ポコの旅日記 2 [2013年09月22日(Sun)]
8月18日(日) 昨夜はペコちゃん・ひげさん(澤畑勉さん)宅でぐっすりと睡眠をとらせてもらい、朝からとても豊かな食事をいただいて(毎回のことですが)、ポンコツ銀河号から、ひげさんのワゴン車に乗り換えて、ペコ、優希ちゃんと共に栃木県高根沢町の「元気あっぷ村」に向かいました。 photo by saito 2012 5/8 撮影 京都と三陸、1,000kmを越える旅程の中間にある、なくてはならない風の布・パピヨンの<止まり木> 澤畑家 (注釈・斎藤) そこでは、佐々木和也さんとお仲間が、里山再生ワークショップとして、藍を育て、その藍の葉を摘み取って、少量の塩を混ぜて、手で最初は優しく揉みほぐし、徐々に力を込めて揉みほぐして出てくる染液を水に溶かし、その水に、シルクの布を浸して染めるという生葉染めを体験しました。 photo by poko 佐々木和也さんとは今回初めてお会いしたのですが(斎藤洋がfbで繋がってどうしても会いたい人と云っていた)里山再生と子供たちにかける情熱が全身から伝わってくる魅力溢れる人です。ワークショップが終わり、まだ時間に余裕があったので、ぜひ「陽だまり保育園」を見学したいとお願いすると、快く同行してくださいました。 photo by poko その陽だまり保育園。日曜日で園は休みというのに、園児のお父さんやすでに卒園している子供のお父さん達が集っていました。古民家を移築し、それをベースに増築されたなんとも趣のある建築物。玄関を入った大広間の吹き抜けは圧巻です。そしてそこには見覚えのある照明器具が吊るされています。なんと今夜一宿一飯をお願いしている和灯屋(40年以上前に京都で出会い、今は宇都宮で和紙を使った照明器具を創作している彦ちゃんこと鎌田泰二さん)の作品です。正面を見るとステージと呼ばれる大空間。その奥にはベンガラの壁が広がります。その一角に斎藤洋が染めた布で創られた3メートルを超える高さの照明器具が吊るされていました。この地でもまた不思議な縁との出会いがありました。 photo by poko 外に出てみると現在進行中のプロジェクト(竹で下地を編み土壁をつけて自然素材で屋根を葺いた円形の小屋、水路を作るために積まれた小石等々)が全て園児や卒園児の保護者によってつくられています。このような保育園の存在を目の当たりにすると、現在の学校教育の在り方、社会の在り方に疑問を抱かざるを得ません。真に、子供たちの、子供たちの、子供たちのための社会を如何に実現していくかが問われているのだと思います。 宇都宮大学教育学部衣生活環境学研究室 のフェイスブックより 佐々木和也さんとは明日の夜、陸前高田でお会いする約束をして今夜の宿泊先、和灯屋に向かいました。 |