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リレーハンスト [2013年05月22日(Wed)]

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サイカチの木 実は振るとカサカサと鈴やかな音 その実一つで昔は着物一反を洗える<洗剤>として重宝していたとか 5月11日 大槌町


日本国憲法 前文   南風椎 訳


私たち日本人は
正しく選ばれた
国会の代表者たちをとおして
行動します。


私たち日本人は
すべての国々との
平和的な協力によってえられる実りと
この国土いっぱいに
自由がもたらしてくれた恵みを
かたく守っていくことを決心しました。
私たち自身と子孫たちのために。


私たち日本人は
政府によっておこされる戦争の恐怖を
もう二度と
私たちのところにやってこさせないことを
決意しました。


私たち日本人は
人々こそが最高の力をもつことを
宣言します。


そして私たち日本人は
揺るぎない意志で
この憲法を制定します。


政府は
人々の神聖な信頼によるものです。
その権威は人々から出され
その力は人々の代表者たちによって行使され
その利益は人々によって楽しまれます。


これは人類すべてがもつ原則であり
この憲法は
その原則にもとづいています。
私たちはこれに反する
どのような憲法
どのような法令
どのような詔勅も排除します。


私たち日本人は
永遠の平和を願います。


私たち日本人は
人と人との友好関係を支配している
高い理想を
心から自覚します。


私たち日本人は
平和を愛する世界の人々の
正義と信念を信じて
私たちの安全と存続を
守っていくことを決めました。


平和を守り
専制政治や奴隷制、圧制や偏狭を
地球から永久に追放しようとしている国際社会で
私たちは
誇り高い地位を占めたいと願っています。


世界中の人々が
恐怖も欠乏もない
平和な暮らしをする権利を持っているということを
私たちは認識しています。


どのような国でも
自分の国のことだけを考えてはいけない、という
政治道徳の法則は
誰にもどこにでも通用するものだと
私たちは信じています。


自分の国の主権を保ち
他の国々と対等な関係をもとうとする
すべての国にとって
この法則に従うことは義務なのだと
私たちは信じています。


私たち日本人は
国の名誉にかけ
全力をあげて
これらの高い理想と目的を
達成することを誓います。




1994年に上梓した『日本国憲法 前文』(三五館)の全文です。
70年代にヒッピー学生だったぼくがシカゴの書店で、日本を紹介している分厚い本を読んでいたとき、はじめて『前文』の英語原文を読みました。
それまで日本語では読んだことはあったのですが、難しい言葉遣いだったせいか、正直言ってよくわかっていませんでした。ところが英語による『前文』は、びんびんと心に届いてきました。
(まるで『イマジン』みたいな文だな)と思いながら、書店の床に座って読んだ記憶があります。そのころ、ジョン・レノンの『イマジン』は60年代の闘いの日々に疲れた人たちの気持ちを癒してくれているかのように、ラジオからよく流れていました。

それから20年たって、英文原文を翻訳して出版するチャンスが訪れました。
それが上の文です。原文はワンセンテンスが長すぎるものがいくつもあったので、センテンスを短く区切って訳していますが、意味は変わっていません。
日の出、落雷、蜃気楼、噴火、桜吹雪、富士の彩雲など、日本の美しい自然現象の写真をそえて編集しました。

2010年、憲法記念日前日に。


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慈雨に煙る胡桃の樹 5月11日 大槌町


3人のこどもの母である若き友人から、この文章を受け取りました。
国債を大量に垂れ流し、未来のこどもたちにその借金を積み上げ、福島を中心にあれだけの大地、海、空への汚染を重ねている状況のただなか、原発の輸出を推し進め、目先の<金>を得るために、熱狂している市場。訳のわからないようなその熱狂の中、改憲の流れが現実味を帯びてきた今、大人の責任において、もう一度日本国憲法に対して行かなければと思う。

改憲を叫ぶ人たちに対する私の考えは、次の機会に述べることにして、このような、文章に読み直してゆくことの新鮮さを、彼女からリレーしたく思います。

今日(24日)一日、2日前の仲間のポコに引き継ぎ 脱原発ハンガーストライキ 〜子どもたちの、子どもたちの、子どもたちのために〜 行います。
一日何も食べないことにより、とても大切なことに気付くと、あかんたれの私は感じています。




ちいおばさん [2013年05月22日(Wed)]

5月10日、信州の友人、一人人形芝居がらくた座ちいおばさんこと、木島知草さんの、念願の大船渡保育園での公演がありました。エイズ・メモリアル・キルトを通じて出会ってから23年、私の何か根拠のようなところに何時もちいちゃんがいます。<こどもとゆく>人です。

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さかみちをのぼって あのくもをつかもう
さかみちをのぼって かぜのおかひだまり
さかみちをのぼって だきしめるあおぞら
覚和歌子作詞 さかみちをのぼって より


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ふるさとはここだけ ほかのどこでもないから
覚和歌子作詞 坂道の歌 より


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こどものひとみに こどものてに こどものこえに わきあがるちから

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おとなのなかに すむこどもが わきあがってくる
  

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ちいちゃんとピヨロンロン、今日3か所での公演を終わり、陸前高田の仮設へ。このあと二回の集いがある。どうか、身体ヘマしないように行こうね。