月7日(月)初日宿泊先のかわいキャンプ(宮古)に向かう。
閉伊川上流



5月三陸野染の旅から、3人無事に帰還しました。
全走行距離、2,700Kmにも及びました。
予定していた5か所での野染、雨をかいくぐり、全て実施できました。
詳しい報告は後日させてもらいます。
ご支援ありがとうございました。


恵風01.jpg
春の校庭にはタンポポが一杯。
5月8日(火)宮古恵風支援学校で。


ハック02.jpg

5月9日(水) わらび山には光りが一杯
ハックの家・仮設の人たちとの野染



ハック03.jpg

ハックの家で出会った美しい絵
涙を流す魚(部分)



安渡01.jpg
5月10日(木)午前 旧安渡小学校内にある仮設にて。
校舎内にある保育園のこどもたちも。


わらび01.jpg

5月10日午後 わらび学園 小雨の中で



祥雲01.jpg
5月11日(金) 釜石祥雲支援学校では保護者の人たちと
雨が心配で渡り廊下に干す。



祥雲02.jpg
野染の後、てびらこつぎっこ(釜石祥雲支援学校)


大船渡01.jpg

大船渡保育園の園庭にあるあの大銀杏も桜も、新緑が燃えるよう。








三陸の風 [2012年05月10日(Thu)]

5月の三陸野染め旅、始まりました。

様々な新緑溢れる岩手の春、只中です。
宮古の内陸にある、盛岡市が作ったボランティアの拠点、かわいキャンプに7日の夜到着。

8日の早朝、出発。胡桃の木の花がかわいい閉伊川沿いを走り、宮古市に。45号線を北上しトンネルを3つ抜けたあたりに宮古恵風支援学校があります。昨年6月、快晴の中、中等部の人たちと染めた懐かしい校庭には
名残の桜もちらほら、そこで今年は小・中一緒の野染めをしました。懐かしい顔も沢山。染め終わった頃、空晴れ渡り、一気に乾いた布が春風に揺れていました。そんなふうに朗らかな野染めの旅がスタートしました。

昨日は、田野畑・ハックの家での野染。仮設に住むおかあちゃんたちも一緒に、ハックの家が持つ、わらび山で、光の粒子がキラキラする中でのなんとも格別な時間を皆でたっぷり楽しみました。午後は久慈拓陽支援学校に始めてお邪魔し、夏の終わりに野染をすること等話し合いました。

ハックの家に2泊。これから大槌町に向かいます。今日は雨模様。野染が出来るかどうか難しいい状況ですが、いって見ないと分かりません。強力な晴れ女、我らがペコちゃんもいます。出来ると信じて、行ってきます。

きっとあしたは [2012年05月05日(Sat)]

gakugei7.jpg


こどもの日。
こどもの持つ凄い力
なによりこどもは自らを救う力を持っている。
こどもとゆく、社会を今こそ。


以前このブログでも紹介した、気仙沼あそびーばーの映像をもう一度アップします。



今夜半、ポコと京都を発ち、明朝世田谷でペコちゃんと合流、夜7時には、宮古のボランティアの拠点かわいキャンプ到着、泊。8日10時から宮古恵風支援学校での野染が始まります。5月三陸旅のスタートです。昨日まで、スタッフのチャコが支援物資の整理をしました。車に乗りきらない物資を各地に発送しました。たくさんの素敵な布とカンパを送ってくださった、川崎のフリースペースえん(たまりば)の皆さん、そのほか今回の旅に向け支援してくださった方々、ありがとうございます。行って来ます。帰ってきたらまた報告いたします。

img084.jpg


多様な慈悲 [2012年05月02日(Wed)]

natsuko.jpg
石川なつ子作 風工房にて


仙台と京都の友人より、メッセージが届きました。どちらも切実な慈悲のようなものを感じました。
仙台から便りをくれたのはBe-I(ビーアイ)という、こどもたちの本来持っている創造的な力を信じ、仙台のみならず、全国的にダイナミックで瑞々しい活動を長く続けている<ぞうかば>こと関口怜子さんが主宰をしているアトリエのスタッフ、清水千佳さんから。私たちの三陸への旅の帰り道、一気に京都まで車で走るのはハードなので、時折、このBe-Iで仮眠をさせてもらっています。仙台の止まり木です。彼女とは20年以上前に、AIDS・メモリアル・キルトで出会って以来の友、あの加藤哲夫さんを最後まで支えていた人でもあります。
京都の友人、川勝恵さんからは、緊急のお知らせです。

