リレーハンスト [2012年09月23日(Sun)]
大船渡の空 9/12 17:50 明日24日、8回目のリレーハンストを連れ合いといたします。 前回からあまり間が空いていませんが、このところリレーする人が少なくなってきていて、数日前に「24日募集中」との通信が被災地NGO恊働センターより入りました。 これだけ続けていると「大変やなー」とか、「あまりストイックになったらあかん」などと思っている方もあるかと思います。ところが二人ともこのハンストに、体が慣れてきたような気もしています。体調も悪くなるどころか、逆にすっきりと整ってきているようです。普通の生活の中ですることですから、大変なことだとは思いますが、あまり大上段に構えてはしたくありません。 一日だけのハンストの意味は、やはり原発再稼働阻止の意思表示を、持続的に社会に向けてすると同時に、自らのその行為の根拠を深めるという意味合いがあるように思います。そして、今だお会いしたことのないバトンを渡しあう人たちの存在は、独りよがりになりがちな「凡夫」としての私を対象化してくれ、その方たちと社会的に連なっているという感覚があります。その先には衆生(生命のあるものすべて)への共感が広がっているようにも… Santa Fe 1 ’12 7月 水以外、何も身体に入れないという行為は、異常なことかもしれませんが、世界のかなり多くの地で、その日の食事を取ることのできない人はものすごくたくさんおられると思います。私たちが住むこの国でも少なからずおられるのではないでしょうか。ハンストはやはり腹が減ります。そんなときテレビなどから流れてくる情報の中で、何と食べ物関係の多いことか、いやというほど気付きます。若いタレントがこれでもかと食いまくる番組が人気のようですが、やはり飽食も極まってきているのではないか。そのようなことがリアルに身体で感じます。 また、私の生業の染物についても、以前お伝えしましたが、そこで使ってきた染料や薬品が、ハンストを重ねるごとに身体に違和感を覚えるようになってきました。(それは以前から少しずつ感じて来ていたことではありますが、もっと明確に自覚するようになりました)こどもが飲んでも大丈夫な色(草木)を使っていこうと方向転換したのも、このハンストの大きな影響です。 11月には東京で脱原発への意思表示をする百万人集会が計画されています。来たるべき総選挙に向けて、一人一人がそれぞれの思いを表してゆく行動でもあると思います。 このリレーハンストも、その行動とも連動する、自らの生活の場でのささやかな、しかし精一杯の意思表示だと思っています。 Santa Fe 2 ’12 7月 |