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藍 千里を染める [2013年05月30日(Thu)]


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山崎さんが開墾された、牧草休耕地には藍と亜麻の種がすでに蒔かれ、グングンと発芽してきています。ここでもしょうがいがある人こそできる作業があるのではと。


釜石の山崎耀樹さんから、いつもの味わい深い字、あの釜石なまりの声がそのまま聞こえてきそうな便りが届きました。
山崎さんは普通高校の国語の教師から養護学校に入り、藍作りや、古い長機を見つけ修理し稼働させたり、今でも名作を生み出している穴窯を作ったりと、岩手の養護学校(今は支援学校)の世界で、豊かなクラフトを根付かせた方です。震災後は<岩手湾岸地区障がい者を支援する会>を立ち上げしょうがいのある方たちのために奔走してこられました。。70前にはとても見えない若々しく瑞々しい方です。

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山崎耀樹さん 5月11日

藍の種を、山崎さんに送ってくださった福知山藍同好会から、今度はたくさんの藍の布が届いたということです。やはり山崎さんは根っからの藍好き人間なんですね。文面からは嬉しそうな息遣いが聞こえてくるようです。6月26日に同好会の皆さまが藍まつりをされるとのこと。そこに、岩手からも出品しませんか?とのお誘いがあったとのことです。また昨年、新潟・十日町の素材展で出会った、苧麻(からむし)作りに人生を賭けている村山好明さんからはその苗株を大槌町の畑に植えるべく、やってきてくださるとの嬉しい知らせもあったとのことです。

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開墾された畑の横には胡桃の林が。
バスケタリーや染料の素材として頂けるのではと・・
春雨に煙る後ろ姿はポコ


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近くには楮(こうぞ)や桑畑が残っていて、
山崎さんは復活させようとしています。

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何かとても豊かなものを感じるのは、藍や亜麻・苧麻、楮や桑などの植物、それを育む土、太陽、そぼ降る慈雨、そしてそこに生きようとする人間・・という、なんともいえない<まあるい連環>のせいかもしれません。



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安曇野・穂高 碌山美術館  5月29日朝



もうひとつ報告です。信州白馬のギャラリー<森と人>での作品展の展示をしてきました。昨日の早朝4:30に出て、今朝の3:30に帰還するという強行スケジュール。
それを支えてくれたのは今回も、<運転するよ>と言ってくれたポコでした。

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白馬に行く前に久しぶりに碌山美術館に立ち寄りました。
温かで静謐な時間がありました。


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<森と人>にはゆいとりの会との共同作品や草木染のショールなどが並びました。

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田老・ゆいとりの会の人たちの手によるチュニック・ワンピースの晴舞台


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ウールモスリンに染めたのは 田野畑村・ハックの家のマリーゴールド 山形の木村美紀さんから頂いたラベンダー 薄く重ねた茜 そしてログウッドでポイントの濃色を