風工房の小さな庭にもあっと言う間に、様々な草花が湧き出してきました。しゃがみ込んでスナップを撮りました。世事に疲れ気味の体に、緑が染み込み深呼吸ができました。

niwa2.jpg
工房の玄関にも


震災と東京電力原発事故の影響で、福島県から仙台方面に移住してきている人の数は2、000人にものぼるって知ってました?やはり子どものいる世帯が多いようで、「ゆっくり話せる場所がほしい」「もっと情報を知りたい」などの声を聞き、うち(Be-I)の代表にかけあって、週1回、時間と場所を提供することにしました。
みなさんの善意とカンパで運営します!


◆ふくしま ほっこりカフェ◆

とき●5/15(火)22(火)29(火) 10:00〜12:00
ところ●ハート&アート空間 ビーアイ 
仙台市青葉区立町20−11ミカミハウス2F
ひよう●参加費無料  カンパ●歓迎
もうしこみ●前日までにTEL・FAX・メールなどでご連絡ください。
 ※ちいさいお子さんがいる方の参加も歓迎です。
といあわせ●tel022-262-2969 fax022-262-2975(担当:清水)
      mail ・ zoukabako@gold.ocn.ne.jp
主催:ふくしま ほっこりカフェ実行委員会

※6月以降も火曜日の午前中、定例の「ほっこりカフェ」をひらいていく予定です。


東日本大震災・東京電力原発事故から1年が過ぎました。いま、避難先で、ふるさとで、悶々としたきもちを抱えながら、いろんなことがわからない、どこに行って誰に話をしたらいいの?という声があちこちから聞こえてきました。じゃあ、安心してお茶でも飲みながらゆっくり話をするところからはじめてみよう、みんなで話す・聴くことからスタートしよう、ということで週1回の小さな会をひらきます。おしゃべり会や、本を読む会、作って食べるおいしい会、郊外へ出かける会、子育て情報交換会など、お気軽にどうぞ。
清水千佳

千佳ちゃん.jpg
プリントアウトして構いません。お知り合いの方たちに伝えてください。


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山ツツジも、もうすぐ・・


「のこされた動物たち」
太田康介さんを囲んで

場所・ 法然院 京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町30
時間・5月4日金曜日(祝)午後4時半〜7時。4時受付開始。
会費・500円 お茶お菓子付き
主催・河嶋のぞみ 090ー6675ー1849

私の中・高校時代の親友の河嶋のぞみさんが主催する会のお知らせです。 福島の原発警戒区域内に取り残されたペットや家畜の現状、真実を世の中に知らせる為に企画された報告会です。
太田康介さんというカメラマンが撮られたこの動物達の写真展を、河嶋さんが東京まで見に行き、京都の人達にもこの現状を知って貰いたいと強く思い、彼女が代表になり昨年末京都で写真展を開催しました。 今回は写真展に載せられなかったもっと深刻な状況を、映像や太田さんのお話で知らせてくれるものです。
彼女はこの動物達の状況を「未来の日本人の縮図のような気がする」と言っています。それを動物達が身代わりになって教えてくれているのだと…。 予定より広い場所を貸して下さったということで、「お客様が集まらなかったらどうしよう」と河嶋さんが青ざめているので、最後の頼りで友達にも声かけさせてもらいました。
川勝 恵


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放っておいても湧き出す緑




先日このブログ上でお知らせした、
論楽社でのアーサー・ビナードさんを囲んでの会の様子が、京都新聞に載りました。私は残念ながら用事があり行けませんでしたが、熱気に満ちた会場の様子が伝わってきます。

アーサー・ビナード.jpg
クリックすると大きく見れます。


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風工房・ローケツ作品


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